日本薬剤師会の石井甲一副会長は21日、定例記者会見で、政府の規制改革会議が検討する「門内薬局」の問題について、「独立性の規制は重要で、それを撤廃することは時代の逆行だ」と批判。改めて薬局における独立性の意義について理解を求めていく意向を示した。
石井氏は、国民のために薬剤師が医師にきちんと意見を言えるためには規制は必要とし、引き続き独立性の意義について理解を求めていくとした。
また、一部の調剤薬局チェーンが門内薬局を設置するなど、規制撤廃を想定した対応が見られるが、6月の同会議の答申を前に、「足を引っ張る動きはやめてほしい」と述べ、こうした動きを批判した。