医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

DrugDevとCFSクリニカルが力を合わせ、治験責任医師・CRO・治験依頼者のための臨床試験標準化を促進

2013年10月23日 PM05:25
このエントリーをはてなブックマークに追加


 

ロンドン & 米ニュージャージー州プリンストン & 米ペンシルベニア州オーデュボン

(ビジネスワイヤ) — 93カ国の8万人を超す臨床試験医師が利用するインタラクティブネットワークおよびデータ共有プラットホームを運営するDrugDevは本日、臨床試験における業務および財務管理活動に傾注する一流専門事業者のCFSクリニカル(CFS)を買収したと発表しました。

DrugDevとCFSのインフラストラクチャーを統合することで、治験依頼者は、スピーディーな治験実施施設の準備および業界をリードする同社の世界規模の決済ネットワークを通じた迅速な支払いが可能になります。これにより、試験の実行可能性を探る段階で臨床試験医師からリアルタイムのフィードバックを集め、試験の実施に最もふさわしい適任の治験責任医師を速やかに選定し、最終的に治験実施施設と効率的に連携することができます。

短期的には、両社の能力を統合することで、治験責任医師の選定と医師に対するエンゲージメントおよび報酬の支払いにおいて力強いサービス機能を創出できます。こうしたソリューションは、フルサービスBPM(ビジネスプロセスマネジメント)機能およびサービス型ソフトウエア(SaaS)の両方の形で、製薬会社とCROのクライアントに届けられることになります。技術を駆使したCFSクリニカルのサービスプラットホームが、治験依頼者およびCROとのやり取りを標準化することで、治験責任医師による業務の簡素化と容易化を進めるというDrugDevの全社的な使命を支えます。

長期的には、この買収は、標準化された協働環境を臨床試験のプロセスにもたらし、医師と医薬品開発主体の間で実質的に相互の働きかけを一層容易にし、労働集約的なプロセスをなくすことで医薬品開発のコスト削減を目指すという、一連の狙いの第一歩です。「バーチャル臨床試験」の分野は今のところ細分化の度合いが高いものの、効果的なバーチャル試験のための「基本要素」を提供するクラウドベースの技術の進歩に伴い、現実味を増しています。

DrugDevの社長兼最高経営責任者(CEO)であるイブラヒム・マフムードは、次のように語っています。「これは、増加の一途をたどる臨床試験コストを抑えるソリューションの一部に過ぎません。試験スタートアップと治験責任医師への支払いに関するCFSのソリューションをポートフォリオに加えることにより、私たちは諸標準の導入・実施能力を高め、治験責任医師を臨床試験プロセスの中心に取り戻すという取り組みを続けていきます。この分野におけるCFSの優位性は、同社による治験責任医師への支払いが現時点で8億ドルを超えている点に表れています。」

CFSクリニカルの創設者でCEOのグレッグ・セミナック氏は、次のように述べています。「DrugDevとCFSには、臨床試験の開始や実施のあり方を変革するという共通したビジョンがあります。両社のソリューションが統合されれば、私たちは臨床試験実施のための独自のプラットホームを提供することになります。DrugDevの財務的貢献の約束に加え、両社の焦点化した専門技術が1つになることで、世界規模の臨床試験の実施に際して治験責任医師および治験依頼者の経験を改善するプロセスに、CFSは投資を続けることができます。」

DrugDevのヒューゴ・スティーブンソン会長は、次のように話しています。「製薬研究においては、世界中の治験責任医師が大きな不満を2つ抱えています。1つには、医師らは新たな試験について機会の把握を改善したいと望んでおり、これはDrugDevの既存のネットワークで解決できます。もう1つは、医師らに支払われるべき報酬が大幅に遅れることのないようにしてほしいというもので、この課題についてはこれから当社がCFSと共に取り組みます。両社が協力することで、こうした課題に対処でき、医師と製薬会社は試験回数を容易に増やすことができ、またこのような医師と製薬会社も増えるはずです。」

CFSクリニカルはブランド名を維持し、DrugDevグループの一員として事業を行います。

CFSクリニカルについて

CFSクリニカル(CFS)は、技術を駆使したサービスを提供する企業として、臨床試験のための業務および財務管理活動に重点を置いています。CFSの専門家たちは揺るぎないテクノロジーアーキテクチャーとプロセスを活用することで、治験責任医師に対する支払いと試験開始の領域におけるトップクラスのソリューションを世界中で提供しています。CFSのソリューションは、製薬企業上位20位に入る8社をはじめとして治験依頼者やCROに利用されており、サイクル時間の短縮、法令順守とリスクの管理、治験責任医師との関係強化に生かされています。CFSクリニカルは2001年に設立され、投資パートナーのArchbrook Capital Managementと共に成長してきました。米ペンシルベニア州オーデュボンに本社があります。詳しくはwww.cfsclinical.comをご覧ください。

DrugDevについて

DrugDevは、世界最大の治験責任医師ネットワークとデータ共有プラットホームを基盤とするツール一式を用いて、臨床試験の一層の迅速化・経費削減・効率化で業界を支援しています。DrugDevのサービスは、大手の治験依頼者やCROにおいて、研究チームや試験の実行可能性調査グループ、実施施設確認グループに利用されています。93カ国の8万人を超す治験責任医師のネットワークに電子メールを通じてアクセスでき、プロトコルの実行可能性調査や実施施設確認のいずれか、または両方の速やかな完了を確かなものにしています。DrugDevは、治験責任医師をつなぐ世界的な製薬企業横断ネットワーク「インベスティゲーター・データバンク」をサードパーティーとして運営しています。詳しくはwww.drugdev.orgをご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Photos/Multimedia Gallery Available: http://www.businesswire.com/multimedia/home/20131023005635/ja/

CONTACT

CFS Clinical
Kevin Williams, +1 610-631-4114
kwilliams@cfsclinical.com
or
DrugDev
Melissa
Easy, +44 7809636370
melissa.easy@drugdev.org

同じカテゴリーの記事 

  • ReNAgade Therapeutics继续致力于GanNA Bio和糖生物学的研究
  • ReNAgade Therapeutics Continues Commitment to GanNA Bio and Glycan Biology
  • C2N Diagnostics Expands Into Japan Through Mediford Corporation Partnership With Precivity™ Blood Testing for Alzheimer’s Disease and Brain Research Market
  • BeiGene Demonstrates Global Progress in 2023 Responsible Business & Sustainability Report
  • Takeda Receives Positive CHMP Opinion for Fruquintinib in Previously Treated Metastatic Colorectal Cancer