シアトル
（ビジネスワイヤ） — 世界大手のバイオ医薬品開発製造受託機関（CDMO）であるAGCバイオロジクスは、コロラド州ロングモントの施設に細胞治療の製造に関するグレードB施設を3つ新設し、製造能力を向上させたと発表しました。
AGCバイオロジクス・ロングモントの施設追加では、2つの「プロセス・スイート」と1つの「フレックス・スイート」が新設され、コロラドにある施設の対応力を拡大しました。今回拡張された3万平方フィートを超える空間には、多品種を扱う隔離部屋を複数配置しています。クリーンルームは最先端のモジュール式デザインで、容量を柔軟に構成でき、最新の細胞治療製造設備はオープン型・クローズ型プロセスに対応しており、自家および同種異系の細胞治療を製造することができます。
新設された3つの細胞治療製造施設は、同社の北米にある拠点の遺伝子・細胞治療サービスのための製造能力を拡大します。これによりAGCバイオロジクス・ロングモントでは、細胞治療に対するエンドツーエンドの開発・製造サービスを1か所で実施できるようになりました。新しい研究所は施設の製造能力を拡大し、施設内の強固なウイルスベクター開発と製造サービスを補完することにより、製品の市場投入に対して1か所で包括的なサービスを提供できる場所を探している開発者に独自のメリットをもたらします。その他の主な特徴としては、初期段階のプロセス開発サポート、商業的な製造、品質管理・分析、充填・最終製剤化サービス、施設内倉庫などがあります。ロングモント・キャンパスの十分なスペースにより、AGCバイオロジクスはさらに9つの細胞治療製造施設を追加し、市場で新たに発生した需要に対応することができます。
「施設にとって、細胞治療の新施設は大きな業績となりました。私たちは、独自の細胞治療サービスを完了させるために最新技術を統合し、人生を変えるような治療を開発する上で最適な環境を作り出しました」と、AGCバイオロジクス・コロラドのゼネラルマネージャーであるホイットニー・サンドバーグは述べています。「これは包括的なウイルスベクター機能を備えるキャンパスを作るための最後のピースであり、北米におけるエンドツーエンドの製造場所を開発者に提供して、あらゆる段階にある製品に必要なことをすべてサポートします。」
AGCバイオロジクスは、2021年8月にロングモント・キャンパスを買収しました。同施設の科学者たちは、20年以上にわたって複雑な細胞治療とウイルスベクター製品・物質に取り組んだ実績を有しています。
AGCバイオロジクスは、エンドツーエンドのグローバルなウイルスベクターと細胞治療の開発、製造、品質管理・規制サービスを提供しています。同社のチームは、欧州と米国で4種類の商用ウイルスベクター製品、3種類の商用細胞治療、および30種類を超える細胞・遺伝子治療の臨床試験をサポートしています。バイオ医薬品開発製造受託機関（CDMO）はグレードCより上の施設を2か所運営しています（ミラノとロングモントに1か所ずつ）。同社は30年超の知識や経験を持つ科学者たちのサポートにより、最新技術とプラットフォームを使用して、成長中の先進治療市場を開拓する支援を行っています。
AGCバイオロジクスは今年、世界で使われている遺伝子・細胞治療サービス「ProntoLVV ™」と「BravoAAV ™」を補完するレンチウイルスベクター製造とアデノ随伴ウイルスベクター製造用の公式な特許プラットフォームを発表しました。
AGCバイオロジクスについて
AGCバイオロジクスは、世界をリードするバイオ医薬品開発製造受託機関（CDMO）として、あらゆる段階でお客様並びにパートナーと連携しながら、最高水準のサービスを提供することに全力を尽くしています。当社が手掛ける世界トップクラスの開発・製造には、哺乳類および微生物ベースの治療用タンパク質、プラスミドDNA（pDNA）、メッセンジャーRNA（mRNA）、ウイルスベクター、遺伝子操作細胞などがあります。米国、欧州、アジアにグローバル・ネットワークを展開するほか、cGMP適合施設を米ワシントン州シアトル、コロラド州ボールダーとロングモント、デンマーク・コペンハーゲン、ドイツ・ハイデルベルク、イタリア・ミラノ、千葉に構え、従業員数は全世界で2,500人を超えています。イノベーションに継続的に取り組むことで、お客様が抱える最も複雑な課題を専門的に解決する想像力が育成されており、優先審査の対象となるプロジェクトや希少疾患分野における専門知識はその最たる例と言えます。パートナーから信頼を寄せられているAGCバイオロジクスの詳細は、www.agcbio.comをご覧ください。
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AGC Biologics
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