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武田薬品工業:  2023年度上期業績を公表 - 通期業績予想を修正、マネジメントガイダンスの達成に向けて順調に推移

2023年10月26日 PM03:00
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大阪

(ビジネスワイヤ) — 武田薬品工業株式会社(TOKYO:4502/NYSE:TAK)は、本日、2023年度上期(2023年4月1日~2023年9月30日)の業績を公表しましたのでお知らせします。当社は、財務ベースおよびCoreの通期業績予想を修正し、CERベースでのCore増減率を指標とする通期マネジメントガイダンスを維持します。

当社代表取締役社長CEOのクリストフ・ウェバー(Christophe Weber)は次のように述べています。
「当社は、革新的な医薬品を創出し、患者さんにお届けするというビジョンの実現に向け、いまだ有効な治療法が確立されていない疾患に対するニーズに対応し、患者さんの治療結果と生活の質を向上させる新たな治療選択肢を提供するため、上期に取り組みをさらに推し進めました。当社のパイプラインは強固であり、下期にはTAK-755、フルキンチニブ、TAK-721など米国で最大3つの新薬承認を取得する可能性があり、多くの重要なマイルストンが見込まれます。
EXKIVITY®やアロフィセル®の開発の後退は、研究開発に内在するリスクを浮き彫りにし、2023年度第2四半期の財務ベースの利益に影響を及ぼしました。しかしこれらは当社が近い将来、成長軌道へと回帰するための戦略を妨げるものではなく、また事業の長期的な力強さに対する我々の自信を揺るがすものではありません。」

当社チーフ フィナンシャル オフィサーのコスタ・サルコウス(Costa Saroukos)は次のように述べています。
「為替前提および想定税率の変更を反映し、売上収益およびCore EPSの通期予想を上方修正する一方、第2四半期に計上した大きなノン・コアの項目に関する要因を反映し、財務ベースでの営業利益およびEPSの通期予想を下方修正しました。本事象は、事業の本来の勢いを反映するものではなく、CERベースでのCore増減率を指標とする通期マネジメントガイダンスの達成に向け引き続き順調に進んでいます。成長製品・新製品は引き続き好調で、上期はCERベースで+13%成長し売上収益全体の42%を占めています。
上期のCore売上収益およびCoreベースの利益は、主に今年度直面している後発品参入の影響により一時的な逆風を受けましたが、成長製品・新製品が近い将来、売上収益・利益の成長への回帰を牽引すると確信しています。」

財務ハイライト

2023年度上期連結業績

 

(億円、EPSを除く)

財務ベース

 

CORE (c)
(IFRSに非準拠)(a)

 

2023年度

上期

対前年度
(AERベース
の増減率)

2023年度

上期

対前年度

(AERベース
の増減率)

対前年度

(CERベース
の増減率(d)

売上収益

21,017

+6.4%

21,017

+6.4%

+1.4%

営業利益

1,192

△53.2%

5,888

△5.8%

△9.5%

営業利益率

5.7%

△7.2pp

28.0%

△3.6pp

 

当期利益

414

△75.2%

4,077

△8.7%

△13.8%

EPS(円)

27

△75.4%

261

△9.4%

△14.4%

営業活動による
キャッシュ・フロー

2,913

△4.6%

 

 

フリー・キャッシュ・
フロー(IFRSに非準拠)(a)(b)

△711

 

 

a) 当社のIFRSに準拠しない財務指標のさらなる詳細については当社ホームページをご参照下さい。
https://www.takeda.com/jp/investors/financial-results/quarterly-results/
b)

当社のフリー・キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローから、有形固定資産の取得、無形資産の取得、投資の取得及び即時的または一般的な業務用に使用できないいかなるその他の現金を控除し、有形固定資産の売却による収入、投資や事業の売却による収入、売却による現金及び売却した現金同等物の純額を加算し、調整しています。​

c)

Coreベースの業績は、IFRSに準拠して算出される財務ベースの業績から、無形資産償却費および減損損失、その他の営業収益および営業費用、特定のジョイントベンチャー関連の会計処理の影響、非定常的な事象に基づく影響、企業買収に係る会計処理の影響や買収関連費用など、本業に起因しない(非中核)事象による影響を、各勘定科目に該当する範囲で調整して算出されます。

d)

CER(Constant Exchange Rate:恒常為替レート)ベースの増減は、当期の財務ベースの業績もしくはCore業績について、前年同期に適用した為替レートを用いて換算することにより、前年同期との比較において為替影響を控除するものです。

 
2023年度の見通し

財務ベースおよびCoreの通期業績予想を修正する一方、マネジメントガイダンスを維持

2023年度上期業績を踏まえつつ、下期における想定為替レートの見直しによる影響を反映し、2023年度通期の財務ベースおよびCoreの業績予想を当初の予想から修正しました。

