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バイオガイア、健康な乳児における疝痛の予防は可能と発表

2014年01月14日 PM10:40
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Dr Flavia Indrio (Photo: Business Wire)Dr Flavia Indrio (Photo: Business Wire)

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ストックホルム

(ビジネスワイヤ) — 健康な新生児468人を対象とした研究で、プラセボを与えた新生児と比較して、プロバイオティクスのラクトバチルス・ロイテリ菌プロテクティス株を与えた新生児の方が、泣き時間が半分未満であることが示されました。また、ラクトバチルス・ロイテリ・プロテクティスを与えた新生児では、プラセボ群と比較して、有意に日常的な胃食道逆流の回数は低減し、便秘回数も低減しました。

Dr Flavia Indrio (Photo: Business Wire)

Dr Flavia Indrio (Photo: Business Wire)

イタリア・バーリ大学小児科のFlavia Indrio医師(MD)は、次のように述べています。「この研究は、機能性消化管障害(疝痛、胃食道逆流、便秘)のような症状で特定の菌株(L・ロイテリ・プロテクティス)の予防的使用が可能であることを証明した初の研究です。また乳児におけるプロバイオティクス療法の費用対効果に対する初の評価でもあり、L・ロイテリ・プロテクティスが家族にとって、さらに社会にとって有益であることを示しています。」

泣き時間が短縮し、便秘が減り、胃食道逆流が減る

介入は誕生直後から開始しました。ラクトバチルス・ロイテリ・プロテクティスのドロップを使用開始してから1カ月後、乳児らの1日当たりの泣き時間は、プラセボを与えた乳児の96分と比較して45分と半分未満に減りました。両群間の有意差は3カ月の介入期間を通じて維持されました。

またラクトバチルス・ロイテリ・プロテクティス群の乳児の方がプラセボ群と比べ、良好な腸運動性を示し、その結果として有意に毎日の排便回数が多く、胃食道逆流が減少しました。

家族と社会にとって経費節減を意味

疝痛、胃食道逆流、便秘は乳児に痛みをもたらすだけではありません。これらの症状は多くの場合、頻繁な小児科通院や入院、投薬をもたらし、さらに両親に不安を与え、両親の就業時間を削ります。研究者らは直接経費を計算しただけで、ラクトバチルス・ロイテリ・プロテクティスの使用が個々の家族にとって88ユーロの節約をもたらすと結論しました。加えて、社会は小児1人当たり104ユーロを節約しました。

バイオガイアのピーター・ロスチャイルド社長は次のように述べています。「この研究はバイオガイアの製品をすべての乳児に誕生時点から与えるべきことを示す画期的なものです。これらの製品は乳児とその両親の苦痛を減らすのみならず、家族と社会にとっての経費も節減します。今回の研究はバイオガイアの乳児用製品セグメントのさらなる発展にとって極めて重要なものとなるでしょう。」

研究の内容は権威ある医学誌JAMA(2014年1月13日発行)に掲載されました。疝痛・便秘・胃食道逆流についての情報研究についての詳細Indrio医師のインタビュー内容がリンクよりご確認いただけます。

バイオガイアは健康効果が証明済みのプロバイオティクス製品を開発・商品化・販売するヘルスケア企業です。当社の製品は主として、健康増進のプロバイオティック効果を持つ乳酸菌のラクトバチルス・ロイテリを基礎としています。親会社BioGaia AB(STO:BIOG-B)のクラスB株式はナスダックOMXノルディック・ストックホルム証券取引所の中型株指数の構成銘柄です。www.biogaia.com

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

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CONTACT

BioGaia
Peter Rothschild
President
telephone: +46 8 555
293 00

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