医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 名古屋大学に産学協同研究講座設置を発表-ラクオリア創薬

名古屋大学に産学協同研究講座設置を発表-ラクオリア創薬

読了時間:約 1分10秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年02月20日 PM08:00

名大東山キャンパス内に2つの講座を設置

ラクオリア創薬株式会社は2月18日、名古屋大学において、同社と名古屋大学の産学協同研究講座「薬剤科学・分析化学講座」および「新薬創成化学講座」の設置が2月17日付で承認されたことを発表した。


この画像はイメージです

名古屋大学は、2013年4月に産学協同研究講座・部門制度を制定。この制度は、名古屋大学が一般企業から経費と人材を受け入れ、企業主導の研究テーマを実施する協同研究講座を設置することで、同大の教育研究の進展および充実を図るとともに、研究成果の社会・産業界への移転促進を目的としている。

この協同研究講座設置に伴い、現在、愛知県知多郡武豊町で研究活動を行っている同社化学研究部の名古屋大学東山キャンパス内「ナショナル・イノベーション・コンプレックス施設(NIC施設)」への移転を予定しているという。

効率的な研究開発体制を構築し、画期的な新薬の創出を目指す

今回承認された「薬剤科学・分析化学講座」では、新薬の探索研究サイクルの実践を通じて薬剤科学・分析化学技術を活用し、化合物特性の評価ならびに最適化のための方法論ならびに手法の確立に寄与することを目指す。具体的には、「薬剤科学・分析化学評価系の探索・検討および実践的活用」、「医薬品開発上の薬剤科学面のリスク分析および解決手段の検討」、「生物学的評価に供する化合物の高速供給を可能にするプラットフォーム技術の開発と実践」を行うとしている。

また、「新薬創成化学講座」では、系統的かつ論理的なデザインと合成により医薬品候補化合物を創出するとともに、実践的な方法論の確立を目指すとし、「医薬候補化合物のデザインおよび合成技術に関する研究」、「新薬探索プログラムにおける候補化合物の探索ならびに最適化研究」を行うという。設置期間はどちらも2015年4月1日~2018年3月31日まで。

▼外部リンク
ラクオリア創薬株式会社 プレスリリース

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • アレセンサ、ALK陽性早期非小細胞肺がん初の術後補助療法でFDA承認-中外
  • 全身型重症筋無力症治療薬ヒフデュラ配合皮下注を発売-アルジェニクス
  • バビースモ、網膜色素線条P3試験で主要評価項目達成-中外
  • 婦人科疾患の診断や不妊治療に有用な免疫検査パネルを発売-シスメックスほか
  • 新型コロナの次世代 mRNA ワクチン「コスタイベ筋注用」、国内第Ⅲ相試験で既存オミクロン株対応2価ワクチンに対する優越性検証を達成-Meiji Seika ファルマ