医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【旭川医大病院薬剤部】調剤インシデントが半減-医療安全前提に機器導入

【旭川医大病院薬剤部】調剤インシデントが半減-医療安全前提に機器導入

読了時間:約 2分7秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2023年05月29日 PM12:05

北海道薬学大会が21日に札幌市内で開かれ、シンポジウムで病院薬剤師から非薬剤師へのタスクシフトや薬剤師業務の機械化に関する取り組みが示された。旭川医科大学附属病院薬剤部の山本譲副薬剤部長は、調剤機器の導入によって調剤インシデント件数が導入後に約半数まで減少し、「薬剤名称」「規格・剤形」のヒヤリハット事例も有意に減少したと報告した。山本氏は、「医療安全向上を最優先することで最終的に薬剤部のマンパワーや時間の創出につながる」と説明した。

山本氏

同院の2021年度月平均処方箋枚数は、外来が約870枚で医薬分業率は約95%、入院は約9000枚。1日当たり300~400枚を処理している。こうした中で20年ぶりに調剤機器の更新を行うことになった。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【厚労省】29年度末65%以上を新目標-後発品の金額シェア設定
  • 【厚労省】卸・薬局に早期発注要請-物流2024年問題で通知
  • 【厚労省検討会議】PPIのOTC化へ前進-否決から6年ぶり議論再開
  • 【厚労省】安定供給情報の公表指針案-共同開発先公表など要求
  • 【厚労省小委】平時から体制整備必要-インフル計画改定で