ダブリン
(ビジネスワイヤ) — コヴィディエン(NYSE: COV)は本日、2013年度第2四半期(2013年1~3月)の業績を発表しました。第2四半期の純売上高は31億ドルで、前年同期の29億5000万ドルから5%増加しました。為替変動により、当四半期の売上高成長率は2ポイント押し下げられました。
2013年度第2四半期の粗利益率は57.6%で、前年同期の57.9%から0.3ポイント低下しました。調整後ベースでは、7ページの四半期非GAAP差異調整表に示す特別項目を除いた2013年度第2四半期の粗利益率は57.6%で、前年同期比で0.5ポイント低下しました。この低下は、医薬品部門でのリアクターの作動停止や、不利な原材料費のマイナスの影響によるものですが、その一部は有利な事業構成と生産性向上により相殺されました。
2013年度第2四半期の販売費および一般管理費は、前年同期から増加しました。その要因は、最近の買収に関連する支出、分離費用の増加、医療機器税、および新興市場を中心に当社の販売・マーケティング拠点を拡大するための成長イニシアチブへの支出があったことです。2013年度第2四半期の研究開発(R&D)費は、純売上高の5.2%となりました(前年同期は売上高の5.7%)。ライセンス契約に関する費用を除けば、2012年度第2四半期の研究開発費は純売上高の5.3%でした。
2013年度第2四半期の営業利益は5億9600万ドルでした(前年同期は6億900万ドル)。添付の表に記載された特別項目を除いた2013年度第2四半期調整営業利益は、6億8800万ドルでした(前年同期は6億5200万ドル)。特別項目を除いた2013年度第2四半期調整営業利益による売上高利益率は22.2%でした(前年同期は22.1%)。
2013年度第2四半期の実効税率は21.9%でした(前年同期の実効税率は13.6%)。添付の表の特別項目を除いた2013年度第2四半期の調整ベースの税率は17.6%でした(前年同期は17.1%)。
2013年度第2四半期の継続事業による希薄化後1株当たり利益(GAAPベース)は0.93ドルでした(前年同期は1.01ドル)。添付の表の特別項目を除いた2013年度第2四半期の継続事業による希薄化後調整1株当たり利益は1.12ドルでした(前年同期は1.05ドル)。
2013年度上半期の純売上高は61億6000万ドルで、前年同期の58億4000万ドルから5%増加しました。為替の変動により、上半期の売上高成長率は2ポイント押し下げられました。
2013年度上半期の営業利益は12億5000万ドルで、前年同期からほぼ横ばいでした。11ページの添付の表の特別項目を除いた2013年上半期の調整営業利益は13億7000万ドルでした(前年同期は13億6000万ドル)。特別項目を除いた2013年度上半期の調整営業利益による売上高利益率は22.3%でした(前年同期は23.2%)。
2013年度上半期の実効税率は20.5%でした(前年同期の実効税率は15.2%)。添付の表の特別項目を除いた2013年度上半期の調整ベースの税率は17.8%となりました(前年同期は17.2%)。
2013年度上半期の継続事業による希薄化後1株当たり利益(GAAPベース)は1.96ドルでした(前年同期は2.02ドル)。添付の表の特別項目を除いた継続事業による希薄化後調整1株当たり利益は2.22ドルでした(前年同期は2.17ドル)。
ホセ・E・アルメイダ社長兼最高経営責任者(CEO)は次のように述べています。「第2四半期には、広範囲にわたって売上高が伸び、1株当たり利益が増えたことが業績を後押ししました。当四半期も、医療機器部門でステープリング製品、血管シーリング製品、神経血管製品が好調だったことが成長の大きな要因となりました。医薬品部門でも、ジェネリック製品とブランド製品のいずれもが優れた業績を達成したことで、売上高は大幅に増加しました。」
「当社の報告業績は、不利な為替の変動によりマイナスの影響を受けましたが、事業は予想通りに成長しており、当四半期も新興市場が急激に成長しました。今後については、引き続き堅調な業績を上げつつ、当社の成長を強化するために必要な投資を行う予定です。当社は、堅実な新製品パイプライン、市場機会の増加、および資本の柔軟性により、世界のヘルスケア市場の難題に対処し、予想通りの業績を上げることができると考えています。」
