医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > インドネシアで環境除菌・洗浄剤「ルビスタ」の販売へ-キョーリン

インドネシアで環境除菌・洗浄剤「ルビスタ」の販売へ-キョーリン

読了時間:約 1分7秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2016年01月29日 AM11:30

Meiji Seika ファルマ子会社と取引基本契約締結

キョーリン製薬株式会社は1月27日、子会社であるキョーリン メディカルサプライ株式会社(KMS)と、Meiji Seika ファルマ株式会社の子会社で、インドネシアのジャカルタにあるP.T. Meiji Indonesian Pharmaceutical Industries(P.T. Meiji社)との間で、環境除菌・洗浄剤「(R)」に関するインドネシア国内での取引基本契約を締結したことを発表した。

ルビスタは、主成分であるペルオキソ一硫酸水素カリウムとその他の配合成分との連続反応によって、調製液中で持続的に次亜塩素酸が生成。次亜塩素酸の酸化作用により、細菌の細胞膜やウイルスの構成たんぱく質を酸化分解して除菌効果を示す。ルビスタを水道水に溶解し、調整液を付属のワイプなどに浸して環境表面・器材表面の清拭などに使用する。

その特徴としては、優れた除菌性能を持っていること、ベッド周りやトイレなどの環境表面から、器具・器材表面まで幅広い用途に使用できること、塩素臭がほとんどないこと、調整液の有効期間の目安が色で判別できること、などが挙げられる。

ASEAN地域での事業展開の可能性検討

今回の契約により、KMSは同製品のインドネシア国内における販売権をP.T. Meiji社に付与し、同社はインドネシアの行政当局から同製品の輸入販売登録を取得した後、インドネシア国内で主に医療機関への販売を行う予定。

今後、キョーリン製薬株式会社グループは、感染管理の意識が高まるASEAN地域での事業展開の可能性についても検討を進めていくとしている。なお、今回の契約締結による2016年3月期の連結業績予測に与える影響は軽微。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • アレセンサ、ALK陽性早期非小細胞肺がん初の術後補助療法でFDA承認-中外
  • 全身型重症筋無力症治療薬ヒフデュラ配合皮下注を発売-アルジェニクス
  • バビースモ、網膜色素線条P3試験で主要評価項目達成-中外
  • 婦人科疾患の診断や不妊治療に有用な免疫検査パネルを発売-シスメックスほか
  • 新型コロナの次世代 mRNA ワクチン「コスタイベ筋注用」、国内第Ⅲ相試験で既存オミクロン株対応2価ワクチンに対する優越性検証を達成-Meiji Seika ファルマ