医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【国内製薬大手19年3月期決算】グローバルシフト鮮明に-第一三共除き増収を確保

【国内製薬大手19年3月期決算】グローバルシフト鮮明に-第一三共除き増収を確保

読了時間:約 2分15秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2019年05月17日 PM12:30

国内製薬大手4社の2019年3月期決算が出揃った。第一三共は、主力品の降圧剤「オルメサルタン」の特許切れに直面して減収となったものの、、エーザイの3社は増収で着地した。武田は、シャイアー買収関連費用で大幅減益となったが、3カ月分の旧シャイアー製品売上を計上し、売上高は2兆円を突破。アステラスは抗癌剤「」、エーザイは抗癌剤「レンビマ」が全地域で成長し、主力品がグローバルで拡大。海外展開が加速し、薬価制度の抜本改革でマイナス成長となる国内市場の影響を跳ね返した。今期は武田が巨額の最終赤字を計上し、アステラスが二桁減益となる見通し。

表:国内製薬大手4社の2019年3月期決算

売上高を見ると、武田は3カ月間の旧シャイアー製品が連結対象に加わり前期比19%増の二桁成長。シャイアー製品を含まない決算では、グローバル製品の伸長で1%増となった。医療用医薬品の海外売上収益では5.6ポイント上昇し、75.0%となった。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【行政評価・監視委】20歳以上にも規制強化を-濫用の恐れのある医薬品
  • 【医薬品情報学会】口腔OTCの根拠公表-鎮痛薬服用前後で効果
  • 【茨城県/順天堂大】「茨城県地域枠」で協定締結-在学中に月10万円貸与
  • 【薬事検討会】中等度変更事項を試行導入-報告書案が大筋で了承
  • 【厚労省】29年度末65%以上を新目標-後発品の金額シェア設定