医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【薬価部会】自己負担見直しの議論を-長期収載品めぐり支払側

【薬価部会】自己負担見直しの議論を-長期収載品めぐり支払側

読了時間:約 1分41秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2023年08月04日 AM10:35

中央社会保険医療協議会薬価専門部会は2日、2024年度薬価制度改革に向け、長期収載品や後発品の価格のあり方をめぐり議論した。長期収載品については骨太の方針で「自己負担のあり方の見直し」が言及されたため、支払側委員からは「長期収載品依存から高い創薬力を持つ産業構造に転換するため、給付と負担のあり方について制度的な議論を進めていくべき」との声が出た。

支払側の松本真人委員(健康保険組合連合会理事)は、「後発品の使用が当たり前になり、長期収載品等の負担のあり方について議論できる状況になっている」と指摘。「患者の事情には配慮する必要はあるが、医療財政の持続的可能性の観点からも薬剤費負担のあり方にメリハリをきかせることは極めて重要であり、給付と負担のあり方について制度的な議論を進めていくべき」と語った。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論