医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 厚生労働省、機器・再生医療で組織新設へ―医療機器審査管理室を格上げ

厚生労働省、機器・再生医療で組織新設へ―医療機器審査管理室を格上げ

読了時間:約 1分39秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年09月04日 AM09:45

厚生労働省は、医薬食品局審査管理課の医療機器審査管理室を改組し、課に格上げする。新たな課の名称は、「医療機器・再生医療製品等審査管理課(仮称)」で、医療機器だけでなく、実用化が期待されるiPS細胞を用いた再生医療製品の審査などにも対応する。厚労省は、総務省に組織・定員要求、財務省に人員増に伴う予算要求を行っており、年末の予算編成過程の動向を踏まえつつ、来年4月の設置に向けて、課の設置に必要な政令改正に取りかかる。政府の「日本再興戦略」には、医療機器・再生医療製品の実用化促進や市場規模の拡大などが盛り込まれており、審査の合理化・迅速化は急務となっている。

■新たなポストも設置

医療機器・再生医療製品等審査管理課では、新たにiPS細胞などを使って身体の構造の再建を行う再生医療製品の審査をはじめ、ウイルスに先天的に欠損した遺伝子を保持させ、患者に投与した後に導入遺伝子が発現し、遺伝性疾患の治療効果を見込む遺伝性疾患治療製品などの審査の基準づくりなどを行う方針だ。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【厚労省】チェックリストを改訂-薬局のサイバー攻撃対策
  • 【中医協総会】イミフィンジ約11%下げ-用法用量変化再算定で
  • 【千葉科学大公立化検討会】薬学部に厳しい声相次ぐ-公立化でも学部再編必要
  • 【厚労省】受託者からの再委託は不可-調剤責任は委託薬局に
  • 機能性表示食品をめぐる検討会、サプリにGMP義務化へ‐品質管理「推奨」から強化