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EWMA 2013におけるシスタジェニックス社のシンポジウムで発表予定の新エビデンスは、EPAが皮膚移植失敗の予測に極めて有効であることを証明

2013年05月02日 PM07:10
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英ガトウィック

(ビジネスワイヤ)– プロテアーゼ活性上昇EPA)と皮膚移植失敗の相関関係を初めて証明した研究が最近完了し、2013年5月に欧州創傷管理学会(EWMA)会議で結果が発表される予定です。発表者は今回の試験で治験責任医師を務め、論文を執筆した仏ナント大学病院形成再建・整容外科部長のFranck Duteille教授(MD)です。EPAの有無は、世界初のポイントオブケア創傷診断検査製品WOUNDCHEK™ Protease Statusを使用して判定しました。

自家移植片とヒト皮膚等価物のいずれについても、EPAが皮膚移植片の生着に悪影響をもたらすと臨床医らは久しく疑ってきました。そのことは、この問題に関して最近発表されたコンセンサスペーパーに表れています。「EPAは移植失敗の一因である可能性が示されているため、手術の成功率向上を目的に、皮膚移植に先立ち、ポイントオブケアのプロテアーゼ活性検査を利用できるかもしれません。」1

シスタジェニックス社がスポンサーとなり、Dr. Severin Läuchliが議長を務めるシンポジウムで、Duteille教授は患者30人を対象とした分層皮膚移植術(STSG) の研究で得たデータを初めて発表する予定です。データはプロテアーゼ活性上昇(EPA)と皮膚移植失敗の相関関係を証明するものです。創傷すべてについて、皮膚移植に先立ちWOUNDCHEK™ Protease Statusを使用してEPA検査を行い、その後の生着率を記録・分析しました。さらに移植失敗の臨床的・経済的影響も検討・記録しています。

シスタジェニックス社グローバルマーケティング担当バイスプレジデントのパオロ・ディ・ビンセンゾは、次のように述べています。「この新しいエビデンスは真のブレークスルーであり、この用途におけるWOUNDCHEK™ Protease Statusの有用性を証明し、皮膚移植術の実施に携わる臨床医に対し、決定的に重要な情報を提供します。皮膚移植は1件ごとに最大6000ユーロのコストがかかり2、自家移植は患者にとってドナー部位という形ですべて二次創傷をもたらすため、移植失敗のコストは金銭面および人体への影響面のいずれでも高いものとなります。」

シスタジェニックス社のメディカルディレクターであるロブ・スナイダー医師は、次のように述べています。「皮膚移植術に先立ち、WOUNDCHEK™ Protease Statusをルーチン検査で利用することの臨床的・経済的利点は、大きなものです。所要時間15分、費用30ユーロ以下のポイントオブケア検査ですが、何千ユーロもコストがかかり、患者に不要な不快感と疼痛をもたらす移植失敗を防ぐことに貢献する可能性があります。創傷ケアにおけるポイントオブケア診断検査の導入については、その利点を示すエビデンスが次々に出てきています。それゆえに、この分野における世界一流の専門家の多くが、WOUNDCHEK™ Protease Statusが最近40年間の創傷治療において最も感銘深い進展であるという点に同意しています。」

ジョンソン・エンド・ジョンソンのプロフェッショナルウンドケア事業の買収を受けて2008年に創設されたシスタジェニックス社は、創傷治療に100%専心する企業として、先進的な創傷診断・治療ソリューションを開発・販売するとともに、毎月世界各国に2000万個を超える先進的創傷被覆材を供給しています。

現在のところ、WOUNDCHEK™ Protease Statusは米国市場における販売についてFDAから承認されていません。

– 以上 –

1. Die Rolle eines Proteasen Schnelltests in der Wunddiagnostik. (2012) Wund Management.

2. DRG case value (J08B) = cost weight (1,979) x base rate (2.991,53 € BBFW2012) (Germany)

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