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塩野義製薬 糖尿病患者の意識と行動についての調査結果を発表

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2014年02月28日 PM08:00

トータルケアの重要性に着目し実態を調査

塩野義製薬株式会社は2月19日、糖尿病患者を対象とした調査『T-CARE Survey(ティーケア・サーベイ)』の結果を発表した。

この調査は2013年10月に糖尿病患者3,437名を対象に行われたもの。糖尿病という疾患だけでなく、糖尿病をもつ患者へのトータルケアの重要性に着目し、意識と行動の実態を把握することを目的に実施されたという。

(画像はプレスリリースより)

5割以上の人がきちんと治療を続けられていないと回答

厚生労働省が2013年末に発表した調査によると、「糖尿病と強く疑われる者」と「糖尿病の可能性が否定できない者」は合わせて2,050万人にも達している。

しかし、今回の調査では約7割の人が合併症の不安を抱え、5割以上の人が治療を重要だと認識しながらも、きちんと治療を続けられていないという結果になった。

同社は、糖尿病患者が継続的に治療を続けるには、合併症予防やQOLの維持などを念頭においた総合的なケアと、家族や周りの人々のサポートが重要であると述べている。(小林 周)(小林 周)

▼外部リンク

塩野義製薬株式会社 プレスリリース
http://www.shionogi.co.jp/company/news/

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