医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 武田薬品、アステラス製薬、第一三共、大塚ホールディングス、エーザイ、アステラスなど3社が好調―製薬大手5社の13年3月期決算

武田薬品、アステラス製薬、第一三共、大塚ホールディングス、エーザイ、アステラスなど3社が好調―製薬大手5社の13年3月期決算

読了時間:約 1分55秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年05月17日 AM09:54


■武田とエーザイは大幅減益

国内大手製薬企業5社の2013年3月期決算(連結)が出揃った。、大塚ホールディングス(医療関連事業)の3社が増収増益となった。一方、最大手の武田薬品は、スイスのナイコメッド社の通年寄与で増収を確保したものの、研究開発費の増加が響き50%台の営業・経常減益、エーザイは、抗アルツハイマー症治療薬「アリセプト」と胃潰瘍治療薬「パリエット」の特許切れ影響を拭いきれず、二桁の減収減益と対照的な結果となった(表参照)

武田は、ナイコメッドの売上を通年計上したほか、昨年6月に買収した痛風治療薬を販売するURLファーマなどを加えたことで海外売上が6・1%増と拡大。欧州やアジアを含む新興国が牽引し、米国でも抗癌剤「ベルケイド」の伸長により、25・4%増となった。

ただ、薬価改定を受けた国内では、2型糖尿病治療剤「アクトス」や消化性潰瘍治療剤「タケプロン」の落ち込みを、2型糖尿病治療剤「ネシーナ」や抗癌剤「ベクティビックス」など新製品の売上増で吸収しきれず、微減となった。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論