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下肢末梢動脈疾患の再狭窄を抑制、「ルトニックス RX」発売へ-メディコン

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2020年01月31日 AM11:30

パクリタキセル塗布のバルーンカテーテル

BDのグループ会社である株式会社メディコンは1月23日、(PAD)による下肢動脈の再狭窄を抑制する薬剤塗布バルーンカテーテル「Lutonix(R) ドラッグコーティングバルーンカテーテル(大腿膝窩動脈用)」RXタイプ(以下、ルトニックス RX)を2020年2月より全国販売することを発表した。


画像はリリースより

下肢末梢動脈疾患は、生活習慣病や加齢によって足の血管が細くなったり、血液の流れが悪くなったりする病気。重症化すると足のしびれや痛みで、歩行が困難になる場合もある。また、下肢を切断しなくてはならないほど重症化するケースや、心筋梗塞や脳卒中につながることなどもある。

虚血性の下肢末梢動脈疾患では、バルーンカテーテルにより狭窄した血管を拡張する、金属製ステントを血管内に留置するといった治療が行われてきたが、バルーンのみによる治療では1年で約50%が狭窄を再発するとされており、金属ステント治療で再狭窄は減少するものの、ステント自体が破損する可能性が指摘されている。

同製品は、狭窄した血管の病変部に配置したバルーンを拡張して血管壁に圧着させることで、バルーン表面にコーティングされた薬剤「」が血管内腔表面に送達され、血管壁内に拡散する仕組み。パクリタキセルが、血管の再狭窄を抑制する。

バルーンカテーテルの簡便さ・ステントの再狭窄率の低さを兼ね備える

ルトニックス RXは、欧州で実施されたLutonix(R) Global SFA Registryにおいて、実臨床における大腿膝窩動脈病変に対する治療1年後の再治療回避率94.1%、2年後の再治療回避率90.3%であることが示されている。

同製品のバルーンは、耐久性のあるコーティングにより、取扱中の薬剤剥離を制限し、患者や医療従事者への不要な薬剤暴露を低減する。また治療効果に必要十分な濃度の薬剤(2μg/mm2)が塗布されており、薬剤の半減期が6~7時間と短いのが特徴だ。また、日本国内で標準的に使用されている径0.014インチのガイドワイヤに対応。対応ガイドワイヤ径は従来品に比べて約60%細く(同社製品比)、これにより穿刺部の侵襲を低減するとともに、屈曲した病変部にカテーテルを通す操作性が向上したという。

同社は、ルトニックス RXについて、バルーンカテーテルの簡便さとステントの再狭窄率の低さを兼ね備えた製品として、PAD患者の予後向上に貢献するものと考える、としている。

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