医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【財政審が建議】マイナス改定、強く要求-薬価総額の上限設定検討を

【財政審が建議】マイナス改定、強く要求-薬価総額の上限設定検討を

読了時間:約 1分59秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2021年12月08日 AM11:00


■財政審が建議

財政制度等審議会は3日、2022年度予算編成に関する建議をまとめ、鈴木俊一財務相に提出した。診療報酬改定については薬剤費総額が増加しているのを踏まえ、診療報酬本体の「マイナス改定」を続けることなくして医療費の適正化は到底図られないと指摘。薬価総額のマクロ経済スライドの導入も検討しつつ、調整幅の廃止をはじめ聖域ない薬価改定の厳格化に踏み込むべきと提言した。調剤報酬については剤数や日数に比例した調剤料の算定方法の適正化や同一敷地内薬局の調剤基本料、後発品調剤体制加算の見直しなどを求めた。

22年度薬価改定に向けては、毎年薬価改定の実現などもう一段の強力な薬剤費適正化の取り組みが必要と指摘。マイナス改定が続いてきた薬価部分について、既存医薬品の薬価は下がったとしても、薬剤使用量の増加や新規医薬品の保険収載で薬剤費総額が年平均伸び率2%強で増加し、医薬品市場は経済成長率を大きく上回る成長を続けてきたと分析した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【医療機能評価機構】輸液を末梢静脈から誤投与-「中心静脈から」周知促す
  • 【公明党/立憲民主党】GMP認証の義務化求める-機能性表示食品で提言
  • 【厚労省】在宅訪問の駐車許可緩和-緊急時申請負担も軽減
  • 【消費者庁】機能性表示食品で検討会-日薬から富永常務が参加
  • 【腎臓学会など調査】紅麹中止で大半回復-死亡例に既往歴あり