医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > eヘルスケアが花粉症の人をリサーチ、3年以内での発症率が大

eヘルスケアが花粉症の人をリサーチ、3年以内での発症率が大

読了時間:約 1分5秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年04月25日 PM05:13

株式会社eヘルスケアが花粉症の人をネット上でリサーチ

日本では最大級である診療所や病院などの検索サイト「病院ナビ」を運営する株式会社eヘルスケアは、花粉症に悩む10代から60代までの、一般人の男女を対象としたリサーチをインターネット上で実施した。実施機関は、今年の3月28日から31日の4日間で、アンケートへの回答者は全国で380人に及んだ。

花粉症の症状が出始めた人、ここ3年以内で急激な増加

10年以前より花粉症をわずらっている人が34%、6年間から10年間以内が15%であるのに対し、今年になってから発症した人は17%と高い割合がみられた。また、ここ3年間の発症率をトータルした場合には38%となり、過去3年間で花粉症に苦しむ人が大幅に増加したことが確認された。

花粉を電子顕微鏡で撮った写真(Wikipediaからの引用)

花粉症への治療と対策、その効果

花粉症への対策や治療に関する調査では、女性の方が男性よりも花粉症対策に取り組んでおり、なかでもマスクの使用が66%と女性陣の対策方法のなかではトップであった。

男女をあわせると、治療として飲み薬を服用するケースが1位となり、点眼液を使用するケースも多く、つづいてマスクの使用や点鼻薬も使用数が多かった。

花粉症対策や治療に関する効果を実感した割合は、対策に積極的な女性よりも、そうではない男性の方が効果を感じた割合が高かった。男女共に、飲み薬の効果を9割の人が感じ、つづいて女性には点眼液の効果が高く、男性はマスクに対し使用効果を感じていた。また、男性は医療機関にかかった後の効果を93%と高く感じていた。(今村香織)

▼外部リンク

eヘルスケア ニュースリリース
http://www.ehealthcare.jp/news/20130413/post2013041310.html

このエントリーをはてなブックマークに追加
TimeLine: ,
 

同じカテゴリーの記事 医療

  • 肝線維化の治療薬候補を同定、iPS細胞から誘導の肝星細胞で-東大ほか
  • 「ストレス造血時」における造血幹細胞の代謝調節を解明-東北大ほか
  • 食道扁平上皮がんで高頻度のNRF2変異、がん化促進の仕組みを解明-東北大ほか
  • 熱中症搬送者、2040年には日本の都市圏で2倍増の可能性-名工大ほか
  • 日本人がアフターコロナでもマスク着用を続けるのは「自分がしたいから」-阪大ほか