医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 日本医療機能評価機構、後発品知識不足で誤投与―評価機構が報告書

日本医療機能評価機構、後発品知識不足で誤投与―評価機構が報告書

読了時間:約 1分42秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年09月29日 AM09:42


■販売名違いの同成分知らず

日本医療機能評価機構は、今年4月から6月までの医療事故情報等をまとめた報告書を公表した。新たなテーマとして、後発品に関する知識不足により、救急入院時から持続点滴されていた蛋白分解酵素阻害剤の後発品「ナオタミン」と「ナファモスタットメシル酸塩」が同成分と気づかず、点滴漏れによる皮膚の色調変化に対応が遅れた事例等、2件が報告された。

後発品の使用促進策を受け、各医療機関で後発品採用がされる一方、後発品には複数の販売名があったり、薬剤の名称が似ていることから、異なる成分の薬剤を後発品と思い込んでエラーとなった医療事故事例が報告されている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論