厚生労働省は、直近1カ月間の抗インフルエンザウイルス薬の供給状況を公表した。2024年12月16日から1月12日における通常流通用の抗インフル薬の供給状況などを示したもので、現在メーカーと医薬品卸売業者で約1110万人分を保有している。
卸から医療機関・薬局への供給量は、計1072万8000人分となった。内訳はゾフルーザ305万人分、オセルタミビル「サワイ」272万2000人分、イナビル259万8000人分、タミフル152万4000人分、オセルタミビル錠「トーワ」47万1000人分、リレンザ22万7000人分、ラピアクタ13万6000人分だった。
12日時点のメーカーと卸における抗インフル薬の保有量は計1110万人分で、イナビル496万人分、タミフル242万人分、リレンザ127万人分、ゾフルーザ106万人分、オセルタミビル「サワイ」86万人分、オセルタミビル錠「トーワ」41万人分、ラピアクタ12万人分としている。
抗インフル薬をめぐっては、インフルエンザの全国的な流行でタミフルドライシロップを中心に品薄状態にあり、厚労省が医療機関や薬局に過剰な発注を控えるよう要請している。