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マシモがCOVID-19対応活動を支えるための遠隔患者管理ソリューションMasimo SafetyNet™をフルリリース

2020年04月13日 PM04:35
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米カリフォルニア州アーバイン

(ビジネスワイヤ) — マシモ(NASDAQ: MASI)は本日、マシモ・セーフティーネット(Masimo SafetyNet™)のフルリリースを発表しました。Masimo SafetyNetは革新的で経済的拡張性のあるクラウドベースの患者管理ソリューションで、臨床医が院内や非従来型の環境・状況で、患者さんを遠隔からケアする上で役立つように設計したものです。Masimo SafetyNetはクリーブランドのユニバーシティー・ホスピタルズ(UH)やペンシルベニアおよびニュージャーのセントルーク大学ヘルスネットワーク(セントルーク)のような一流機関にてパイロット試験を成功させており、臨床医や公衆衛生当局者による世界的なCOVID-19流行病との闘いを支えるため、世界規模で提供できるようになりました。

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20200413005182/ja/

Masimo SafetyNet™ (Graphic: Business Wire)

Masimo SafetyNet™ (Graphic: Business Wire)

4月15日(水)午前8:00(PDT)にマシモとユニバーシティー・ホスピタルズが公開ウェビナーを共催し、ピーター・プロノヴォスト医師とユニバーシティー・ホスピタルズの同僚らがマシモの創設者で最高経営責任者(CEO)のジョー・キアニと共に、Masimo SafetyNetと、UHがMasimo SafetyNetをCOVID-19との闘いに役立てた経験について意見交換します。このウェビナーでは、UHがMasimo SafetyNetを同組織の対応活動に組み込むためにチームで開発したプロトコルを含め、UHの提供情報と本プラットフォームの導入を基に、本プラットフォーム導入のベストプラクティスを取り上げます。是非とも世界中の臨床医および病院職員は参加して、各自の医療機関にMasimo SafetyNetを導入するための方法について学んでください。詳細情報と登録についてこちらはをクリックしてください。

Masimo SafetyNetはテザーレスの患者1人用ウエアラブルSET®センサーを使用して、患者さんの血中酸素飽和度と呼吸数に加え、脈拍数、灌流指標、PVi®を測定でき、これによりCOVID-19患者さんの急増を管理しながら、その他の患者さんや医療提供者からの距離を保つことで、病院が患者遠隔モニタリングをオーバフロースペース、緊急回復施設、自宅療養環境などの代替ケアスペースに拡大できるようにします。

この遠隔医療ソリューションは臨床実績のあるMasimo SET® Measure-through Motion and Low Perfusion™(体動時・低灌流時モニタリング可能)パルスオキシメトリーをクラウドベースの遠隔データ取得/サーベイランスプラットフォーム(患者さんのアンドロイド/iOSのスマートフォンやスマートデバイスからアクセス可能)と組み合わせたものです。主要な生理学的データを測定することで、臨床医は患者さんの呼吸状態を正確に把握するとともに、介入の必要性についての意識を高めることができます。

オハイオ州クリーブランドにあるユニバーシティー・ホスピタルズの最高臨床変革責任者を務めるピーター・プロノヴォスト医師(MD)は、次のように説明しています。「多くの患者さんがCOVID-19の症状を抱えて病院に来ますが、多くの場合は単に臨床医が定期的なモニタリングなしの在宅では患者さんが安全ではないだろうと感じて患者さんを受け入れているのです。そのため、多くの患者さんはその他の患者さんや病院職員をコロナウイルスに暴露させる可能性がある場所に受け入れられています。Masimo SafetyNetがあれば、私たちは血中酸素飽和度や呼吸数など、患者さんの極めて重要なバイタルサインを在宅で安全にモニタリングされることを承知しているため、患者さんおよび患者さんへの医療提供者の安全を確保しながら患者さん自宅に戻すことができます。またこの技術はモニタリングの規模を拡大して、病院の能力を拡大するためのコスト効率に優れた方法としても機能します。現在、私たちが本製品を使用しているのは、患者さんが救急来院したが入院よりは在宅でモニタリングできる場合、患者さんが退院したが依然とし在宅モニタリングが有益と思われる場合、在宅医療提供者によってケアされている患者さんの場合、入院環境でケアすればリスクが大きくなるであろうCOVID-19罹患がん患者さんの場合です。また日々、当組織の臨床医らは本技術を適用するための新たな方法を考えています。」

