医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【農水省】薬用作物の新技術創出へ-共同拠点農場を全国展開

【農水省】薬用作物の新技術創出へ-共同拠点農場を全国展開

読了時間:約 2分12秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2021年10月08日 AM10:00


■複数メーカーと産地が連携

農林水産省は、漢方薬の原料として用いられる薬用作物の国産化に向け、来年度に産地側と複数の漢方薬メーカーが栽培の新技術を検証できる共同の技術拠点農場を全国的に設置する方針だ。対象となるのは薬用作物5品目。収穫までの期間が複数年かかる品目が多い薬用作物の栽培に低コスト化、高品質化技術の導入を促し、国内での安定生産に弾みをつけ、生薬生産の脱海外依存を図りたい考えだ。

一般用を含む漢方製剤の国内市場は直近5年間で約19%増と拡大する一方、原料生薬は8割以上を中国産生薬に依存しており、日本産は約10%にとどまる。需要が拡大する中、漢方薬の安定供給に向けては薬用作物の国産化が喫緊の課題となっている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【特許庁】「製薬企業にデメリット大」-AI創薬の特許出願認定
  • 【後発品検討会で報告書案】持続可能な産業構造実現へ-5年の集中改革期間を設定
  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論