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ニューロクライン・バイオサイエンシズと武田薬品が精神疾患の治療薬候補を開発・商品化するための協業を発表

2020年06月20日 PM11:34
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サンディエゴ & 大阪

(ビジネスワイヤ) — ニューロクライン・バイオサイエンシズ(Nasdaq:NBIX)と武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)(以下、「武田薬品」)は本日、武田薬品の精神疾患領域パイプラインで早期から中期開発段階にある化合物を開発・商品化するための戦略的協業を発表しました。具体的には、武田薬品がニューロクライン・バイオサイエンシズに対し、統合失調症、治療抵抗性うつ病、無快楽症を対象として臨床段階にある3つの資産を含め、7件のパイプラインプログラムに対する独占的ライセンスを付与します。

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20200620005023/ja/

ニューロクライン・バイオサイエンシズの最高経営責任者(CEO)であるケビン・ゴーマン博士は、次のように述べています。「私たちは、重篤・困難で十分な治療が存在しない精神疾患を患い、より優れた治療選択肢を必要としている人々に対し、生活を一変させる治療薬を届けるために武田薬品と連携できることを大変うれしく思います。当社は精神医学と神経学の分野における深い知見により、当社の多様な臨床開発パイプラインの一部として、統合失調症、治療抵抗性うつ病、無快楽症に対する新しい治療薬を開発できるものと期待しています。この戦略的提携は、成長を続ける当社パイプラインを増強し、ニューロサイエンスに傾注する一流バイオ製薬企業としての当社の地位を強化するものです。」

武田薬品ニューロサイエンス治療領域部門のヘッドを務めるSarah Sheikh(M.D.、M.Sc.、MRCP)は、次のように述べています。「ニューロクライン・バイオサイエンシズは、重篤な神経精神疾患に対する治療薬の開発・商品化で長年の経験を有しており、当社の早期から中期の開発段階にある精神疾患領域ポートフォリオの開発を継続し、そこから生み出され得る新たな治療薬を患者さんに届ける上で、理想的なパートナーです。武田薬品は、当社の中核的治療領域の1つとして、ニューロサイエンスに深く傾倒しています。ニューロクライン・バイオサイエンシズとの戦略的提携により、当社が引き続き精神科領域におけるリーダーの立場を強化し、ナルコレプシー、発達性てんかん性脳症、神経変性疾患などの希少神経疾患を対象として臨床段階にある当社資産を前進させながら、対象患者さんに将来において治療薬を届けることができます。」

協業の詳細

契約の条件に従い、ニューロクライン・バイオサイエンシズは連携対象となるすべてのパイプライン化合物の開発および商品化の責任を負います。武田薬品は総額1億2000万米ドルの前払い金を受領します。武田薬品はさらに、最大4億9500万米ドルの開発マイルストーン、最大14億米ドルの販売マイルストーン、売上高に応じた最大2桁のロイヤルティーを受領する権利を有します。特定の開発段階で武田薬品は、すべての臨床プログラムにつき、資産ごとに50:50の利益配分を受けるか否かを選択することができます。武田薬品が50:50の利益配分を受ける資産に関してはいずれも、武田薬品は開発マイルストーンまたは販売マイルストーンを受領する権利を有しません。

電話会議に関する情報

ニューロクライン・バイオサイエンシズは本日、米国東部時間午前8時00分より電話会議とウェブ配信を行い、本連携について説明します。電話による参加は、(866) 831-8711(米国内)または(203) 518-9883(米国外)をダイヤルし、カンファレンスID:5022を使用してアクセスしてください。電話会議のライブ音声のウェブ配信は、ニューロクライン・バイオサイエンシズのウェブサイトの投資家向け(Investors)ページ(www.neurocrine.com)よりオンライン視聴可能となります。ウェブ配信は会議終了から約1時間後よりウェブサイトで視聴可能となり、約1カ月間にわたりアーカイブとして残します。