セントルークの臨床革新担当シニアバイスプレジデントと麻酔・臨床ケア科長を務めるアルド・カルモナ医師(MD)は、次のように付け加えています。「私は、当組織によるMasimo SafetyNetのパイロット試験の時にセントルークとマシモのチームが協業したことで、患者さんと医療提供者の体験が改善するものと考えています。私たちはマシモのチームと協力して、複数の患者さんをリアルタイムでモニタリングできるダッシュボードを創出しました。これはこれまでモニタリングがなかったフロアで迅速に実施でき、モニタリングはあらゆる場所から可能であり、警報は医療提供者にリアルタイムで送信できます。転帰改善に役立てるためにMasimo Patient SafetyNet™有線 システムを数年間にわたり使ってきた後だけに、Masimo SafetyNetはこの世界的流行病の事態にあって当ネットワークがキャパ上の課題に対処するための当然のソリューションでした。」

Masimo SafetyNetはCOVID-19 CareProgramに加え、COPD、心不全、腫瘍など、その他のCareProgramを150種以上構成できます。

マシモの創設者でCEOのジョー・キアニは、次のように述べています。「マシモは世界中で命を救うために四六時中働いている勇敢な看護師や医師を支えることができて光栄です。私たちはMasimo SafetyNetがCOVID-19との闘いにおける重要な資産となり、臨床医が途方もなく急増している患者さんを院内と院外の両方で可能な限り効率的・効果的にケアする上で役立つと確信しています。私たちは当社とユニバーシティー・ホスピタルズおよびセントルークとの提携に感謝しており、これらによるMasimo SafetyNetのパイロット試験と早期採用は既に本ソリューションが効果を上げるものであることを示しています。UH、セントルーク、マシモの全員が過去4週間にわたり懸命に働き、インターフェースを改善して、あらゆる人々が利点を得られるようにしました。加えて、私たちは当社への供給業者であるノルディック・セミコンダクターとテキサス・インスツルメンツが、この困難な時期にCOVID-19患者さんを救うべく、当社によるMasimo SafetyNetの部品発注を優先して、量産していただいたことに、感謝したと思います。」

