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近畿大学、ワンステップ、患者が開発計画を提案-タグリッソの医師治験開始へ

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2020年07月15日 AM10:15

近畿大学医学部腫瘍内科と肺癌患者の会「ワンステップ」は、肺癌を対象としたEGFR変異阻害剤「」(国内製品名:)の医師主導治験を8月に開始する。治療効果が見込まれるにも関わらず、一部の肺癌患者でオシメルチニブが適応外となっている現状を受け、肺癌患者が開発計画を提案した。企業の開発戦略に基づいて実施される治験とは異なり、患者会と研究者がオシメルチニブを販売するアストラゼネカに交渉して実現させた患者提案型医師主導治験となる。70症例を組み入れ、試験期間は4年間を予定する。

オシメルチニブの治験は、患者からの提案によって実施されるもので、医師が全責任を負い、患者も被験者募集などに協力する。AZがオシメルチニブの提供のほか試験費用の全額を支援する。

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