医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【感染症学会が提言】抗インフル薬「ゾフルーザ」、12歳未満には慎重投与を

【感染症学会が提言】抗インフル薬「ゾフルーザ」、12歳未満には慎重投与を

読了時間:約 1分31秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2019年10月28日 AM10:30


■低感受性ウイルス出現で

日本感染症学会は24日、抗インフルエンザ薬「」(一般名:)について、12歳未満の小児に対する単独投与では低感受性ウイルスの出現頻度が高いことを考慮し、「慎重投与を検討すべき」との提言を発表した。免疫不全患者や重症患者に対しては「単独での積極的な投与を推奨しない」との見解を示した一方、12~19歳と成人には「臨床データが乏しく、現時点で単独投与の推奨か非推奨を決められない」と結論を先送りした。

ゾフルーザは昨年3月に塩野義製薬が発売したキャップ依存性エンドヌクレアーゼを阻害する新たな作用機序を持つ抗インフルエンザ薬。臨床例から検出されたウイルスでアミノ酸変異が認められ、ゾフルーザが効かない低感受性ウイルスが報告されるようになった。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【小林製薬】小林社長・会長が引責辞任-紅麹問題で経営責任明確化
  • 【アマゾン】アマゾンファーマシー開始-大手薬局チェーン9社が参加
  • 【青森県】癌化学療法の共通TR完成-薬薬連携拡大への布石に
  • 【生物由来技術部会】ハートシート「承認不適切」-きょう24日にも可否審議へ
  • 【日薬 岩月会長】中間年改定、中止か延期か廃止-長期品は丁寧な説明必要