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メアリー・ケイが中国のSDGパイロット村プロジェクト(2017~2021年)の成果を伝える影響レポートと動画を公開

2022年08月29日 PM07:51
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ダラス

(ビジネスワイヤ) — 農村部の女性は世界人口の4分の1を占め、地域経済の支柱であり、発展途上国では農業従事者、賃金労働者、起業家として農業労働力の推定40%を構成しています1。こうした地域経済への欠かせざる貢献にもかかわらず、農村部の女性の前には常に、資産の所有権、同一賃金、意思決定の場への参加、リソースや市場へのアクセスに関する構造的な障壁が立ちはだかっています。また、文化的な慣習により、無報酬での保育・介護や家事に関する責任のほとんどが、女性に課せられています2

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20220825005019/ja/

Women from the Art Ensemble “Huobonuoma,” or “Daughters of the Moon,” showcasing their Yi embroidered costumes, an ancient handcraft representing the cultural heritage of the Yi ethnic group. (Photo: Courtesy of Waipula Villagers)

Women from the Art Ensemble “Huobonuoma,” or “Daughters of the Moon,” showcasing their Yi embroidered costumes, an ancient handcraft representing the cultural heritage of the Yi ethnic group. (Photo: Courtesy of Waipula Villagers)

農村部の女性の生活改善が、貧困を撲滅し、持続可能な開発を実現するための鍵であると考えるUNDP中国とメアリー・ケイは、中国婦女発展基金会、中国国際経済技術交流中心、雲南省および永仁県の婦女連合会との協力の下、2017年に中国雲南省外普拉でSDGパイロット村プロジェクトを開始しました。

共同プロジェクト「SDGパイロット村プロジェクト:女性を中心とする貧困の緩和と持続可能な開発」(2017~2021年)では、社会的保護の提供およびエコツーリズムによるグリーン起業機会創出を通じた活動に加え、コミュニティーの意思決定の場での女性のリーダーシップを高める活動により、女性の労働市場への参加に対する構造的な障壁に取り組みました。

イ族の女性は、包摂的な地域経済と文化遺産の保全を進めるための対象を絞ったジェンダー特化の介入を通じて、経済成長と貧困緩和の推進力となりました。こうした活動は、地域レベルで変革を起こす変化をもたらし、ジェンダー平等を促し、持続可能な開発を加速させました。

UNDPのベアテ・トランクマン中国常駐代表は、次のように述べています。「このプロジェクトは、いかにして起業活動が男女間の収入格差に取り組みながら農村地域の貧困と闘う強力なツールになり得るかを示しています。イ族の女性はイ族の文化遺産を活用するための適切な技能とリソースを得たことで、女性たちに資する確かな経済基盤を築き、コミュニティーで主導権を得て、未来の世代につながる道を拓きました。」

パイロット・プロジェクトは、SDGsを推進しながら、女性の起業活動が開発に与える影響を最大化する上で民間部門を含むマルチステークホルダー・パートナーシップが持つ可能性を浮き彫りにするものです。UNDP中国はメアリー・ケイ中国および地元の公共部門と協力し、女性起業家が経済主体となるために必要なツールを持ち教育を受けられるよう連携しました。また、女性たちが包摂的で持続可能なグリーンな地域経済の創出に対して積極的に貢献できるよう、コミュニティーの意思決定の枠組みへの女性の参加障壁への取り組みも行われました。

メアリー・ケイのデボラ・ギビンズ最高執行責任者は、次のように述べています。「SDGパイロット村プロジェクトは、女性の経済的エンパワメントに重点を置くことで、SDGsの実現を推進する上で民間部門がいかに重要な役割を果たすことができるかを実証するものです。また、企業がその独自の強みをどのように生かして、官民パートナーシップを通じて開発成果を加速させられるかに関する青写真も提供しています。」

メアリー・ケイのアジア太平洋地域社長のウェンディー・ワンは、次のように述べています。「農村地域の女性に起業機会を提供する女性中心のアプローチは、大きな変化を起こすことが実証されました。女性が経済発展に参加し始め、結果としてコミュニティー内で地位を得ると、村全体に恩恵がもたらされたのです。」

プロジェクトの第1段階の成果は、SDGsの地域化と、COVID-19後のグリーンな包摂的な復興に向けた政策とプログラム的対応の策定において、ジェンダー対応アプローチが起こすことができる変革的な効果について、説得力のある証拠を提示しています。

プロジェクトは以下に挙げる12個の持続可能な開発目標に貢献しました。

  • 目標1:貧困をなくそう
  • 目標2:飢餓をゼロに
  • 目標3:すべての人に健康と福祉を
  • 目標4:質の高い教育をみんなに
  • 目標5:ジェンダー平等を実現しよう
  • 目標6:安全な水とトイレを世界中に
  • 目標8:働きがいも 経済成長も
  • 目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 目標10:人や国の不平等をなくそう
  • 目標15:陸の豊かさも守ろう
  • 目標16:平和と公正をすべての人に
  • 目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

SDGパイロット村プロジェクト - 第1段階の主な実績(2017~2021年)

