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東芝:Flash ROMを内蔵したBluetooth® Smart製品向けICのサンプル出荷開始について

2015年11月17日 PM05:30
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東京

(ビジネスワイヤ) – 東芝は、Bluetooth® Low Energy Ver.4.1通信方式注1に対応したICとして、Flash ROMを内蔵した「TC35676FTG/FSG」と、さらにNFC Forum Type 3 Tag規格に準拠した通信方式を備えた「TC35675XBG」を製品化し、本日からサンプル出荷を開始します。

このSmart News Release(スマート・ニュース・リリース)にはマルチメディアのコンテンツが含まれています。リリース全文はこちらから: http://www.businesswire.com/news/home/20151117005820/ja/

東芝:Flash ROMを内蔵したBluetooth® Smart製品向けIC 「TC35676FSG」 (写真:ビジネスワイヤ)

東芝:Flash ROMを内蔵したBluetooth® Smart製品向けIC 「TC35676FSG」 (写真:ビジネスワイヤ)

「TC35676FTG/FSG」は、昨年2月に発表した現行製品「TC35667FTG/FSG」に対して、消費電流低減を実現する当社独自の回路設計技術や高効率DC-DCコンバータの搭載は踏襲しつつ、スタンドアローン動作時のユーザプログラムおよび各種データの格納場所としてFlash ROMを内蔵し、かつIC内部のSRAM容量を増やしています。これにより従来32KBが最大であったユーザプログラム領域を64KBまで拡張し、ARM®プロセッサ上でさまざまなアプリケーションプログラムを実行することができます。

また、「TC35675XBG」は、昨年9月に発表したBluetoothLow Energy 通信方式注2とNFC Forum Type 3 Tag規格に準拠した通信方式を備えた「TC35670FTG」に対して、機器同士をかざすだけでペアリング注3や電源On/Offが可能なNFCの機能を維持しつつ、「TC35676FTG/FSG」同様の機能拡張を行っています。

両製品は、Flash ROMが内蔵されていることにより、現行製品をスタンドアローンで使用する際に必要であった外付けEEPROMが不要となり、部品点数削減によるコストパフォーマンス向上と、製品の実装面積削減に貢献します。また現行製品同様に消費電力が低いため、CR2032のコイン電池でBeacon(ビーコン)として動作させた場合において半年以上の動作が可能です。注4

本製品の採用により、ヘルスケアなどのウェアラブル機器や、センサ機器、玩具などの小型機器に通信機能を容易に搭載することが可能となり、ユーザーの製品価値向上に貢献します。

 

新製品の主な特長

 
  低消費電力   送受信時 6mA 以下(3.3V、-4dBm送信出力時/受信時)
Deep Sleep時 100nA以下(3.3V)
受信感度 -92.5dBm
Bluetooth® low energy Ver4.1 セントラル・ペリフェラル対応
GATT(Generic Attribute Profile)内蔵
GATTにて規定されるサーバー・クライアント対応
192KB Flash ROM内蔵
NFC Forum Type 3 Tag規格(FeliCa™ Lite-S注5)準拠チップ内蔵(「TC35675XBG」のみ対応)
Tagチップへデータ書き込み時のCRC自動生成、読み出し時の自動チェック、および、無線から有線、有線から無線へのデータの中継可能
 

アプリケーション/用途

ウェアラブル機器、ヘルスケア機器、汎用無線データ通信機器(リモコン、玩具など)などのBluetooth® Smart製品

 

新製品の主な仕様

 
型 番   TC35675XBG   TC35676FTG/FSG
電源電圧

1.8V~3.6V

動作時消費電流 5.9mA (3.3V、-4dBm出力動作時および受信動作時)
Deep Sleep時消費電流 100nA以下 (3.3V)
動作温度範囲

-40~85℃

パッケージ FBGA52 4.5mm×4.5mm 0.5mm pitch QFN40 6mm×6mm 0.5mm pitch

QFN40 5mm×5mm 0.4mm pitch

通信方式 Bluetooth® low energy Ver.4.1、セントラル、ペリフェラル対応
NFC Type 3 Tag

(FeliCa Lite-S互換 注5

送信出力

0dBm~-20dBm (4dB ステップ)

受信感度 -92.5dBm
対応プロファイル

GATT(Generic Attribute Profile)内蔵

サーバー、クライアント対応

インタフェース UART、I2C、SPI、GPIO
その他、特長 DC-DCコンバータ内蔵

レギュレータ内蔵

汎用ADC内蔵

ユーザプログラム実行機能

ホストウェイクアップ機能

PWM生成機能

192KB Flash ROM内蔵

通信速度

212Kbps / 424Kbps 自動切り換え
対応

Tag部不揮発性メモリ

2Kバイト(エラー訂正回路を搭載
した汎用ユーザ領域約1.5Kバイト
を含む)

セキュリティ  

トリプルDESによるMACを利用した
相互認証(MAC: Message
Authentication Code)

 

注1:Bluetooth® Ver. 4.1規格で導入された省電力無線技術。
注2:Bluetooth® Low Energy Ver.4.0対応。
注3:通信を行う機器同士を接続・機器認証させること。
注4:Beaconの電波を出力する間隔によって電池の持ち時間が変わります。
注5:NFC Tag部についてはソニー株式会社からのFeliCaTM Lite-S技術ライセンスに基づいて製品化しています。

*Bluetooth®は、その商標権者が所有しており、東芝はライセンスに基づき使用しています。
*ARMおよびARMロゴはARM社のEUおよびその他の国における商標もしくは登録商標です。

お客様からの製品に関するお問い合わせ先:
ミックスドシグナルIC営業推進部 Tel:044-548-2821
http://toshiba.semicon-storage.com/jp/contact.html

*本資料に掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

businesswire.comでソースバージョンを見る:http://www.businesswire.com/news/home/20151117005820/ja/

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報道関係の本資料に関するお問い合わせ先:
株式会社東芝 セミコンダクター&ストレージ社
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e-mail: semicon-NR-mailbox@ml.toshiba.co.jp

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