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世界麻酔学会連合(WFSA)、患者安全運動の「2020年までの患者死亡の根絶」という使命を支える誓約に署名

2016年10月20日 PM08:35
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米カリフォルニア州アーバイン

(ビジネスワイヤ) — 世界麻酔学会連合(WFSA)は、行動への誓約に署名し、患者安全運動財団(PSMF) と、予防可能な死亡を2020年までに根絶するという同財団の使命を支持すると発表しました。同時にPSMFは、世界中で安全かつ求めやすい麻酔へのアクセスを向上させるためのWFSAのSAFE-T(「すべての患者に安全な麻酔を、今日から」、Safe Anaesthesia For Everybody – Today)キャンペーンに参加します。WFSAは2017年2月3~4日にカリフォルニア州デイナポイントで開催される第5回年次世界患者安全・科学・技術サミットで誓約を正式に発表します。

WFSAは1955年以来、麻酔科医の最も重要な国際的連合組織としての役割を果たし、国・地域・専門組織と協力して最高水準の患者ケアを促進してきました。WFSAは各国の麻酔学会、世界保健機関(WHO)、政府、外科医組織、NGO、病院、訓練センター、その他の組織と協力し、安全な手術と安全な麻酔へのアクセスを支援しています。WFSAは150カ国以上の数多くの麻酔科医のネットワークを通じ、2020年までに死亡をゼロにするというPSMFの使命への誓約を実践していきます。そのために「実施可能な患者安全ソリューション」(APSS)を毎年普及させ、病院で働く会員に予防可能な死亡削減への誓約を要請し、「安全な麻酔の実践に関する国際基準」を更新するとともに、PSMFと協力してリソースの乏しい国々の医療機関に適したAPSSの開発に当たります。

PSMFはWFSAの「すべての患者に安全な麻酔を、今日から」(SAFE-T)キャンペーンに参加することで、業界と患者中心組織の世界的な連携体制と、患者安全と「安全な麻酔の実践に関する国際基準」の推進に真剣な努力を傾けている麻酔専門家から成るWFSAのネットワークに加わることになります。またPSMFは、同国際基準の順守に関連して利用可能なデータを世界中で共有し、WFSAおよび他のコンソーシアム会員と協働して、安全な麻酔の実践と安全な麻酔へのアクセスの向上を目指すことにも同意します。

WFSA会長のゴンサロ・バレイロ医師は、次のように述べています。「当連合は、患者安全運動に対して行動の誓約を発表できることをうれしく思います。患者安全運動は短期間で患者安全に大きな影響を与えました。私たちは患者安全運動と協力し、リソースの乏しい国々のためのAPSSを創出し、患者にとって予防可能な被害と死亡を減らしていきたいと思います。またSAFE-TキャンペーンでPSMFと協働し、安全な麻酔へのアクセスにおけるギャップを見極め、そのデータを使用して、すべての病院ですべての患者のために改善できるように影響を与えていきたいと思います。」

患者安全運動財団創設者のジョー・キアニは、次のように述べています。「患者安全運動財団は、尊敬すべき世界麻酔学会連合と活動上の関係を正式に構築し、世界中で患者安全を向上させ、手術における不要な死亡を防ぐという共通の使命を促進できることに感激しています。WSFA会員の極めて広範なグローバルネットワークは、2020年までに患者死亡ゼロを達成するという目標に向けて当組織が大きく前進する上で、理想的な立場にあります。当チームはWFSA加盟学会と密接に協力し、外科診療の安全性と麻酔アクセスの向上を促進していきたいと思います。」

患者安全運動財団について

米国の病院で毎年20万人以上が予防可能な要因により死亡しています。患者安全運動財団は、2020年までにこれら予防可能な死亡を0まで(0X2020)減らすべく、マシモ医療倫理・革新・競争財団の支援により設立されました。患者安全を改善するには、患者、医療提供者、医療技術企業、政府、雇用主、民間保険組織を含むすべての関係者の協働努力が必要です。患者安全運動財団は、すべての関係者と協力して患者安全の問題と解決策に取り組みます。当財団は、患者安全・科学・技術サミットも開催しています。初回の年次サミットは2013年1月に開催され、米国最高の良心の一部を呼び集め、示唆に富む議論や現状打破に挑戦する新しいアイデアを交わしました。当財団は、患者安全の課題に対処するための具体的で影響力が大きい手段を紹介し、自社製品の購入者にデータを共有するよう医療技術企業に促し、病院に実施可能な患者安全ソリューションの実施に全力を傾けてもらうよう呼び掛けることで、2020年までに予防可能な死亡の根絶に向けた活動を続けています。http://patientsafetymovement.org/をご覧ください。

@0×2020 #patientsafety #0×2020

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

businesswire.comでソースバージョンを見る:http://www.businesswire.com/news/home/20161020005724/ja/

CONTACT

Patient Safety Movement Foundation
Irene Paigah, 858-859-7001
irene@paigah.com

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