(億円、EPSを除く)

2023年度

当初業績予想
(2023年5月)

 

2023年度

修正業績予想
(2023年10月)

 

2023年度
マネジメントガイダンス
Core増減率(CERベース)(IFRS非準拠)
(2023年5月から修正なし)

売上収益

38,400

39,800

Core売上収益

38,400

39,800

一桁台前半%の減少

財務ベース営業利益

3,490

2,250

 

Core 営業利益

10,150

10,150

10%台前半の減少

当期利益

1,420

930

 

財務ベースEPS (円)

91

59

 

Core EPS (円)

434

447

20%台前半の減少

フリー・キャッシュ・フロー*

4,000‐5,000

4,000‐5,000

 

1株当たりの年間配当(円)

188

188

 

(*) フリー・キャッシュ・フローの予想には、 Nimbus社からのTAK-279の取得(1,341億円)およびHUTCHMED社からのフルキンチニブのライセンス権の取得(551億円)に関連する支出を反映しています。

上期業績に関する情報について
当社の2023年度上期業績ならびに2023年度通期業績予想とマネジメントガイダンスの前提条件を含むその他の財務情報の詳細については、こちらをご覧ください。
https://www.takeda.com/jp/investors/financial-results/quarterly-results/

当社の5つの主要なビジネスエリアに関する業績およびパイプラインのアップデートについては、こちらをご覧ください: https://takeda.info/qr2023_q2_qfr_jp

<武田薬品について>
武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、世界中の人々の健康と、輝かしい未来に貢献することを目指しています。消化器系・炎症性疾患、希少疾患、血漿分画製剤、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、オンコロジー(がん)、ワクチンといった主要な疾患領域および事業分野において、革新的な医薬品の創出に向けて取り組んでいます。パートナーとともに、強固かつ多様なパイプラインを構築することで新たな治療選択肢をお届けし、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。武田薬品は、日本に本社を置き、自らの企業理念に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。2世紀以上にわたり形作られてきた価値観に基づき、社会における存在意義(パーパス)を果たすため、約80の国と地域で活動しています。

詳細については、https://www.takeda.com/jp/をご覧ください。

<重要な注意事項>
本注意事項において、「ニュースリリース」とは、本ニュースリリースにおいて武田薬品工業株式会社(以下、「武田薬品」)によって説明又は配布された本書類、並びに一切の口頭のプレゼンテーション、質疑応答及び書面又は口頭の資料を意味します。本ニュースリリース(それに関する口頭の説明及び質疑応答を含みます)は、いかなる法域においても、いかなる有価証券の購入、取得、申込み、交換、売却その他の処分の提案、案内若しくは勧誘又はいかなる投票若しくは承認の勧誘のいずれの一部を構成、表明又は形成するものではなく、またこれを行うことを意図しておりません。本ニュースリリースにより株式又は有価証券の募集を公に行うものではありません。米国 1933 年証券法に基づく登録又は登録免除の要件に従い行うものを除き、米国において有価証券の募集は行われません。本ニュースリリースは、(投資、取得、処分その他の取引の検討のためではなく)情報提供のみを目的として受領者により使用されるという条件の下で(受領者に対して提供される追加情報と共に)提供されております。当該制限を遵守しなかった場合には、適用のある証券法違反となる可能性がございます。

武田薬品が直接的に、又は間接的に投資している会社は別々の会社になります。本ニュースリリースにおいて、「武田薬品」という用語は、武田薬品及びその子会社全般を参照するものとして便宜上使われていることがあり得ます。同様に、「当社(we、usおよびour)」という用語は、子会社全般又はそこで勤務する者を参照していることもあり得ます。これらの用語は、特定の会社を明らかにすることが有益な目的を与えない場合に用いられることもあり得ます。

