医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > テクノロジー > エレクタ社マルチリーフコリメータが日本での承認を取得

エレクタ社マルチリーフコリメータが日本での承認を取得

読了時間:約 53秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年08月07日 PM04:00
MLC「Agility」が米国、欧州に続き日本での承認取得

エレクタ株式会社は、エレクタ社(Elekta/本社:スウェーデン)のマルチリーフコリメータ(MLC)「Agility」が、米国、欧州で承認されたのに続き、日本の医薬品医療機器総合機構()の承認を取得したこと、今後数ヶ月以内に日本の医療施設で「Agility」の初の臨床使用が行われることを発表した。

一般的なMLCの2倍のリーフ枚数と2倍の速さの作動

MLCは、放射線治療において様々な角度から患者に照射されるビームの成形に使われる装置で、タングステン製の遮蔽物を使い、病巣部である標的の形に合わせ放射線を照射すべき範囲を設定することで、健康な正常組織に照射するリスクを減らす。

「Agility」は、一般的なMLCの2倍の枚数の160枚の高度分割タングステン製リーフと、2倍の速さで作動する性能により、先進的ながん治療をさらに推し進めることができるという。また新開発の低放射線漏洩設計により、他の一般的なMLCに比べ、非治療部位の不必要な放射線被曝量を減少させることが学術研究で示されているとしている。

▼外部リンク

エレクタ株式会社公式サイト
http://www.elekta.co.jp/

エレクタ株式会社 ニュースリリース
http://www.elekta.co.jp/pdf/713594%20-%20Agility.pdf

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 テクノロジー

  • ヒトがアンドロイドの「心」を読み取り、動きにつられることを発見-理研
  • 生活習慣病の遺伝的リスクと予防効果の関係、PRS×AIで評価-京大ほか
  • 精神的フレイル予防・回復支援「脳トレシステム」開発-愛知産業大ほか
  • ChatGPTと放射線科医、骨軟部放射線領域の診断精度を比較-大阪公立大ほか
  • 胸部X線写真で肺機能を高精度に推定可能なAIモデル開発-大阪公立大