医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 事件・事故 > ポリオワクチン接種18日後に乳児死亡 ワクチンとの因果関係はあるのだろうか?

ポリオワクチン接種18日後に乳児死亡 ワクチンとの因果関係はあるのだろうか?

読了時間:約 46秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年10月26日 AM09:00
死亡とワクチンの因果関係は調査中

ポリオの不活化ワクチンの予防接種を受けた乳児が、その後死亡していたことがわかった。

不活化ワクチンは、従来接種されていた生ワクチンより安全性が高いとされ、2012年9月1日より導入を開始。これまで約200万回分が供給されたが、死亡例の報告は初めてのこと。

(ポリオウイルス。ウィキペディアより引用)

食べ物が気管につまったか?

この乳児は、6カ月以上1歳未満の女児。9月上旬に接種を受けたが、18日後に鼻血を出して嘔吐し、病院で死亡した。

厚生労働省では、10月29日に検討会を開き、専門家が因果関係について議論する予定だが、接種から時間が経っているため、接種をした医師は因果関係はないと判断している。

ポリオの治療法は存在しない。この事例によって接種控えなどが起こらないことを願うばかりだ。

▼外部リンク

msn産経ニュース「ポリオ予防接種でも乳児死亡例 不活化ワクチンで初 医師は因果関係否定」
http://sankei.jp.msn.com/science/news/

 ポリオワクチン
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/polio/

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 事件・事故

  • 新型コロナ変異株、変異「種」は誤り-感染症学会
  • 医薬品自主回収、クラスII新たに5製剤-PMDA
  • 【オメプラール注用20自主回収】6月17日より回収開始-AZ
  • 【IASR速報】新型コロナウイルスの国内初ヒト-ヒト感染事例-感染研
  • 薬剤を6倍超の濃度で誤投与、腎機能障害の心不全成人患者死亡-京大病院