本ニュースリリースに記載されている製品名は、武田薬品または各所有者の商標または登録商標です。

<将来に関する見通し情報>
本ニュースリリース及び本ニュースリリースに関して配布された資料には、武田薬品の見積もり、予測、目標及び計画を含む当社の将来の事業、将来のポジション及び業績に関する将来見通し情報、理念又は見解が含まれています。将来見通し情報は、「目標にする(targets)」、「計画する(plans)」、「信じる(believes)」、「望む(hopes)」、「継続する(continues)」、「期待する(expects)」、「めざす(aims)」、「意図する(intends)」、「確実にする(ensures)」、「だろう(will)」、「かもしれない(may)」、「すべきであろう(should)」、「であろう(would)」「かもしれない(could)」、「予想される(anticipates)」、「見込む(estimates)」、「予想する(projects)」などの用語、若しくは同様の表現又はそれらの否定表現を含むことが多いですが、それに限られるものではございません。これら将来見通し情報は、多くの重要な要因に関する前提に基づいており、実際の結果は、将来見通し情報において明示又は暗示された将来の結果とは大きく異なる可能性があります。その重要な要因には、日本及び米国の一般的な経済条件を含む武田薬品のグローバルな事業を取り巻く経済状況、競合製品の出現と開発、世界的な医療制度改革を含む関連法規の変更、臨床的成功及び規制当局による判断とその時期の不確実性を含む新製品開発に内在する困難、新製品及び既存製品の商業的成功の不確実性、製造における困難又は遅延、金利及び為替の変動、市場で販売された製品又は候補製品の安全性又は有効性に関するクレーム又は懸念、新規コロナウイルス・パンデミックのような健康危機が、武田薬品が事業を行う国の政府を含む武田薬品とその顧客及び供給業者又は武田薬品の事業の他の側面に及ぼす影響、買収対象企業とのPMI(買収後の統合活動)の時期及び影響、武田薬品の事業にとっての非中核資産を売却する能力及びかかる資産売却のタイミング、当社による省エネルギーへの取り組み及び将来の再生可能エネルギー又は低炭素エネルギー技術の発展による当社の温室効果ガス排出量の削減の程度、武田薬品のウェブサイト(https://www.takeda.com/jp/investors/sec-filings-and-security-reports/)又はwww.sec.govにおいて閲覧可能な米国証券取引委員会に提出したForm 20-Fによる最新の年次報告書並びに武田薬品の他の報告書において特定されたその他の要因が含まれます。武田薬品は、法律や証券取引所の規則により要請される場合を除き、本ニュースリリースに含まれる、又は当社が提示するいかなる将来見通し情報を更新する義務を負うものではありません。過去の実績は将来の経営結果の指針とはならず、また、本ニュースリリースにおける武田薬品の経営結果及び情報は武田薬品の将来の経営結果を示すものではなく、その予測、予想、保証又は見積もりではありません。

<財務情報及び国際会計基準に準拠しない財務指標>
武田薬品の財務諸表は、国際会計基準(以下、「IFRS」)に基づいて作成されております。

本ニュースリリース及び本ニュースリリースに関して配布された資料には、Core売上収益、Core営業利益、Core当期利益、Core EPS、CER(Constant Exchange Rate:恒常為替レート)ベースの増減、純有利子負債、EBITDA、調整後EBITDA、フリー・キャッシュ・フローのように、IFRSに準拠しない財務指標が含まれています。当社経営陣は業績評価並びに経営及び投資判断を、IFRS及び本ニュースリリースに含まれるIFRSに準拠しない財務指標に基づいて行っています。IFRSに準拠しない財務指標においては、最も良く対応するIFRS財務指標では含まれることとなる、又は異なる数値となる一定の利益、コストおよびキャッシュ・フロー項目を除外しております。IFRSに準拠しない財務指標を提供することで、当社経営陣は、投資家の皆様に対し、武田薬品の経営状況及びCore業績の更なる分析のための為替変動の影響を含む付加的な情報を提供したいと考えております。IFRSに準拠しない財務指標は、IFRSに準拠するものではなく、付加的なものであり、また、IFRSに準拠する財務指標に代替するものではありません(IFRSに準拠する財務指標を「財務ベース」指標として参照している場合があります)。投資家の皆様におかれましては、IFRSに準拠しない財務指標につき、その定義と、これらに最も良く対応するIFRS準拠財務指標との調整表をご参照くださいますようお願い申しあげます。当社のIFRSに準拠しない財務指標に関する詳細及びこれらに最も良く対応するIFRS準拠財務指標については、当社の2023年度第2四半期決算説明会プレゼンテーション資料(https://www.takeda.com/jp/investors/financial-results/quarterly-results/)の末尾にあるappendixをご参照ください。

医療情報
本ニュースリリースには、製品についての情報が含まれておりますが、それらの製品は、すべての国で発売されているものではなく、国によって異なる商標、効能、用量等で販売されている場合もあります。ここに記載されている情報は、開発品を含むいかなる医療用医薬品の効能を勧誘、宣伝又は広告するものではありません。

タケダの成長製品・新製品の定義については当社の2023年度第2四半期決算説明会プレゼンテーション資料(https://www.takeda.com/jp/investors/financial-results/quarterly-results/)のスライド19をご参照ください。

businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20231025716562/ja/

CONTACT

<問い合わせ先>

<投資家関係問い合わせ先>

Christopher O’Reilly

クリストファー・オライリー

Christopher.oreilly@takeda.com

+81 (0) 3-3278-2543

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完戸(シシド) 綾

aya.shishido@takeda.com

+81 (0) 70-2819-9041

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