医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

日本の薬価・保険収載制度における最近の動向に対するBIOの声明

2016年11月25日 PM09:53
このエントリーをはてなブックマークに追加


 

ワシントン

(ビジネスワイヤ) — バイオテクノロジーイノベーション協会(BIO)国際業務担当シニアバイスプレジデントのジョセフ・デーモンドは、日本の薬価・保険収載制度における最近の動向に対し、以下の声明を発表しました。

「BIOは、世界30カ国以上のあらゆる規模の学術機関、新興企業、バイオ医薬品企業を含むバイオテクノロジーイノベーターを代表する世界最大の組織として、日本の薬価・保険収載制度における最近の動向を残念に思います。それは予測可能性を低下させ、イノベーターにとってリスクを高めるものです。

BIOは近年、新薬に対する規制制度を改善し、またバイオテクノロジーの研究・開発・イノベーションのための環境を改善した日本の施策を称賛してきました。そのため、革新的な医薬品の価格を変更するという場当たり的な決定の最近の事例は失望させるものであり、予測可能で比較的安定したルールに基づく既存の制度を弱体化させるものです。BIOはこのような決定の原因となっている財政的圧力を理解しますが、この種の問題は全体を見据えて熟議を尽くす方法で対処し、決定による意図しない影響で患者が被害を受けないようにすべきであり、バイオ医薬品研究に対する動機付けを強化するために日本がこれまでに行ってきたことを台無しにしてはならないと考えます。

BIOは日本の他の利害関係者とともに、公衆衛生と革新的な医薬品へのアクセスを促進する政策の策定に役立つとともに、日本におけるバイオ医薬品のイノベーションを前進させるために、日本政府と協力する用意があります。」

BIOについて

BIOは米国、その他30カ国以上のバイオテクノロジー企業、学術機関、国立バイオテクノロジーセンター、関連組織を代表する世界最大の産業団体です。BIOの加盟団体はヘルスケア、農業、産業、環境バイオテクノロジーの各分野で革新的な製品の研究開発に携わっています。またBIOは、バイオテクノロジー業界の集会として世界最大のBIOインターナショナル・コンベンションや、世界各国で開催される業界有数の投資家向けミーティングやパートナリングミーティングも開催しています。BIOtechNOWは「世界を変革するイノベーションを記録するBIOのブログで、BIOニュースレターは当組織が隔週発行する電子メールニュースレターです。BIOニュースレターをご購読ください

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

businesswire.comでソースバージョンを見る:http://www.businesswire.com/news/home/20161125005172/ja/

CONTACT

Biotechnology Innovation Organization
George Goodno, 202-962-6660
Web:
www.bio.org
Blog:
www.biotech-now.org
Twitter:
@IAmBiotech

同じカテゴリーの記事 

  • ENHERTU® Demonstrated Statistically Significant and Clinically Meaningful Improvement in Progression-Free Survival in HR Positive, HER2 Low Metastatic Breast Cancer Following One or More Lines of Endocrine Therapy in DESTINY-Breast06 Phase 3 Trial
  • PROTEINA Initiates Global Clinical Validation Project with Emory University School of Medicine, USA
  • AriBio 获得欧洲药品管理局对AR1001治疗阿尔茨海默病3期临床试验(POLARIS-AD)的授权
  • AriBio Receives EMA Phase 3 Clinical Trial Authorisation for AR1001 in Treatment of Alzheimer’s Disease (POLARIS-AD)
  • ReNAgadeセラピューティクス、GanNA Bioと糖鎖生物学に対するコミットメントを継続