医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > エクルーシス試薬 ビタミンDトータルII、原発性骨粗しょう症で保険適用-ロシュD

エクルーシス試薬 ビタミンDトータルII、原発性骨粗しょう症で保険適用-ロシュD

読了時間:約 1分
このエントリーをはてなブックマークに追加
2018年10月05日 AM11:00

ビタミンD不足は代謝性骨疾患の原因のひとつ

・ダイアグノスティックス株式会社は10月3日、2018年8月21日に発売した、血液中の25-ヒドロキシビタミンD()を測定する「 ビタミンDトータルII」が10月3日に保険適用されたことを発表した。


画像はリリースより

高齢化に伴い、日本では50歳以上の女性の3人に1人が骨粗しょう症を発症しており、2016年の患者数は1250万人と推定されている。骨粗しょう症をはじめとする代謝性骨疾患の原因のひとつとして、ビタミンDの不足が考えられている。

2017年には、厚生労働省・日本骨代謝学会・日本内分泌学会が合同でビタミンDの不足・欠乏の判定指針を策定し、25(OH)D濃度がビタミンDの充足度評価に用いられている。同指針によると、25(OH)Dが低濃度の場合には、骨折や転倒リスクが高まるとともに、骨粗しょう症治療薬のひとつである骨吸収抑制剤の反応性不良が認められる。

血清・血漿中の25(OH)Dを27分で測定

エクルーシス試薬 ビタミンDトータルIIは、電気化学発光免疫測定法(ECLIA法)を測定原理とし、同社の自動分析装置を用いて、血清・血漿中の25(OH)Dを27分で測定する体外診断用医薬品。骨粗しょう症を含む代謝性骨疾患を対象として製造販売承認を取得し、10月3日に原発性骨粗しょう症を対象として保険適用となった。

同社は、今回の保険適用により、骨粗しょう症の患者の適切な治療選択に貢献できることを期待する、と述べている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • アレセンサ、ALK陽性早期非小細胞肺がん初の術後補助療法でFDA承認-中外
  • 全身型重症筋無力症治療薬ヒフデュラ配合皮下注を発売-アルジェニクス
  • バビースモ、網膜色素線条P3試験で主要評価項目達成-中外
  • 婦人科疾患の診断や不妊治療に有用な免疫検査パネルを発売-シスメックスほか
  • 新型コロナの次世代 mRNA ワクチン「コスタイベ筋注用」、国内第Ⅲ相試験で既存オミクロン株対応2価ワクチンに対する優越性検証を達成-Meiji Seika ファルマ