事業セグメント別業績
医療機器の第2四半期売上高は20億9000万ドルで、前年同期の20億ドルから4%増加しました。売上高成長率は6%でした。当四半期の売上高成長率は為替の変動により2ポイント押し下げられています。この成長は、新製品と売上数量の増加によるものです。事業面では、エンドメカニカルの第2四半期の売上高は、革新的なTri-Staple™リロードを中心としたステープリング製品が好調だったことから、前年同期をやや上回りました。軟組織再生修復の売上高は、合成メッシュ製品と縫合製品が好調で、前年同期から若干増加しました。エネルギー製品の売上高は前年同期から大幅に増加しました。これは主に、血管シーリング製品の売上が当四半期も2桁増となり、引き続き優れた業績を達成したためです。酸素測定・監視製品の売上高は、モニターとセンサーが2桁の成長を達成したことで前年同期から急増しました。気道・換気製品の売上高は前年同期を上回りました。その主な要因は、ニューポートの買収によりベンチレーターの売上高が大幅に増加したことです。血管関連製品の売上高は前年同期を上回りました。圧迫製品の売上が減少したものの、神経血管製品が好調で、末梢血管製品および慢性静脈不全製品の売上が伸びたことから、減少分を上回る効果がありました。
2013年度上半期における医療機器の売上高は42億2000万ドルで、前年同期の39億9000万ドルから6%増加しました。為替変動により、当四半期の売上高成長率は2ポイント押し下げられています。
医薬品の第2四半期の売上高は5億7300万ドルで、前年同期の5億800万ドルから13%増加しました。スペシャルティ医薬品の売上高は、ジェネリック製品の売上高が大幅に増加したことを主要因として、前年同期比で大幅に増加しました。第1四半期にメチルフェニデート塩酸塩ER錠剤の発売を開始して6200万ドルの売上高を達成し、EXALGO®(ヒドロモルフォン塩酸塩)ER錠剤も好調でした。医薬品有効成分の売上高は、主に麻酔製品の売り上げが大幅に増加したことで、前年同期を大きく上回りました。造影剤製品の売上高は、米国でOptiray™の売り上げが減少したため前年同期比で大幅に減少しました。放射性医薬品の売上高は前年同期から減少しました。
2013年度上半期における医薬品の売上高は10億6000万ドルで、前年同期の9億9800万ドルから6%増加しました。この増加は主にスペシャルティ医薬品の成長によるものです。為替変動により、四半期売上高成長率は1ポイント押し下げられています。当社は、2013年半ばでの医薬品事業のスピンオフの計画を予定通り進めています。
メディカル・サプライの第2四半期売上高は4億3900万ドルで、前年同期の4億3400万ドルから1%増加しました。ナーシング・ケア製品の売上高が増加したものの、SharpSafetyTM製品とOEM製品の売上減少によって部分的に相殺されました。
2013年度上半期のメディカル・サプライの売上高は8億7300万ドルで、前年度の8億5800万ドルから2%増加しました。これは、ナーシング・ケア製品の売上が増加したためです。
その他
以前発表した自社株買入プログラムにより、2013年度第2四半期中にコヴィディエンは約320万株の普通株式を購入しました。
2013年度の見通し
2013年5月3日、ニューヨーク証券取引所での取引終了後に、当社は、2010年度、2011年度、2012年度、および2013年第1四半期の財務業績を発表します。これらの業績はすべて、予定している医薬品部門のスピンオフに関して調整したものです。同日、当社は医薬品部門を除く2013年度のガイダンスを発表します。また、同日、マリンクロットに関する2013年度のガイダンスを発表します。
コヴィディエンについて
コヴィディエンはヘルスケア製品の世界的大手企業として、患者転帰改善のための革新的メディカルソリューションを創出し、臨床でのリーダーシップと卓越性によって価値を提供しています。医療機器、医薬品、メディカル・サプライの3領域で、業界をリードする広範な製品ラインの製造、供給、サービスを行っています。当社は2012年度に119億ドルの売上高を上げ、世界70カ国以上に4万3000人の従業員を擁し、当社の製品は140を超える国々で販売されています。当社事業の詳細については、www.covidien.comをご覧ください。
