医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【東京理科大薬学部】クオールでの薬局実習を辞退-「教育の観点から不適切」

【東京理科大薬学部】クオールでの薬局実習を辞退-「教育の観点から不適切」

読了時間:約 2分12秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年05月10日 AM10:30


■不正受け決断、代替施設へ

東京理科大学薬学部は、8日から始まった2017年度の薬局実務実習で、大手チェーン薬局のクオールに実習施設が決まっていた学生の派遣を辞退した。保険調剤に関する診療報酬の付け替え請求を行っていた不正行為の発覚を受けた措置で、薬学教育の観点から学生を派遣することは不適切と判断した。クオールで実習予定だった学生については、同じ地域の代替薬局を確保している。実務実習を担当する薬物治療学教室の青山隆夫教授は、「教育現場からも厳しい視線で見られていることを理解してほしい」と話している。

17年度の実務実習日程は、第I期が今月8日から7月23日、第II期が9月4日から11月19日、第III期が来年1月9日から3月26日と決まっている。東京理科大薬学部でも95人の実習を予定しており、そのうち薬局実習でクオールに派遣する学生は第I期3人、第II期2人の計5人が決まっていた。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論