医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 申請中の2型糖尿病治療用配合剤の販売提携契約を締結-田辺三菱と第一三共

申請中の2型糖尿病治療用配合剤の販売提携契約を締結-田辺三菱と第一三共

読了時間:約 1分2秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年03月31日 PM01:00

「テネリア」とSGLT2阻害剤「」の配合剤

田辺三菱製薬株式会社と第一三共株式会社は3月29日、糖尿病領域における戦略的提携を拡大し、田辺三菱製薬が国内において申請中の2型糖尿病治療用配合剤「」について、販売提携契約を締結したことを発表した。

MT-2412は、選択的DPP-4阻害剤「テネリア(R)錠」(一般名:)と、「カナグル(R)錠」(一般名:カナグリフロジン水和物)の配合剤。テネリア錠、カナグル錠は、ともに医療現場ではすでに多くの患者に処方されており、それぞれ単剤での処方のみならず、併用による処方も増加しつつある。両剤を配合し1剤にすることで、両剤を併用処方中の患者、ならびに併用処方が検討している患者において、利便性が高まり、服薬アドヒアランスの向上が期待されるとしている。

第一三共が販売、両社で情報提供活動を実施

田辺三菱製薬と第一三共は2012年3月、テネリア錠とカナグル錠の販売提携契約を締結。テネリア錠は第一三共が、カナグル錠は田辺三菱製薬がそれぞれ販売し、両剤に関する医療機関への情報提供活動については両社共同で実施している。

今回の契約に基づき、田辺三菱製薬がMT-2412の製造販売承認を取得後は、第一三共が販売を行い、医療機関への情報提供活動については両社共同で実施する予定。田辺三菱製薬と第一三共は、2型糖尿病治療における新たな選択肢を提供するとともに、両社の連携による迅速かつ適正な情報提供活動を行うことで、より一層糖尿病の治療に貢献していきたいとしている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • アレセンサ、ALK陽性早期非小細胞肺がん初の術後補助療法でFDA承認-中外
  • 全身型重症筋無力症治療薬ヒフデュラ配合皮下注を発売-アルジェニクス
  • バビースモ、網膜色素線条P3試験で主要評価項目達成-中外
  • 婦人科疾患の診断や不妊治療に有用な免疫検査パネルを発売-シスメックスほか
  • 新型コロナの次世代 mRNA ワクチン「コスタイベ筋注用」、国内第Ⅲ相試験で既存オミクロン株対応2価ワクチンに対する優越性検証を達成-Meiji Seika ファルマ