医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 中外製薬・日本イーライリリー、閉経後骨粗鬆症治療薬「エビスタ錠60mg」に関する販売提携終了

中外製薬・日本イーライリリー、閉経後骨粗鬆症治療薬「エビスタ錠60mg」に関する販売提携終了

読了時間:約 1分3秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年11月08日 PM05:13

協力してスムーズな移管を推進

日本イーライリリー株式会社(以下、日本イーライリリー)および中外製薬株式会社(以下、)は、閉経後骨粗鬆症治療薬「エビスタ®錠60mg」(一般名:ラロキシフェン塩酸塩、以下、)に関する販売提携を、2012年12月31日をもって終了することをあきらかにした。

(この画像はイメージです)

これにより、2013年1月から国内では日本イーライリリーが「エビスタ」の販売・流通を単独で行うこととなる。

両社は、1995年12月に「エビスタ」の共同開発・販売契約を締結、両社で同剤の開発を行ってきた。

骨粗鬆症治療剤「エビスタ®錠60mg」の概要

承 認 2004年1月29日
発 売 2004年5月12日
効能・効果 閉経後骨粗鬆症
用法・用量 通常、ラロキシフェン塩酸塩として、1日1回60mgを経口投与。
薬理作用
選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM:Selective Estrogen Receptor Modulator)のひとつで、エストロゲン受容体と結合することで骨吸収を抑制します。
薬価 60mg 1錠 122.6円

(中外製薬ニュースリリースより引用)

海外での使用状況としては、1998年1月に米国で閉経後骨粗鬆症予防薬として発売され、その後、1999年に閉経後骨粗鬆症治療薬の適応症を取得。

現在、世界約100か国で閉経後骨粗鬆症治療薬、予防薬として承認されている(日本では、閉経後骨粗鬆症の治療剤としてのみ) 。

日本イーライリリーと中外製薬は、協力してスムーズな移管を推進するということだ。

▼外部リンク

中外製薬ニュースリリース
http://www.chugai-pharm.co.jp/hc/ss/news/detail/

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 大腸内視鏡前の排便性状をAIで判定するアプリ「ナースコープ」を開発-国がんほか
  • ヒフデュラ、慢性炎症性脱髄性多発根神経炎で適応追加申請-アルジェニクス
  • アレセンサ、ALK陽性早期非小細胞肺がん初の術後補助療法でFDA承認-中外
  • 全身型重症筋無力症治療薬ヒフデュラ配合皮下注を発売-アルジェニクス
  • バビースモ、網膜色素線条P3試験で主要評価項目達成-中外