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エリテックが大腸菌由来およびエルウィニア菌由来のアスパラギナーゼにアレルギーを持つALL患者でのGRASPA®使用についての良好な初期結果をASHにて発表へ

2014年11月12日 PM07:15
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仏リヨン

(ビジネスワイヤ) — 急性白血病および医療ニーズが満たされていないその他の腫瘍適応症を対象に革新的な「腫瘍飢餓化」治療薬の開発に当たっているフランスのバイオ製薬企業エリテック(Paris:ERYP)(Euronext Paris: FR0011471135 – ERYP)は、2014年12月6~9日に米カリフォルニア州サンフランシスコで開催される第56回米国血液学会(ASH)年次大会で、治験用新薬利用範囲拡大プログラムにおけるGRASPA®の4件の症例研究のプレゼンテーションを行うと発表しました。

治験用新薬利用範囲拡大プログラム(#NCT02197650)は、第一選択治療または再発の治療を対象に、大腸菌由来およびエルウィニア菌由来の両アスパラギナーゼに対するアレルギー既往歴を持つため過敏症反応のリスクを有する急性リンパ芽性白血病(ALL)患者に対し、GRASPA®を利用できるようにしたものです。

本プログラムで得られた初の結果は、これら「二重のアレルギー」を持つ患者で過敏症反応が低減すると同時に、適切なアスパラギナーゼ活性が維持されることを示し、また再発性ALL患者での第III相試験のトップライン結果で最近証明されたように、大腸菌由来のアスパラギナーゼに対するアレルギー既往歴を持つ患者でも、GRASPA®の免疫毒性が低減することについて、新たな証拠をもたらすものです。

「治験用新薬利用範囲拡大プログラムにて赤血球封入Lアスパラギナーゼによる治療を受けたLアスパラギナーゼ・アレルギー患者。4症例の報告」(L-Asparaginase Allergic Patients Treated with L-Asparaginase Loaded into Red Blood Cells in an Expanded Access Program. Report of Four Cases)と題されたアブストラクト#937を、小児血液病・オンコロジー研究所(仏リヨン)所長のイブ・ベトランド教授がポスタープレゼンテーションとして発表します。

セッション:612 急性リンパ芽性白血病:臨床試験:ポスターI

日付:2014年12月6日(土曜)

時間:午後5時30分~午後7時30分

アブストラクトは現在、ASHのウェブサイト(www.hematology.org)から入手可能です。

エリテックおよびERYASP™/GRASPA®について:www.erytech.com

2004年にリヨンで創設されたエリテックはがん患者、特に急性白血病や一部の固形腫瘍の患者に新たな展望を提供するフランスのバイオ製薬企業です。

エリテックは酵素のアスパラギナーゼを赤血球に封入することでERY-ASP/GRASPA®を開発しました。ERY-ASP/GRASPA®は、「飢餓状態」を通じてがん細胞を破壊すると同時に、副作用を大幅に低減するオリジナル性と有効性を持つ治療薬です。ERY-ASP/GRASPA®については欧州で、急性リンパ芽性白血病(ALL)を対象とする第III相臨床試験の良好なトップラインデータを最近発表しており、急性骨髄性白血病(AML)を対象とする第IIb相臨床試験が進行中です。また本製品は米国でALLを対象とした第I/II相臨床開発が進行中です。

毎年、欧州と米国で約5万人の患者が、ALLまたはAMLと診断されています。現在、これら患者の約80%、主として成人および小児の再発患者に対しては、既存のアスパラギナーゼ製剤はその毒性が原因で使用できません。ERY-ASPは、最も虚弱な患者を含むすべての急性白血病患者が治療を受けられるよう、忍容性プロファイルの改善を目標に開発が進められています。エリテックが対応している市場セグメントは、10億ユーロの潜在力に相当します。

また、エリテックは固形腫瘍の分野における適応症と、オンコロジー以外の一部の希少疾患適応症についても、開発を進めています。現在、エリテックはERY-ASPについて、欧州ですい臓がんを対象とする第II相試験を実施中で、他の固形腫瘍適応症も追求しています。

エリテックは欧州と米国の両方で、ALL、AML、すい臓がんにつきERY-ASP/GRASPA®の希少薬指定を受けております。また仏リヨンと米フィラデルフィアに稼働可能な自前の製造施設を擁しています。

エリテックは2件の販売提携契約を結んでいます。一つは欧州で希少薬分野の大手オーファン・ヨーロッパ(レコルダーティ・グループ)、もう一つはイスラエルのテバ・グループとの契約です。

エリテックはパリのユーロネクスト規制市場に上場しており(ISINコード:FR0011471135、ティッカー:ERYP)、CAC All Shares、CAC Healthcare、CAC Pharm & Bio、CAC Small、CAC Mid&Small、CAC All Tradable、Next Biotechの各指数の構成銘柄となっています。エリテックの株式はPEA-PME(フランスの中小企業向け節税プラン)適格です。

将来見通しに関する情報

本リリースはエリテックの財務状況・業績・戦略・プロジェクトや、当社および当社が事業を展開する市場について予想される将来の業績および動向に関し、将来見通しに関する記述や推定を含む可能性があります。これら記述・予想・推定の一部は「考える」「予想する」「期待する」「意図する」「計画する」「目指す」「推定する」「可能性がある」「予定する」「継続する」および類似の表現の使用により識別できますが、これらに限定されません。これら記述には過去の事実ではない事柄がすべて含まれます。それら記述・予想・推定は既知・未知のリスク、不確実性、その他要因のさまざまな仮定と評価に基づいていますが、それら仮定・評価はその時点で妥当とみなされたものでも、結果的に正しかったと判明する場合としない場合があります。実際の出来事は予測することが困難で、当社のコントロールが及ばない要因に依存する場合があります。従ってエリテックの実際の結果、財務状況、成績・成果、あるいは業界の実績は、それら記述・予想・推定で明示ないし暗示された将来のどのような結果・成績・成果とも大きく異なる場合があります。エリテック・ファーマがフランス金融市場庁(www.amf-france.org)に提出した書類は当社ウェブサイト(www.erytech.com)でも閲覧可能ですが、それらのリスクや不確実性について説明が記されています。これらの不確実性を考慮し、将来見通しに関する記述・予想・推定について、正確さと公平さに関する表明は行いません。また将来見通しに関する記述・予想・推定は、本リリースの発表時点におけるものです。読者はこれらのいかなる将来見通しに関する記述についても、過度の信頼を寄せないよう、注意が必要です。フランスの法律で要求されている場合を除き、エリテックはこれら将来見通しに関する記述・予想・推定のいずれについても、それらに関する当社の予想内容のいかなる変更であれ、またはそれら記述・予想・推定の根拠となる出来事・状況・環境のいかなる変化であれ、これらを反映する目的でこれら将来見通しに関する記述・予想・推定を更新する一切の義務を否定します。

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