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キャタレントのバイオロジクス事業部門がレッドウッド・バイオサイエンスとの独占的ライセンス契約を通じてADC分野に進出

2013年04月15日 PM12:55
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米ニュージャージー州サマーセット

(ビジネスワイヤ) — キャタレント・ファーマ・ソリューションズは本日、レッドウッド・バイオサイエンスの専有的なタンパク質精密化学工学技術SMARTagを販売するための独占的ライセンスを取得したと発表しました。SMARTagは先進的な抗体・薬物複合体(ADC)の開発を目的としています。レッドウッドの新しい部位特異的タンパク質修飾・リンカー技術により、有効性・安全性・安定性を高めることができるよう、均質なバイオコンジュゲートの生成が可能になります。この取引は、キャタレントが専有する細胞株発現システムGPEx®、米ウィスコンシン州マジソンにおけるバイオ製品製造の真新しい最先端COE(卓越的拠点)、広範な生物学的分析およびフィル/フィニッシュの各サービスと相まって、種類と質の面で顧客が生物学的製剤の開発を改善するに当たり、それを支援するキャタレントの能力をさらに拡大するものです。

ADCはモノクローナル抗体が持つ特異的な標的結合性と半減期の長所を、低分子化学療法ないし低分子治療薬が持つ有効性の利点と結び付けるものです。ジェネンテックの転移性乳がん治療薬T-DM1(Kadcycla™)に対するFDAの最近の承認や、臨床・前臨床の開発段階にある製品が多く、さらに増え続けていることにより、ADCは生物学的製剤による抗がん治療の分野で最速の成長を遂げている開発分野の1つとして登場しています。

レッドウッドの新しいタンパク質複合体/リンカー技術は、複合体の有効性・毒性・安定性が変化しやすく不均質な製品を生産する従来のタンパク質化学に伴う制約を克服します。SMARTag技術は、制御された形で部位特異的な薬剤・タンパク質複合体を実現し、自然に発生するタンパク質修飾のみを使用し、細胞株エンジニアリングを最小限に抑えます。レッドウッドの技術は複合体の立体配置に対する制御が可能で、最適な有効性・安全性・安定性を備えたADCを生成します。また、レッドウッドのプラットフォームにより、全身的な薬剤損失を防ぎ、標的に対する有効性を高める専有的なリンカー関連の化学技術の利用が可能になります。レッドウッドはこの新しい化学技術を利用した一連のリンカーを開発しており、これらリンカーは最適な複合体性能をもたらすようにデザインされています。

契約の条件に従い、キャタレントはSMARTag技術を顧客にサブライセンスする独占的権利を得て、レッドウッドと協働して本技術を共同販売し、サブライセンスプログラムを支えます。また、キャタレントは提携の一環として、レッドウッド の少数株主となり、やがて買収が可能になるまで取得株式を増加させることができます。

キャタレントのメディカル・デリバリー・ソリューション部門プレジデントであるバリー・リトルジョンズは、次のように述べています。「当社の目標は、バイオロジクス事業部門の顧客が先進的な技術と開発ソリューションを通じ、創出する治療薬の種類と質を向上できるようにすることです。レッドウッドは部位特異的複合体分野における業界のリーダーであると当社は考えています。レッドウッドの革新技術は、次世代ADC治療薬の開発を目指している当社顧客に大きな価値をもたらします。」

レッドウッドの共同設立者で最高科学責任者(CSO)のデビッド・ラブカ博士は、次のように付け加えています。「キャタレントと密接に提携できることは当社にとって大きな喜びです。レッドウッドとキャタレントの提携による技術的相乗効果は、次世代バイオコンジュゲートをこれまでにない方法で入手できるようにする点で、独自の機会を提供します。」

詳細情報については、キャタレントのバイオロジクス事業部門との面談およびプレゼンテーションを、4月22~25日に米イリノイ州シカゴで開催される「BIOインターナショナル・コンベンション」に向け、パートナリングシステムのビジネスフォーラムと展示ブース#4571で準備中ですので、そこでお問い合わせください。

レッドウッド・バイオサイエンスについて

レッドウッド・バイオサイエンスは、次世代の抗体・薬物複合体やその他の半合成生物学的治療薬を生産するためのタンパク質精密化学工学技術を開発しています。当社専有の部位特異的タンパク質修飾・リンカー技術SMARTagにより、有効性・安全性・安定性を高めることができるよう、均質なバイオコンジュゲートの生成が可能になります。レッドウッドの技術は、ヒト細胞で見られる自然な翻訳後修飾を利用し、モノクローナル抗体を含むタンパク質分子に対し1つ以上のアルデヒドタグを部位特異的に作成します。レッドウッドのプラットフォームは、精密化学、ペイロードの配置、ペイロード/たんぱく質比の化学量論的規定によって実現可能となっています。当社の技術が生み出したこの制御能力により、種々の複合体で構成されたライブラリーの中から、優れた医薬品を見極めることができます。詳細についてはwww.redwoodbioscience.comをご覧ください。

キャタレントについて

キャタレント・ファーマ・ソリューションズは開発ソリューションと先進的薬物送達技術の世界的リーダー企業として、医薬品・生物製剤・コンシューマーヘルスケア製品について世界規模の臨床的能力・商業的供給能力を提供しています。業界における75年以上の経験を持つキャタレントは、顧客が製品をより迅速に市場投入し、製品の効果を改善するとともに、信頼性をもって製品供給できるようにする上で、専門性を実証してきました。キャタレントは5大陸における30近くの施設で、1000人以上の研究者を含む約9000人の従業員を擁し、年間売上高17億ドル以上を達成しています。キャタレントは本社をニュージャージー州サマーセットに置いています。詳細についてはwww.catalent.comをご覧ください。

より迅速な市場投入。最適なドラッグデリバリー。世界各地に。(More products. Better treatments. Reliably supplied.™)

*GPEx技術について

キャタレントの専有的なGPEx技術は、安定した高収量の哺乳類細胞株を高速・高効率にて作製するもので、これにより顧客の医薬品開発プロジェクトによる成果を従来アプローチの3分の1の期間で臨床現場に導入できます。GPEx技術を採用する利点は、早期の実現可能性調査から臨床向けの製造、商業規模の生産にまで及びます。

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