医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【私立薬大協19年度調査】志願者8万人台に落ち込む-薬学人気のピークアウト鮮明に

【私立薬大協19年度調査】志願者8万人台に落ち込む-薬学人気のピークアウト鮮明に

読了時間:約 2分22秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2019年07月29日 PM12:45

日本私立薬科大学協会がまとめた2019年度の私立薬科大学()入学志願者調査の結果、入学志願者数は8万9156人と前年度に比べて6746人少なく、7年ぶりの8万人台に落ち込んだ。5年連続の減少で、前年度から志願者の減少幅も大きくなっており、薬学人気のピークアウト感が一層鮮明になった格好だ。募集数に対する入試倍率も7.9倍と前年度より低下。高止まりから、なだらかな下落傾向に転じている。ただ、入試倍率には依然として大きな開きが見られ、大学間格差がさらに拡大する情勢となっている(表参照)

調査は、私立薬大協加盟の57校(徳島文理大香川を含む)を対象に実施されたもの。今年度の定員は1万1236人と、前年度の1万1351人から115人減少。6年制学科は1万0571人、4年制学科は665人となった。また、募集数は一般が7091人、推薦が4047人となり、昨年度に比べて一般が減少した一方、推薦は増加し、合計の募集数は1万1138人と昨年度よりわずかに減少した。

志願者数は、一般7万5785人(前年度8万1684人、推薦1万3371人(1万4218人)、合計で8万9156人と、昨年度から6746人と大きく減少した。志願者数は、15年度から減少に転じて以来、7年ぶりの8万人台と9万人を割り込んだ。志願者数の減少傾向が続いており、一時は志願者10万人を超えた薬学人気も、ピークアウト感が一層鮮明になった格好と言える。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【厚労省】ポサコナゾールを禁忌-イグザレルトの添文改訂
  • 【機能性食品検討会】健康被害報告法制化で一致-薬剤師も情報提供者に
  • 「ヒアレインS」第2類に-安全対策調査会で了承
  • 薬局でのRMP活用促進へ-製薬協が日薬と意見交換
  • 【厚労省】来年から新薬承認年7回-部会開催後3週内メドに