電話会議とウェブキャストについて
当社は、本日午前8時30分(米国東部時間)より投資家向けの電話会議を開催します。この電話会議には以下の3通りの方法で参加できます。
- コヴィディエンのウェブサイト:http://investor.covidien.com
- 電話:「聴取のみ」の参加者も、質疑応答への参加を希望する場合も、ダイヤルイン番号は866-202-3048(米国)です。米国以外から参加する場合、ダイヤルイン番号は617-213-8843です。アクセスコードはいずれも22122758です。
- 録音再生:電話会議の録音再生は、2013年4月26日午前11時30分から2013年5月3日午後5時00分まで聴取できます。米国からのダイヤルイン番号は888-286-8010です。米国以外の参加者のダイヤルイン番号は617-801-6888です。録音再生のアクセスコードはいずれも14102844です。
非GAAP財務指標
本プレスリリースには、事業成長率、調整粗利益率、調整営業利益、調整1株当たり利益、調整営業利益率、フリーキャッシュフローなどの財務指標が含まれ、これらはいずれも米国証券取引委員会の該当規則および規制では「非GAAP」の財務指標と見なされます。
これらの非GAAP財務指標は、一般に認められた会計原則に沿って作成された財務情報を補足するものであり、当該情報の代わりとなるものではありません。当社の非GAAP指標の定義は、他社の類似した名称の指標とは異なる場合があります。当社が定義するフリーキャッシュフローは、継続事業活動による収入から資本支出を減じた純現金収支です。
本プレスリリースで使用した非GAAP財務指標は、大きく変動する可能性があり、予測が困難なことがある特別項目による調整を行うものです。当社は一般的に、コヴィディエンの過去の営業業績の評価、同業他社の営業業績との比較、経営陣のインセンティブ報酬の決定など、経営陣の財務および事業上の意志決定を円滑に進める目的で、これらの非GAAP財務指標を使用しています。こうした非GAAP財務指標は当社の事業に対する追加的な観点を反映したものであり、GAAPベースの業績やGAAP財務指標に対する調整と同時に検討することで、コヴィディエンの事業に影響を及ぼす要因や傾向をより詳細に把握できるようになっています。
非GAAP財務指標は、当社が報告した営業業績の増減につながる項目の影響を除外しているため、当社経営陣は投資家の方々に対して、当社の連結財務報告、および公式報告書を全体的に確認することを強くお奨めします。非GAAP財務指標とそれに最も直接的に対応するGAAP財務指標との差異調整は、本リリースに付された表に記載されています。
将来見通しに関する記述
本通知に含まれる記述で過去の事実について記述していないものは、1995年米国民事証券訴訟改革法で定義される意味での将来見通しに関する記述を構成する場合があります。本通知に含まれる将来見通しに関する記述はいずれも、当社経営陣の現時点における見解と予想に基づいていますが、いくつものリスク、不確実性、および状況の変化の影響を受け、その結果、実際の結果または当社の行動が当該記述によって表明されている、または含意されているものとは大幅に異なるものとなる場合があります。実際の将来の結果が現在の予想と大きく異なるものになることの要因には、効果的に新製品を導入して販売したり技術の進歩に追従したりする当社の能力、少数の大規模な公的ないし私的保険業者の支払い実態、顧客、購入グループ、第三者支払者、および政府組織による経費抑制努力、知的財産権上の紛争、複雑かつ費用のかかる規制(医療における不正および乱用に対する規制および海外腐敗行為防止法を含む)、製造ないしサプライチェーン上の諸問題や障害、市況商品価格の上昇、コヴィディエンまたはその製品にかかわるリコールや安全警告および否定的報道、製造物責任上の損失およびその他の訴訟による債務、当社事業部門または商品の切り離し、他の会社および事業を対象とする戦略的買収、投資、または提携を実行する当社の能力、競争、米国外で事業を行うことに関連するリスク、外国為替レート、環境修復にかかわる経費が含まれますが、これらに限定されません。これらおよびその他の要因は、2012年9月28日を末日とする年度のフォーム10-K年次報告書およびその後の米国証券取引委員会への提出物の中でより詳細に特定および記述されています。当社は、法律によって要求されている範囲を超えてこれらの将来見通しに関する記述を更新する一切の責務を否認します。
