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知臨集団がMRSAを含む黄色ブドウ球菌による感染に対する低分子治療薬候補ALS-4のIND準備研究を開始

2019年09月09日 PM07:00
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ニューヨーク

(ビジネスワイヤ) — 世界規模の未充足医療ニーズに対処するための新規治療薬の開発に傾注するバイオ製薬企業の知臨集団(Nasdaq: APM)(アプトラム・グループ)は、ALS-4の新薬臨床試験開始届(IND)準備研究を開始したことを発表します。低分子治療薬候補のALS-4はメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA、通称「スーパー耐性菌」の1種)など、黄色ブドウ球菌(スタフィロコッカス・アウレウス)によって引き起こされる感染症の治療を適応とするもので、新規の抗菌手法を基盤としています。

ALS-4候補の開発は順調に進んでおり、最初の一連のGLP準拠毒性研究を北米の指定開発業務受託機関(CRO)を通じて完了しました。特に、ALS-4候補はin vitroのエームズ試験で何らの変異原性も示しませんでした。ALS-4の開発は順調であり、当社は2020年の前半に関連のIND申請を狙っています。また現在、ハイブリッド第1相臨床試験を北米で計画中であり、健康なボランティアと患者の両方を対象に、有効性に関する予備データを得る計画です。

黄色ブドウ球菌は血液・肺・皮膚・骨の感染、医療機器関連の感染に加え、毒素関連の疾患における主因となっている細菌です1。黄色ブドウ球菌に感染した患者は平均死亡率が30%と見積もられており2、AIDS、結核、ウイルス性肝炎を合せた死亡を上回る死因となっています3。MRSA、バンコマイシン中等度耐性黄色ブドウ球菌、バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌も、世界保健機関(WHO)によって研究開発対象として優先度の高い病原体であると分類されています4

ALS-4について

ALS-4は黄色ブドウ球菌(MRSAを含む)のデヒドロスクアレン・デサチュラーゼを阻害すると考えられている低分子医薬品候補です。この酵素は黄色ブドウ球菌を覆って一般的に「黄金色の色素」として見えるスタフィロキサンチンの生成に関与しており、食細胞および好中球が生み出す活性酸素種(ROS)からの攻撃に対する細菌側の抵抗力を確保する上で主たる役割を担っています5。こうした理由から、ALS-4は殺菌剤ではなく、スタフィロキサンチンの産生の阻害を通じて、黄色ブドウ球菌が宿主の免疫クリアランスに高い感受性を示すようにするものです。ALS-4は細菌感染の治療に対して新規の手法を採用しており、これは薬剤耐性の問題が高まりを見せる今日の抗生物質のほとんどで見られる殺菌手法とは大きく異なっています。

知臨集団について

知臨集団(アプトラム・グループ)(Nasdaq:APM)は、未対応医療ニーズを対象に新規治療薬の開発と商品化に取り組む製薬会社です。知臨集団は、神経症、感染症、胃腸病、腫瘍、その他の疾病領域の治療プロジェクトを進めています。

知臨集団の詳細情報については、www.aptorumgroup.comをご覧ください。

免責事項と将来見通しに関する記述

本プレスリリースには、1995年民事証券訴訟改革法の意味における「将来見通しに関する記述」を構成する知臨集団、その将来の予想、計画、見込みに関係する記述が含まれています。この目的においては、本文書に含まれている記述で過去の事実の記述でないものはすべて、将来見通しに関する記述とみなされることがあります。場合によっては、「かもしれない」、「すべき」、「予想する」、「計画する」、「予期する」、「あり得る」、「意図する」、「目指す」、「予測する」、「検討する」、「考える」、「推定する」、「予見する」、「潜在的」、「継続する」といった用語やその否定表現、その他類似の表現によって将来見通しに関する記述を特定できることがあります。知臨集団は、承認申請と臨床試験で計画しているスケジュールに関する記述を含め、このような将来見通しに関する記述に関して、自社がその事業、財務状態、業績に影響を及ぼし得ると考える将来の事象や動向についての現在の予想と予測を主な拠り所としています。このような将来見通しに関する記述は、本プレスリリースの日に関してのみ述べるものであり、いくつかのリスク、不確実性、仮定の影響を受けます。関係するリスクには、発表されている経営陣および組織の変更、主要人員の継続的勤務や確保可能性、新たな消費者セグメントに向けた新たな製品を提供することによって製品の品揃えを拡大する能力、開発の結果、当社が予期している成長戦略、当社事業において予期される動向および課題、サプライチェーンに関する予想とその安定性およびリスクに関するものが含まれますが、これらに限られません。これらは、知臨集団のフォーム20-F報告書や将来知臨集団がSECに提出するその他の提出物の中でより詳細に記述されています。その結果、そうした将来見通しに関する記述に含まれる予想は変化する場合があります。知臨集団は、新たな情報、将来の事象、その他の結果として本プレスリリースに含まれる将来見通しに関する記述を更新する義務を負いません。

1 Clin Microbiol Rev. 2015 Jul;28(3):603-61.

2 Clin Microbiol Rev. 2012 Apr;25(2):362-86

3 Van Hal et al. Clin Microbiol Rev 2012

4 https://www.who.int/news-room/detail/27-02-2017-who-publishes-list-of-bacteria-for-which-new-antibiotics-are-urgently-needed

5 mBio 2017 8(5): e01224-17

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