医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 久光製薬 RLS治療薬「HP-3000」の第2相臨床試験結果を発表

久光製薬 RLS治療薬「HP-3000」の第2相臨床試験結果を発表

読了時間:約 57秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年10月30日 PM03:15

経皮吸収型特発性RLS治療剤の有効性を確認

久光製薬株式会社は10月23日、同社が開発中の全身性テープ剤である経皮吸収型特発性レストレスレッグス症候群()治療剤(開発コード:HP-3000、一般名:ロピニロール塩酸塩)について、国内第2相臨床試験の結果を得たと発表した。


この画像はイメージです

この第2相臨床試験は、中等度から高度の特発性RLS患者を対象に、HP-3000を1日1回投与し、その有効性及び安全性を検討したもの。プラセボ対照の比較試験として実施された。

その結果、有効性を主要評価項目としていたが、このRLSに対するHP-3000の有効性を確認することができたという。また安全性に関し、重篤な有害事象は報告されていない。

パーキンソン病を対象にした第3相臨床試験も開始予定

久光製薬は、今回の国内第2相臨床試験で得られた良好な結果をふまえ、平成27年度中にも第3相臨床試験を開始し、有効性の検証を進めるとともに、長期投与時の安全性と有効性を確認していく方針だ。

HP-3000は、久光製薬の保有するTransdermal Drug Delivery System(TDDS、経皮薬物送達システム)技術を用いて開発されたテープ剤で、血中薬物濃度の安定維持を実現し、効果を持続させることができるという。

同剤は特発性RLSに対し、有効性を示す新たな治療選択肢として期待されているほか、パーキンソン病を対象とする第3相臨床試験も今年度中に開始される予定であり、注目を集めているという。

▼外部リンク
久光製薬株式会社 プレスリリース

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • アレセンサ、ALK陽性早期非小細胞肺がん初の術後補助療法でFDA承認-中外
  • 全身型重症筋無力症治療薬ヒフデュラ配合皮下注を発売-アルジェニクス
  • バビースモ、網膜色素線条P3試験で主要評価項目達成-中外
  • 婦人科疾患の診断や不妊治療に有用な免疫検査パネルを発売-シスメックスほか
  • 新型コロナの次世代 mRNA ワクチン「コスタイベ筋注用」、国内第Ⅲ相試験で既存オミクロン株対応2価ワクチンに対する優越性検証を達成-Meiji Seika ファルマ