  • プロジェクトが中国の貧困緩和キャンペーンに貢献するものであったことから、外普拉で国の貧困線以下で暮らす村民の割合は2017年の28%から2020年には0%に下がりました。
  • 職業訓練と能力開発を通じて、貧困線以下の生活を送っていた60世帯の193人が2020年までに貧困を脱しました。
  • その大部分を女性が占める、季節移動労働者210人と長期出稼ぎ労働者120人が自宅のある村に戻って、仕事に就くか、起業することができました。
  • 地域の女性607人が仕事を見つけ、その一部は村民委員会の委員や、地元のホスピタリティー業やアート関連業の責任者の役割に就くなどして、コミュニティーのリーダーとして地位を向上させ、収入も上がりました。
  • 2021年には、村民1人当たりの収入が1万4128人民元に上昇しました。

SDGパイロット村プロジェクトの事例を伝えるため、メアリー・ケイとパートナー企業は以下を公開しました。

  • 1段階に関する影響レポート:「村レベルでのSDG地域化実験 - 中国雲南省での女性を中心とする貧困の緩和と持続可能な開発プロジェクト」と題した、マルチステークホルダーが支援する発展プロセスを通じて進展したプロジェクトの始まり、実施方法、成果を取り上げたレポート。影響レポートは、こちらでご覧になれます。
  • 動画:「月の娘たち」と題した、3人の女性リーダーにスポットを当てた動画。Yongyan Zhu氏、Xuefang Xia氏、Shiqiong Han氏が、起業を通して個人的に経験した変化について語ります。また、パートナー団体の代表者が、村で起きた経済・環境・社会的変化について説明します。11分の動画は、こちらでご覧になれます。

UNDP中国とプロジェクト・パートナーは間もなく、以下を目指す第2段階(2022~2024年)に進みます。

  • 起業活動の促進:女性を中心に村民の能力開発を進め、収入増につなげます。
  • 多様性と包摂性の推進:地元の民族文化を保全し、女性のエンパワメントを進めます。
  • グリーンな開発の促進:自然環境を保護し、持続可能な村を推進します。

SDGパイロット村プロジェクトは2年連続で、ロイター・イベンツの「責任あるビジネス・アワード」の「SDGパイオニア・アワード」カテゴリーで最終候補に選出されました。授賞式は10月13日にロンドンで開催されます。

メアリー・ケイについて

ガラスの天井を打ち破った女性の先駆者の一人として知られるメアリー・ケイ・アッシュは、1963年に1つの目標を掲げて自らの夢である化粧品会社を起業しました。その目標とは、女性の人生を豊かにすることです。彼女の夢は、約40カ国に数百万人の独立したセールス担当者を擁する数十億ドル規模の会社へと発展しました。起業家精神を開発する企業としてメアリー・ケイが力を入れている活動は、教育、メンターシップ、唱道活動、ネットワーキング、イノベーションを通じた女性の道程の支援です。メアリー・ケイは、美容の背後にある科学への投資と、最先端のスキンケア、カラー化粧品、栄養補助食品、フレグランスの製造に注力しています。当社は、持続可能な未来のために今の生活を豊かにし、卓越した事業運営の促進に努力する世界の組織と提携し、がん研究を支援し、ジェンダー平等を推進し、家庭内虐待の被害者を保護し、地域社会を美化し、子供たちが夢を追求するよう奨励することに、信念を持って取り組んでいます。詳細については、marykayglobal.comフェイスブックインスタグラムリンクトインをご覧ください。ツイッターでのフォローもお願いします。

国連開発計画(UNDP)について

国連の主要な国際開発支援機関として、UNDPは、貧困の根絶や不平等の是正に向けて約170の国や地域で活動しています。持続可能な開発目標の達成に向けて、各国が政策、リーダーシップ・スキル、パートナー能力、制度的能力を開発し、強靱性を構築するための支援を行っています。UNDPの取り組みは、持続可能な開発、民主的なガバナンスと平和構築、気候変動と災害に対する強靱性という3つの重点領域を中心としています。www.undp.org

中国国際経済技術交流中心(CICETE)について

商務部に直属するCICETEは、1983年に国務院の承認を得て設立されました。商務部に委任されたCICETEの主な機能は、中国、UNDP、国際連合工業開発機関(UNIDO)間の協力をとりまとめることで、中国での支援プログラムの実行、および一般商品供給プロジェクト、南南協力援助基金プロジェクト、他の発展途上国に対する中国支援プログラム下で行われる能力開発プロジェクトなどの管理が含まれます。www.cicete.org.cn/en/

中国婦女発展基金会(CWDF)について

中国婦女発展基金会は1988年に中華全国婦女連合会によって設立されたAAAAA基金です。国立の公益基金であり、中国と他の国や地域から資金を調達しています。CWDFの使命は、中国での女性の権利と利益の保護、女性の生活の質の向上、女性と女性による運動の発展の促進によって調和のとれた社会の構築に貢献することです。www.cwdf.org.cn/en/

1 国際労働機関(2018年)。「Rural women at work: Bridging the gaps」https://www.ilo.org/global/topics/equality-and-discrimination/publications/WCMS_619691/lang–en/index.htm

2 国際連合(2021年10月21日)。農山漁村女性のための国際デー。https://www.un.org/en/observances/rural-women-day

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

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