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米国外科学会紀要に掲載:長期の良好な結果は複雑な腹壁ヘルニアの修復におけるGORE BIO-A組織補強材の有効性を実証

2016年01月05日 PM09:03
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米アリゾナ州フラッグスタッフ

(ビジネスワイヤ) — W. L. Gore & Associates, Inc.(ゴア)は本日、GORE® BIO-A®組織補強材の使用を評価する長期の前向き多施設試験1の最終結果を発表しました。GORE® BIO-A®は汚染創を持つ患者で複雑な腹壁ヘルニア(CVH)を修復するために使用する人口バイオメッシュです。クリーブランド・クリニックのマイケル・ローゼン医師(MD)が治験責任医師となって主導した本試験の結果は、米国外科学会紀要への掲載が受理されました。

このSmart News Release(スマート・ニュース・リリース)にはマルチメディアのコンテンツが含まれています。リリース全文はこちらから: http://www.businesswire.com/news/home/20160105005857/ja/

GORE® BIO-A® Tissue Reinforcement. (Photo: Business Wire)

GORE® BIO-A® Tissue Reinforcement. (Photo: Business Wire)

本試験の詳細に関心がある患者と医師の皆さまは、こちらの論文をお読みください。

CVH修復を受ける予定の患者は多くの場合、消化管瘻、メッシュの感染、難治性腹部創が原因で、術前に生活の質が低くなっています。100人以上の患者を組み入れた本試験の結果から、GORE BIO-A組織補強材を使用した場合、患者の83パーセントで生活の質の改善と完全なヘルニア修復が示されました。一般的に、こうしたタイプの患者集団における再発率はバイオメッシュの場合で30パーセント2となっています。本試験の治験責任医師らは、感染によって完全な除去が必要となった人工バイオメッシュはなかったと報告しています。

ローゼン医師は、次のように述べています。「私はこの試験が複雑な腹壁欠損を再建するための最適な方法を確立する上で、重要な前進になると考えています。Bio A(GORE BIO-A組織補強材)の働きは困難を伴う本患者グループで極めて優れており、再建外科医にとってコスト効率に優れた代替手段になるはずです。」

人工バイオメッシュのGORE BIO-A組織補強材は、バイオメッシュと比べ、コストも節約されます。バイオメッシュは多くの場合、人工バイオメッシュより高価となります。その理由は、亡くなった方や動物を提供源として組織を取得することに伴う困難に加え、ウイルス汚染を避けるために必要なその後の処理と保存の条件にあります。

GORE BIO-A組織補強材は、徐々に生体に吸収され、生体適合性のある合成ポリマーから成る独自デザインのメッシュで、オープンで連通性の高い多孔質が組織再生と治癒を促進します。人工バイオ素材の組織足場材料であるため、ヒトや動物の組織に由来しないものの、均一性・再現性・多用途性を持つように設計されています。臨床証拠からは、この足場が好ましいI型コラーゲンで置き換わることが実証されています。

一般外科製品ビジネスユニットリーダーのロン・アンダーソンは、次のように述べています。「本試験は私たちが最初からずっと信じてきたこと、すなわち人工バイオメッシュがバイオメッシュと比べて具体的なメリットがあるということを初めて実証しました。GORE BIO-A組織補強材は、病院と支払者にとって以前にも増してコスト効率に優れていると同時に、患者の生活の質も改善するため、医療と治療方法を真に前進させます。」

世界で最も引用件数の多い外科雑誌である米国外科学会紀要は、世界の医療界に対して、外科科学・診療の前進に大きく貢献する情報を提供しています。外科医らは診療と技法の革新を知るために、まず米国外科学会紀要に目を通します。

当社について

ゴア・メディカルは40年にわたり、医療上の複雑な問題に対する創造的な治療ソリューションを提供してきました。その間に世界各国で4000万個を超える ゴアの革新的な医療デバイスが植え込まれ、患者の命を救い、生活の質を向上させています。当社の広範な製品ファミリーには血管グラフト、血管内治療・イン ターベンション治療用デバイス、ヘルニア/軟部組織再建用外科メッシュ、ステープルライン補強材、血管/心臓/一般外科手術で使用する縫合糸が含まれま す。当社は米国の「最も働きがいのある企業トップ100社(100 Best Companies to Work For)」の諸ランキングが1984年に最初に発表されて以来、すべてに掲載されてきた数少ないえり抜き企業の1つです。詳細情報についてはwww.goremedical.comをご覧ください。

  1. Rosen M, Bauer JJ, Harmaty M, et al. Multicenter, prospective, longitudinal study of the recurrence, surgical site infection, and quality of life after contaminated ventral hernia repair using biosynthetic absorbable mesh: the COBRA Study. Annals of Surgery. In press.
  2. Rosen M, Carbonell A, Cobb W, et al. Multicenter prospective longitudinal trial evaluating recurrence, surgical site infection and quality of life after contaminated ventral hernia repair using biosynthetic absorbable mesh. Presented at the 1st World Conference on Abdominal Wall Hernia Surgery; April 25-29, 2015; Milan, Italy. Hernia 2015;19(2)Supplement 2:S106. CO16:03.

GORE®とBIO-A®はW. L. Gore & Associatesの商標です。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

businesswire.comでソースバージョンを見る:http://www.businesswire.com/news/home/20160105005857/ja/

CONTACT

Chempetitive Group for W. L. Gore & Associates
Andrea Vuturo,
(858) 457-2436
GoreMedical@Chempetitive.com

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