医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > 長崎大 食事制限による寿命延長・抗老化にNPYが必須であることを明らかに

長崎大 食事制限による寿命延長・抗老化にNPYが必須であることを明らかに

読了時間:約 54秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年04月20日 PM12:00

悪性腫瘍の発生頻度が上昇

長崎大学は4月9日、医学部・病理学の下川功教授、千葉卓哉准教授(現在は早稲田大学人間科学学術院 早稲田大学応用脳科学研究所 教授)のグループが、ニューロペプチドY(NPY)が食事制限による寿命延長効果・抗老化作用に関し重要な役割を果たしていることを明らかにしたと発表した。


(画像はプレスリリースより)

研究グループは、NPY遺伝子を欠損したマウスに対してカロリー制限を行っても寿命が延長しないことを明らかにした。さらに死因を解析した結果、NPY遺伝子欠損マウスは、カロリー制限を行っているにもかかわらず、悪性腫瘍の発生頻度が上昇していることが認められたという。

一方で摂食行動やエネルギー代謝に異常は認められないことから、カロリー制限による寿命延長効果・抗老化作用には、NPYが必須であることを見いだしたとしている。

薬やサプリメント開発に期待

自由に食べることができる量を30%程度減らすことで寿命が延長することは認められているものの、その分子機序はこれまで明らかではなかった。プレスリリースでは

これらの研究成果から、NPY量増加を促す薬やサプリメントを開発することは、老化に伴って発症率が増加する様々な疾患の治療薬になると期待されます。(長崎大学 プレスリリースより引用)

と述べられている。(小林 周)

▼外部リンク

長崎大学 プレスリリース
http://www.nagasaki-u.ac.jp/ja/about/info/science/

このエントリーをはてなブックマークに追加
TimeLine: ,
 

同じカテゴリーの記事 医療

  • 新型コロナ感染を大きく阻害できる2つの標的タンパク質を、ヒトiPS細胞で同定-CiRA
  • 卵巣がんに関する患者の理解度や情報収集の実態、一般の認知度を調査-AZ
  • 手と足の感覚情報処理が脳の中でつながっていることを明らかに、世界初-京大ほか
  • エンテロウイルスD68、従来法より正確に検出できる新規PCR法を開発-新潟大
  • ギャンブルで「無謀な賭け」に至る心理的メカニズムの一端を解明-京大