医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 抗HIV感染症薬、新たに承認

抗HIV感染症薬、新たに承認

読了時間:約 49秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年05月22日 PM11:00
HIV感染症

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症は、HIVが免疫細胞に感染、破壊して後天的に免疫不全を起こす免疫不全症である。治療は、ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬と非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬、プロテアーゼ阻害薬の3種類以上の薬剤を併用する。

NNRTI剤承認

ヤンセンファーマは5月18日、非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(NNRTI)である「エジュラント(TM)錠25mg」(一般名:リルピビリン塩酸塩)の日本における製造販売承認を取得した。用法・用量はリルピビリンとして1回25mgを1日1回食事中又は食後に経口投与する。

未治療のHIV-1感染成人患者を対象とした二重盲検、無作為化第3相試験2試験において、2種類のNNRTIとの併用で1日1回投与するエジュラント(TM)の有効性、安全性、忍容性が対照薬であるエファビレンツと比較評価した結果、エジュラント(TM)により48週目でウイルス量検出限界以下(50コピー/mL未満)に達成した患者の割合が、エファビレンツとの比較で非劣性であることが示され(最大許容差は12%)、さらに忍容性も優れていた。

▼外部リンク

ヤンセンファーマ プレスリリース 2012年5月21日
http://www.janssen.co.jp/public/rls/news/4004

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • アレセンサ、ALK陽性早期非小細胞肺がん初の術後補助療法でFDA承認-中外
  • 全身型重症筋無力症治療薬ヒフデュラ配合皮下注を発売-アルジェニクス
  • バビースモ、網膜色素線条P3試験で主要評価項目達成-中外
  • 婦人科疾患の診断や不妊治療に有用な免疫検査パネルを発売-シスメックスほか
  • 新型コロナの次世代 mRNA ワクチン「コスタイベ筋注用」、国内第Ⅲ相試験で既存オミクロン株対応2価ワクチンに対する優越性検証を達成-Meiji Seika ファルマ