コヴィディエン | |||||||||||||||||||
連結損益計算書 | |||||||||||||||||||
四半期(2013年3月29日締め、2012年3月30日締め) | |||||||||||||||||||
(単位は百万ドル、ただし1株当たりデータを除く) | |||||||||||||||||||
四半期 | 比率 | 四半期 |
比率 |
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2013年3月29日締め | (対純売上高) | 2012年3月30日締め | (対純売上高) | ||||||||||||||||
純売上高 | $ | 3,103 | 100.0 | % | $ | 2,946 | 100.0 | % | |||||||||||
売上原価(1) | 1,316 | 42.4 | 1,240 | 42.1 | |||||||||||||||
粗利益 | 1,787 | 57.6 | 1,706 | 57.9 | |||||||||||||||
販売費および一般管理費(1) | 968 | 31.2 | 914 | 31.0 | |||||||||||||||
研究開発費 | 162 | 5.2 | 167 | 5.7 | |||||||||||||||
事業再編費用(純額) | 61 | 2.0 | 16 | 0.5 | |||||||||||||||
営業利益 | 596 | 19.2 | 609 | 20.7 | |||||||||||||||
支払利息 | (50 | ) | (1.6 | ) | (51 | ) | (1.7 | ) | |||||||||||
受取利息 | 3 | 0.1 | 6 | 0.2 | |||||||||||||||
その他の利益(純額) | 16 | 0.5 | 4 | 0.1 | |||||||||||||||
継続事業による税引き前利益 | 565 | 18.2 | 568 | 19.3 | |||||||||||||||
支払法人所得税 | 124 | 4.0 | 77 | 2.6 | |||||||||||||||
継続事業による利益 | 441 | 14.2 | 491 | 16.7 | |||||||||||||||
非継続事業による(損失)利益(法人所得税控除後) | (2 | ) | (0.1 | ) | 6 | 0.2 | |||||||||||||
純利益 | $ | 439 | 14.1 | $ | 497 | 16.9 | |||||||||||||
基本1株当たり利益: | |||||||||||||||||||
継続事業による利益 | $ | 0.93 | $ | 1.02 | |||||||||||||||
非継続事業による利益 | — | 0.01 | |||||||||||||||||
純利益 | 0.93 | 1.03 | |||||||||||||||||
希薄化後1株当たり利益: | |||||||||||||||||||
継続事業による利益 | $ | 0.93 | $ | 1.01 | |||||||||||||||
非継続事業による利益 | — | 0.01 | |||||||||||||||||
純利益 | 0.92 | 1.02 | |||||||||||||||||
加重平均流通株式数(単位:百万株): | |||||||||||||||||||
基本 | 471 | 483 | |||||||||||||||||
希薄化後 | 476 | 487 | |||||||||||||||||
(1) 以下の損益計算書項目には示された額の無形資産償却費が含まれる。 | |||||||||||||||||||
売上原価 | $ | 48 | $ | 41 | |||||||||||||||