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ロンドン

科学研究と商業化との間の橋渡しをすることで、英国の細胞・遺伝子療法産業の成長に専心する英国の組織セル・セラピー・カタパルトは本日、神奈川県と了解覚書を交わしたことを発表します。覚書に署名したのは神奈川県の黒岩祐治知事とセル・セラピー・カタパルトのキース・トンプソン最高経営責任者（CEO）です。

覚書は日英両国における再生医療・細胞療法の実用化へ向けた応用と商業化を促進するための提携を約束するものです。セル・セラピー・カタパルトは、神奈川県の産業界、学術団体、新設のライフイノベーションセンターと協力することで、日英両国の企業によるこれら先進医療製品の開発活動の国際化を可能にする協力関係をもたらすと期待されます。神奈川県は東京に次ぐ2番目の人口を擁し、同県は細胞療法と再生医療における数多くの重要なイノベーションの場となっています。ライフイノベーションセンターは戦略的に東京国際空港（羽田）に隣接され、東京と英国・ロンドンのヒースロー近くに位置するセル・セラピー・カタパルトの施設との間で細胞療法製品を容易に輸送できるようにしています。

セル・セラピー・カタパルトのキース・トンプソンCEOは、次のように述べています。「この覚書は、セル・セラピー・カタパルトが日本との間で取り付けた最初の合意です。これによって当組織は、英国の企業が神奈川県を通じて日本で事業を展開できるように強力な連携を確立でき、また日本の企業や機関が英国を含む欧州で連携を確立することが可能になります。また人口高齢化の問題が最も急速に現れているのが日本です。英国と日本で開発中の革新的な細胞・遺伝子療法は、寿命と健康を改善して活動的な生活を可能とする上で役割を果たすことになります。この覚書が英国と神奈川県との間の連携、相互理解、友好を促進する新しいイニシアチブになることを当組織は望んでいます。」

黒岩祐治神奈川県知事は次のように述べています。「神奈川県では、再生医療と細胞医療の分野を振興させるさまざまなイニシアチブをすでに進めています。この取り組みをさらに前進させるため、セル・セラピー・カタパルトと提携します。それは同組織が英国ですでにこの分野の優れたイニシアチブの促進で進んだ段階にあるからです。セル・セラピー・カタパルトが日本の行政組織と覚書を交わすのは今回が初めてです。再生医療と細胞療法の産業をめぐる日英連携の促進は、日本にとって最優先事項です。この覚書を交わすことで、今後この分野で産業化の加速を達成できると大いに期待しています。」

セル・セラピー・カタパルトについて

セル・セラピー・カタパルトは、科学研究とフルスケールの商業化との間の橋渡しをすることで、英国の細胞・遺伝子療法産業を前進させるための独立した卓越拠点として2012年に創設されました。細胞・遺伝子療法技術に集中する100人以上の従業員を擁する当組織は、学界と産業界の提携先と協働し、生活を一変させるこれらの治療製品が世界各国の医療サービスで使用されるよう、確実に開発できるようにします。当組織は、最先端の能力・技術・革新成果を提供することで、各企業が製品を臨床試験に取り入れることができるようにするとともに、臨床・プロセス開発・製造・規制関連・医療経済・市場アクセスに関する専門知識を提供します。当組織は、英国内外の提携先がこれらの治療製品を開発・商業化する上で、英国を最も魅力的で合理的な選択肢に位置付けてもらうことを目標としています。再生医療は、英国の科学力とビジネス能力を支えるために英国政府が設定した8大技術の1つです。セル・セラピー・カタパルトはイノベートUKと協調しています。詳細情報についてはct.catapult.org.ukまたはwww.gov.uk/innovate-ukをご覧ください。

businesswire.comのソースバージョン: http://www.businesswire.com/news/home/20151127005109/en/

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