協業契約に含まれるプログラム

TAK-831

TAK-831は、ファーストインクラスのD-アミノ酸オキシダーゼ(DAAO)阻害薬となる可能性を持ち、複数の第1相試験を完了し、統合失調症の陰性症状を対象とした第2相概念実証試験INTERACTを含む複数の第2相試験が進行中です。

TAK-653

TAK-653は、ファーストインクラスのα-アミノ-3-ヒドロキシ-5-メチル-4-イソキサゾールプロピオン酸(AMPA)増強薬となる可能性があります。TAK-653は第1相試験を完了しており、治療抵抗性うつ病に対する治療薬として開発できる可能性を持つ第2相試験準備段階の化合物です。

TAK-041

TAK-041は、ファーストインクラスのGタンパク質共役受容体139(GPR139)アゴニストとなる可能性があります。TAK-041は複数の第1相試験を完了しており、うつ病における無快楽症の治療薬として開発できる可能性を持つ第2相試験準備段階の化合物です。無快楽症は、喜びを感じられないことを特徴とする精神状態です。

前臨床プログラム

本協業には、4件の前臨床プログラムに関する権利が含まれています。

ニューロクライン・バイオサイエンシズについて

ニューロクライン・バイオサイエンシズは、ニューロサイエンスに傾注するバイオ製薬企業として、重篤・困難で十分な治療が存在しない神経・内分泌・精神疾患を持つ人々に対し、生活を一変させる治療薬の創薬・開発で28年の経験を有します。当社の多様なポートフォリオには、遅発性ジスキネジア、パーキンソン病、子宮内膜症*、子宮筋腫*に対するFDA承認済みの治療薬や、パーキンソン病の遺伝子治療、ハンチントン病の舞踏運動、先天性副腎皮質過形成、てんかん、多嚢胞性卵巣症候群*など、複数の治療領域における臨床開発プログラムが含まれます。ニューロクライン・バイオサイエンシズはサンディエゴに本社を置き、神経系と内分泌系の相互連結経路が関与して疾患を引き起こす機序を標的とし、遮断することを専門としています。詳細情報についてはneurocrine.comをご覧いただき、リンクトインで当社をフォローしてください。(*AbbVieと連携)

武田薬品のニューロサイエンスに対する取り組みについて

武田薬品のニューロサイエンスに対する取り組みは、神経疾患を有する患者さんの大きなアンメットニーズを解決するという強い思いによって推進されています。武田薬品の使命は、患者さんに、革新的で疾患を根本から解決する可能性のある医薬品をお届けすることです。患者さんに対する武田薬品のコミットメントは、研究開発に邁進することにとどまらず、神経精神疾患患者さんや医療機関を支援して疾患や治療に対する認知度を高め、啓発し、治療へのアクセスを拡大することに取り組んでいます。

武田薬品工業株式会社について

武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、日本に本社を置き、自らの経営の基本精神に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品のミッションは、優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献することです。研究開発においては、オンコロジー(がん)、希少疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)および消化器系疾患の4つの疾患領域に重点的に取り組むとともに、血漿分画製剤およびワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(創薬手法)のパイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。武田薬品は、約80カ国で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。詳細については、https://www.takeda.comをご覧ください。

将来に関する見通し情報(ニューロクライン・バイオサイエンシズ)