@MasimoInnovates | #Masimo

マシモについて

マシモ(NASDAQ: MASI)は世界的な医療技術企業として、革新的な測定法、センサー、患者モニター、自動化ソリューション、接続ソリューションを含め、業界をリードする多様なモニタリング技術の開発・製造に当たっています。当社の使命は、患者転帰を向上させてケアのコストを削減することです。1995年投入のMasimo SpHb® Measure-through Motion and Low Perfusion™(体動時・低灌流時モニタリング可能)パルスオキシメトリーは、他のパルスオキシメトリー技術より性能面で優れていることが100件を超える独立した客観的研究で示されています1。またMasimo SET®は医師が新生児における重度の未熟児網膜症を減らし2、新生児におけるCCHDスクリーニング値を改善し3、術後の病棟におけるマシモ・ペイシェント・セーフティーネット(Masimo Patient SafetyNet™)での連続的モニタリングで使用した場合、救急対応チームの実動、ICUへの移動、コストを削減する4-6ことが示されています。Masimo ORi™は世界各国の主要な病院やその他の医療現場で推定2億人以上の患者に使用されており7、USニューズ&ワールド・レポート誌の2019-20年全米優良病院ランキング8によれば上位10病院中の9病院で最重要のパルスオキシメトリーとなっています。マシモはSET®の改善を続けており、2018年には体動時の状態におけるRD SET®センサーのSpO2精度が大幅に改善されたことを発表し、医師らが頼りにしているSpO2値は患者の生理状態を正確に反映しているとの信頼感を高めることとなりました。2005年、マシモは rainbow® Pulse CO-Oximetry技術を発表し、それまで侵襲的な手段でのみ可能であった血液成分モニタリングを非侵襲的、連続的なものとすることを可能にしました。測定できるのは、トータルヘモグロビン濃度(SpHb®)、酸素含量(SpOC™)、カルボキシヘモグロビン濃度(SpCO®)、メトヘモグロビン濃度(SpMet®)、脈波変動指標(PVi®)、RPVi™(rainbow® PVi)、予備酸素摂量指数(ORi™)です。2013年、マシモは患者モニタリング&コネクティビティ・プラットフォームRoot®を導入しました。本プラットフォームは可能な限り柔軟で拡張可能なものとなるようゼロから構築し、その他のマシモ製モニタリング技術やサードパーティー製モニタリング技術の追加を容易化しました。マシモの重要な追加技術には、次世代SedLine®脳機能モニタリング、O3®リージョナルオキシメトリー、NomoLine®サンプリングライン付きISA™カプノグラフィーが含まれます。マシモの連続モニタリング/スポットチェック製品ファミリーPulse CO-Oximeters®には、Radius-7®やRadius PPG™などのテザーレスなウエアラブル技術、Rad-67™などのポータブルデバイス、MightySat® Rxなどのフィンガーチップパルスオキシメーター、Rad-97®などの病院と自宅の両方で使用できる装置を含め、様々な臨床/非臨床シナリオで使用できるようデザインした装置があります。マシモの病院自動化/接続ソリューションはIris®プラットフォームを中心に構成されており、Iris Gateway®、Patient SafetyNet、Replica™、Halo ION™、UniView™、Masimo SafetyNet™を含みます。マシモと当社製品の追加情報については、www.masimo.comをご覧ください。マシモの製品に関して発表済みの臨床研究の結果はwww.masimo.com/evidence/featured-studies/feature/でご覧いただけます。

ORiおよびRPViはFDA 510(k)承認を取得しておらず、米国では販売されていません。Patient SafetyNetの商標の使用は、ユニバーシティ・ヘルスシステム・コンソーシアムからのライセンスに基づいています。

References

  1. パルスオキシメトリーおよびMasimo SET®の利点に関して発表済みの臨床研究は当社ウェブサイト(http://www.masimo.com)で確認可能。比較研究には、学会で発表されたアブストラクトや査読誌の論文から成る独立した客観的研究が含まれる。
  2. Taenzer AH et al. Impact of pulse oximetry surveillance on rescue events and intensive care unit transfers: a before-and-after concurrence study. Anesthesiology. 2010:112(2):282-287.
  3. Taenzer A et al. Postoperative Monitoring – The Dartmouth Experience. Anesthesia Patient Safety Foundation Newsletter. Spring-Summer 2012.
  4. McGrath SP et al. Surveillance Monitoring Management for General Care Units: Strategy, Design, and Implementation. The Joint Commission Journal on Quality and Patient Safety. 2016 Jul;42(7):293-302.
  5. Castillo A et al. Prevention of Retinopathy of Prematurity in Preterm Infants through Changes in Clinical Practice and SpO2 Technology. Acta Paediatr. 2011 Feb;100(2):188-92.
  6. de-Wahl Granelli A et al. Impact of pulse oximetry screening on the detection of duct dependent congenital heart disease: a Swedish prospective screening study in 39,821 newborns. BMJ. 2009;Jan 8;338.
  7. 推定値:マシモの社内資料
  8. http://health.usnews.com/health-care/best-hospitals/articles/best-hospitals-honor-roll-and-overview.

