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バイオサイトジェンが「ナノ100プロジェクト」を発足させ、100種以上の標的に対する完全ヒトナノボディー治療薬を開発へ

2023年02月21日 PM09:09
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北京

(ビジネスワイヤ) — バイオサイトジェン・ファーマシューティカルズ(北京)(以下「バイオサイトジェン」、HKEX: 02315)は本日、100種以上の標的に対する完全ヒトナノボディー医薬品の開発を目指す「ナノ100プロジェクト」の発足を発表しました。このプロジェクトは、バイオサイトジェンの専有的な完全ヒトナノボディーマウスRenNanoTMと、ハイスループットのin vitro/in vivo抗体スクリーニングプラットフォームを組み合わせ、大規模な完全ヒトナノボディー医薬品の開発を行うものです。

ナノボディーは従来の抗体と比較して、分子量が小さく、組織への浸透性が向上しているため、腫瘍への浸潤や血液脳関門の通過に有効です。また、ナノボディーは一般的にCDR3領域が長く、隠れたエピトープをより効果的に認識することができます。ナノボディーは構造が単純であるため、安定性が高く、製造や設計が容易で、細胞治療薬、二重特異性抗体および二重特異性エンゲージャー、多重特異性抗体、抗体薬物複合体(ADC)、放射性核種抗体複合体(RAC)など複合モダリティーに最適な構成要素となっています。

バイオサイトジェンは、数年にわたる努力の結果、完全ヒト抗体マウスであるRenMabTMからRenNanoマウスを作製することに成功しました。RenNanoマウスは、完全ヒト重鎖可変領域を持ち、重鎖のみの抗体(HCAb)を作製することができます。HCAbの可変領域、すなわちナノボディーは、医薬品開発においてin vitroでのヒト化を必要としません。当社の研究により、RenNanoマウスは異なる抗原による免疫後に強固な免疫応答を生み出せることが示されました。RenNanoマウスから作製したHCAbは、非常に多様なCDR3配列を持ち、nMレベルの高い親和性で多くのエピトープを認識することができます。In vitroおよびin vivoの実験により、RenNano由来の抗体は良好な生物学的機能を有することが示されています。

バイオサイトジェンは、完全ヒトナノボディーを発見できるRenNanoの優れた能力に基づいて、「ナノ100プロジェクト」を発足させました。このプロジェクトでは、腫瘍関連抗原(TAA)、GPCR、免疫チェックポイント、サイトカイン、神経疾患関連因子など、100種以上の標的に対する治療用の完全ヒトナノボディーの開発を目指しています。バイオサイトジェンは、世界的な製薬会社やバイオテクノロジー企業との協業を積極的に追求しており、当社の大規模なナノボディー開発能力と、細胞治療薬、二重特異性抗体および多重特異性抗体、ADC、RACなど、ナノボディー関連の治療法に関する提携先の専門力を結び付けながら、ファーストインクラスもしくはベストインクラスまたは両方となり得る新薬の開発に取り組んでいます。

バイオサイトジェンの社長兼最高経営責任者(CEO)である沈月雷(シェン・ユエレイ)博士は、次のように述べています。「私たちは、『ナノ100プロジェクト』によって選択した標的に対する完全ヒトナノボディーを迅速に開発できるため、当社のグローバルパートナーに、より多様で優れたナノボディー構成要素を提供し、新薬の開発を促進できると考えています。同時に、これはバイオサイトジェンのプロジェクト・インテグラムを補完するものとしても重要です。」

RenNanoTMについて

バイオサイトジェンの専有的な完全ヒトナノボディー作製マウスであるRenNanoは、世界で最も包括的な完全ヒト抗体プラットフォームの1つです。RenNanoマウスから生成されたナノボディー配列は、可能な限り高い多様性を持ち、抗体のヒト化を必要としないため、時間とコストを削減し、医薬品開発の後期段階における失敗のリスクを低減します。さらに、ラクダ科のような天然のHCAb産生種と比較して、マウスは飼育や免疫化が容易であるため、大規模なHCAbの開発に適しています。

バイオサイトジェンについて

バイオサイトジェン(HKEX: 02315)は、革新的な技術で画期的な抗体医薬の研究開発を推進する世界的なバイオテクノロジー企業です。バイオサイトジェンは、完全ヒトモノクローナル抗体、二重特異性抗体/多重特異性抗体、ナノボディーを開発するために当社が専有するRenMabTM/RenLiteTM/RenNanoTMマウスプラットフォームを使用し、当社のin vivo薬効スクリーニングプラットフォームおよび臨床開発の優れた専門力を統合し、医薬品開発プロセス全体を簡素化しています。バイオサイトジェンは、1000種類以上の標的に対してファーストインクラス/ベストインクラスの抗体医薬を開発する大規模プロジェクトの「プロジェクト・インテグラム」を実施しています。本プロジェクトにより、多国籍製薬企業(MNC)との提携数件を含め、28件の医薬品共同開発契約と16件のRenMiceTMライセンス契約が世界各国の企業と結ぶに至りました。バイオサイトジェンのパイプラインには12種のコア製品があり、うち2つが第II相多国籍臨床試験、2つが第I相試験の段階にあります。バイオサイトジェンは、北京に本社を構え、江蘇省海門、上海、ボストン(米国)、ハイデルベルク(ドイツ)に支社を有しています。詳細情報については、http://en.biocytogen.com.cnをご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

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