本プレスリリースは過去の事実に加え、多くのリスクや不確実性を伴う「将来見通しに関する記述」を含みます。それらの記述には、武田薬品工業株式会社との取引によって得られる利点、当社が武田薬品に対し支払う可能性があるマイルストーン支払いおよびロイヤルティー料、当社製品候補の開発と臨床活動・薬事承認・その他開発活動の完了時期に関連する記述が含まれますが、これらに限定されません。実際の結果が将来見通しに関する記述と大きく異なる場合の原因となり得る要因には、COVID-19の世界的流行病の規模と継続期間およびその結果としての世界・各国・地域における経済・金融の混乱に伴うリスク及び不確実性、COVID-19に対し現在発令中か将来発令される可能性があるあらゆる検疫・屋内退避および類似する政府命令が当社の事業活動及び当社が頼りにする第三者の事業活動に与える影響を含め、それら政府命令と関連するリスク及び不確実性、当社の将来の財務実績および営業実績、当社製品候補の開発と関連するリスク及び不確実性、FDAまたはその他の規制当局が当社製品候補に関し不利な決定を下すリスク、臨床開発活動が予定通りにまたはまったく完了しないリスク、臨床開発活動が規制関連・製造・その他の原因で遅れるか、失敗するか過去の臨床試験の結果を繰り返すことになるか、当社製品候補が安全・有効であることを証明できないか、実臨床における結果または後続の臨床試験の結果を予測させるものとならないリスク、製品候補の需要を限定する可能性がある競合製品や技術変革に関連するリスク及び不確実性、武田薬品との契約の利点がまったく実現しないリスク、当社製品候補が第三者の所有権または規制に基づく権利により商品化不能となるか、意図しない副作用・有害反応・誤使用インシデントの発生を伴うリスク、当社が米国証券取引委員会に提出した定期報告書(2020年3月31日締め四半期を対象とする当社の10-Q報告書を含むがこれに限定されない)に記載されたその他のリスクが含まれます。ニューロクライン・バイオサイエンシズは、本プレスリリースに含まれる記述につき、その発表の日付以降に更新する一切の義務を否認します。

将来に関する見通し情報(武田薬品工業株式会社)

本プレスリース及び本プレスリリースに関して配布された資料には、武田薬品の見積もり、予測、目標及び計画を含む当社の将来の事業、将来のポジション及び業績に関する将来見通し情報、理念又は見解が含まれています。将来見通し情報は、「目標にする(targets)」、「計画する(plans)」、「信じる(believes)」、「望む(hopes)」、「継続する(continues)」、「期待する(expects)」、「めざす(aims)」、「意図する(intends)」、「保証する(ensures)」、「だろう(will)」、「かもしれない(may)」、「すべきであろう(should)」、「であろう(would)」「することができた(could)」、「予想されるanticipates)」、「見込む(estimates)」、「予想する(projects)」などの用語、同様の表現、それらの否定表現を含むことが多いですが、それに限られるものではございません。この書類における将来見通し情報は、この書類の発表日における当社の推定及び前提に基づくものです。かかる将来見通し情報は、多くの重要な要因に関する仮定に基づいており、これらの要因は実際の結果が将来見通し情報で明示ないし暗示された内容と著しく異なる場合の原因になり得るものです。これらの要因には、日本と米国の一般的な経済条件を含む当社の世界的な事業を取り巻く経済状況、競合製品の出現と開発、関連法規の変更、製品開発計画の成功または失敗、規制当局による判断とその時期、金利及び通貨為替レートの変動、市場で販売された製品または製品の安全性または有効性に関するクレームまたは懸念等、新型コロナウイルスの世界的流行病のような健康危機が武田薬品ならびにその顧客およびサプライヤー(武田薬品が営業する国々における外国政府を含む)に及ぼす影響や当社事業のその他の面に及ぼす影響、買収対象企業とのPMI(買収後の統合活動)の時期及び影響、武田薬品の事業にとっての非コア資産を売却する能力及びかかる資産売却のタイミング、武田薬品が米国証券取引委員会に提出したForm 20-Fによる最新の年次報告書及び他の報告書(https://www.takeda.com/investors/reports/sec-filings/又はwww.sec.govにおいて閲覧可能)で指摘したその他の要因が含まれますが、これらに限られません。武田薬品は、法律ないし証券取引所規則で要求される場合を除き、本プレスリリースに含まれる、または当社が提示するいかなる将来見通し情報を更新する義務を負うものではありません。過去の実績は将来の経営結果の指針とはならず、また、本プレスリリースにおける武田薬品の経営結果ないし記述は武田薬品の将来の経営結果を示すものではなく、また、その予測、予想、保証、見積もりではありません。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20200620005023/ja/

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