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がん治療は自分で選ぶ時代: 免疫細胞療法の新刊書「再発・転移するがんを征圧 ANK免疫細胞療法」出版記念セミナー開催: リンパ球バンク株式会社

2015年08月04日 PM03:00
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東京

(ビジネスワイヤ) — がん免疫治療で先進的な取り組みをしている京都大学発のベンチャー企業、リンパ球バンク株式会社(本社:東京都千代田区)代表取締役:藤井真則が、新著「再発・転移するがんを征圧  ANK免疫細胞療法」を出版しました。本書の出版を記念して、がん免疫治療について広く知っていただくため、8月23日(日)千代田区大手町サンケイプラザにて「がん免疫治療啓蒙セミナー」を開催致しますので、参加希望者を募集します。

このSmart News Release(スマート・ニュース・リリース)にはマルチメディアのコンテンツが含まれています。リリース全文はこちらから: http://www.businesswire.com/news/home/20150803006475/ja/

新刊書・「再発・転移するがんを征圧 ANK免疫細胞療法」の概要

書籍の概要
日本人の死因の第1位はがん。健康保険が適用になる標準治療だけでは助からない人が多いため、自由診療による先端医療への関心が高い。本書では、まず3大療法にできることと、どうしても乗り越えられない限界を解説しています。
そのうえでなぜNK(ナチュラルキラー)細胞を生かした免疫治療ががん治療の理にかなっているのかを説明し、他の免疫治療とは、スケールも治療強度も全く異なる「ANK免疫細胞療法(※)」を中心に、今ある技術を組み合わせて、どうやって進行がんを克服するかを紹介しています。

「はじめに」より抜粋
日本では、がんの発症率も死亡率も上昇を続けています。特に男性の場合、がんになる確率が6割という異常さです。
がん細胞の集団が、発生した場所から飛び散らずに、よくまとまっている「限局性」のがんであれば、手術などの局所療法で事実上の完治も望めます。ところが、がん細胞が方々へ飛び散ると再発や転移に至り、5年相対生存率は、概ね数%に下がってしまいます。
(中略)ようやく国も、がん治療に免疫が欠かせないということ、中でもNK細胞が圧倒的に強いということ、NK細胞の本格培養を実現できているのはANK療法(※)だけである、という事実に気づき始めたようです。

※ANK免疫細胞療法
正式名はANK自己リンパ球免疫療法(Amplified Natural Killer Therapy)です。患者さんご自身のリンパ球を取り出し、その中のNK細胞を選択的に活性化・増殖させ、点滴で体内に戻し、がん細胞を攻撃するのが本職のNK細胞の機能をそのまま引き出して使う治療法。
国内で実施される免疫細胞療法は、どれも治療強度が弱く、点滴しても、何の免疫副反応もないものがほとんどです。ANK療法は、他のものと完全に一線を画す本格的なものです。

本のご購入は、書店およびhttp://www.amazon.co.jp/dp/4344972619/  でお願いします。

 

がん免疫治療セミナーの概要

 

8月23日(日)東京都千代田区大手町サンケイプラザ

日時      8月23日(日) 13~16時
会場  大手町サンケイプラザ 3階 311-312  地下鉄「大手町駅」A4、E1出口直結
募集人数

先着180名

 

セミナーでわかること

 

このセミナーでは、「がん免疫細胞療法」についてご説明します。

1)   標準治療の限界と免疫細胞療法の特徴(特に再発・転移に関して)
2) さまざまな免疫細胞療法の違いを整理する(NK細胞、T細胞、樹状細胞、がんワクチンなど)
3) ANK免疫細胞療法の治療設計と症例説明(単独治療、分子標的薬との併用、他の標準治療との併用)
4) 質疑応答 
 

申込み方法及び問合せ先

セミナー参加希望の方は、下記の電話またはホームページでお申し込み下さい。また、問い合わせについても下記で対応いたします。
電話: 0120-512-251  (平日午前9時半~午後4時半の間、受付)
ホームページ: https://www.cell-therapy.jp/seminor-detail-tokyo201508.html
(24時間365日いつでも受け付けます)

申込み人数が、募集人数になりましたら、受付を終了いたします。

なぜ、がん免疫細胞療法が注目されるのか?

ナチュラルキラー(NK)細胞は、元々、体内にあり、活性が高ければどんながん細胞でも認識し、攻撃力も強く、体内の数も多いです。1980年代に入り、NK細胞を活性化・増殖させるインターロイキン2(IL2)という物質が量産されるようになりましたが、NK細胞は無理に増殖させるとがん細胞を傷害する能力が弱くなってしまいます。
米国国立衛生研究所(NIH)では、標準治療が奏効しない患者数百名を集め、数十リットルもの血液から大量にNK細胞を集め、強い免疫刺激を加えて活性化してから体内に戻すことで、全員に何らかの効果を示し、免疫細胞療法の基本的なエビデンスを確立しました。ところが、これほどのスケールの治療には、非現実的なコストがかかり、実用化には至りませんでした。
1993年、京都大学の医師二名が共同でNK細胞の強力な活性化と増殖を両立させる培養技術を開発し「ANK自己リンパ球免疫療法」と名付けました。小規模な臨床試験ののち、2001年、がん患者さんらを中心にして培養センターなどを提供する、リンパ球バンク株式会社が設立されました。

がんの標準治療は、発生部位に留まっている限局性のがんなら、多くの場合、事実上の治癒のような状態に持ち込めます。ところが、がん細胞が飛び散っていると、結局は再発や転移に至り、お手上げになってしまいます。
一方、NK細胞は元々体内にあります。免疫細胞療法は、このNK細胞を取り出して培養し、がん細胞を攻撃する力を増強・活性化してから体内に戻し、正常細胞は傷つけずにがん細胞を一つずつ退治します。

原則、部位に関係なく、分散するがん細胞でも排除が期待できます。がん免疫細胞療法では、体内で自然に分化・成熟した安全な細胞を用います。生命の仕組みをそのまま活かす「がん治療」として注目を集めています。

【リンパ球バンク株式会社の概要】
○本社: 東京都千代田区紀尾井町3-32 紀尾井町WITHビル 3F
○代表者: 代表取締役会長  勅使河原 計介、 代表取締役社長 藤井 真則
○資本金: 8550万円
○設立: 2001年1月   京都大学発ベンチャーとして設立
○事業内容: ANK自己リンパ球免疫療法総合支援サービス

○企業理念
リンパ球バンク株式会社は、ANK免疫細胞療法を開発した医師と治療を受けた患者を中心に創業され、経営している企業です。
一人でも多くのがん患者にとって治療の選択肢が広がる状況を築いていきます。
科学的根拠に基づいたオーソドックスな考え方で治療システムを開発・提案します。
高度で複雑な生命システムを謙虚にみつめ、細胞加工技術や免疫制御技術を過信せず、細胞本来がもつ能力をありのまま引き出すことを工夫します。
がんの予防や治療における免疫の重要性への認知を広めることで、免疫細胞療法が社会システムに組み込まれ、より多くの患者が治療を受けられる機会を広げます。

businesswire.comでソースバージョンを見る:http://www.businesswire.com/news/home/20150803006475/ja/

CONTACT

【本件に関するお問い合わせ先】
リンパ球バンク株式会社
担当:斎野千栄子
TEL 0120-51-2251
〒102-0094
東京都千代田区紀尾井町3-32
ly-seminar@lymphocyte-bank.co.jp
http://www.lymphocyte-bank.co.jp

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