セントルークについて

1872年創設のセントルーク大学ヘルスネットワーク(SLUHN)は11軒の病院および300軒の外来患者用施設でサービスを提供する従業員1万5000人以上から成る完全統合型の非営利地域ネットワークです。年間売上高が20億ドル超の同ネットワークのサービス地域には11郡、すなわちペンシルベニア州のリーハイ、ノーサンプトン、バークス、バックス、カーボン、モントゴメリー、モンロー、スクールキル、ルザーンと、ニュージャージー州のウォーレン、ハンタードンに及びます。医療教育の発展に専心するセントルークはペンシルベニア州中東部で傑出した教育病院です。テンプル大学と提携するセントルークはリーハイ・バレーにおけるメディカルスクールキャンパスとして、初にして唯一の存在です。またセントルークは継続運営として米国最長の1884年設立の看護学校と、完全認可の医療教育大学院課程34プログラムを運営しており、レジデントとフェローは263人に上ります。セントルークはリーハイ・バレーを拠点とする唯一の医療システムであり、クオリティー・効率・患者満足度が評価され、メディケアの5つ星および4つ星(最高)という評価を得ています。セントルークはリープフロッグ・グループとヘルスグレーズのいずれからもトップ評価を受けている病院です。2019年にIBMワトソン・ヘルスによるトップ100の病院のうち、3軒がセントルークの病院でした。セントルーク大学病院は、IBMワトソン・ヘルスから「主要教育病院トップ100」の評価を計7回、5年連続で獲得しました。セントルークはIBMワトソン・ヘルスから「心血管プログラムトップ50」にも選定されています。同ネットワークは電子医療記録(EMR)システムのEpicを入院患者と外来患者の両サービスで利用しており、SLUHNはその遠隔医療、オンラインスケジューリング、オンライン料金情報など、幅広い情報技術アプリケーションが評価され、Most Wired賞を複数年度で受賞しています。セントルークは同州の最低コストプロバイダーとしても表彰されています。

将来見通しに関する記述

本プレスリリースは、1995年民事証券訴訟改革法との関連で、1933年証券法第27A条および1934年証券取引所法第21E条で規定された将来見通しに関する記述を含みます。これらの将来見通しに関する記述には、特にMasimo SafetyNet™、SET®の潜在的有効性などに関する記述が含まれています。これらの将来見通しに関する記述は、当社に影響を及ぼす将来の出来事についての現時点での予測に基づいており、リスクおよび不確実性に左右され、これらのすべてが予測困難で、これらのすべてが当社のコントロールを超えており、種々のリスク要因の結果として、将来見通しに関する記述で表明された内容とは不利な形で著しく異なる結果が生じる場合の原因となり得るものです。これらのリスク要因には、臨床結果の再現性に関する当社の仮定に関連するリスク、Masimo SafetyNet、SET®を含むマシモ独自の非侵襲的測定技術が良好な臨床結果と患者安全性に貢献するという当社見解に関連するリスク、マシモの非侵襲的医療技術のブレイクスルーがコスト効率に優れたソリューションと独自のメリットを提供するとの当社見解に関連するリスク、COVID-19に関連するリスクに加え、米国証券取引委員会(SEC)に提出した当社の最新報告書のセクション「リスク要因(Risk Factors)」で指摘したその他の要因が含まれますが、これらの要因に限定されません。これらの報告書はSECのウェブサイト(www.sec.gov)から無料で入手できます。当社は将来見通しに関する記述に反映された予測が合理的であると考えるものの、当社はこれらの予測が正しいと判明するかどうか判断できません。本プレスリリースに含まれる将来見通しに関する記述はすべて、全体として前記の注意書きによる明示的条件の下に成立するものです。読者の皆さまは、本日の時点についてのみ言及しているこれら将来見通しに関する記述に過度の信頼を寄せないようお願いします。当社はこれらの記述または当社がSECに提出した直近の報告書に含まれる「リスク要因」について、新規の情報、将来の出来事、その他の結果に関係なく、適用される証券法で求められる場合を除き、更新・修正・説明する義務を何ら負いません。

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