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ノボキュア社オプチューン(NovoTTF-100Aシステム)の日本市場への導入につきまして下記の通りご案内申し上げます。

2015年05月28日 AM06:00
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ジャージー セント・へリア

(ビジネスワイヤ)– がん治療の機器開発を進めるノボキュア社は本日、オプチューンを処方するための認定講習会を開催し国内の脳神経外科医29名が受講したことを発表しました。これにより再発膠芽腫(GBM)の細胞分裂を阻害する電場作用を用いた治療ができるようになりました。この認定講習会はノボキュア社が新たに東京都千代田区に開設した日本法人の本社グランドオープニングに合わせて実施され、医療機器市場世界第2位の規模を持つ日本へ展開する上で重要なマイルストーンとなりました。また、市場導入に合わせてホームページも開設しました(アドレスはwww.optune.com/japan)ので合わせてご案内申し上げます。

日本法人のゼネラルマネージャー兼代表取締役社長である眞鳥俊悟は、「このように世界的に著名な脳腫瘍の専門家の先生方の協力を頂き、再発GBMの治療にオプチューンがお使い頂けるようになったことは大変光栄です。また、このような講習会を開催することで、当社製品の市場導入へ向けた活動の第一歩となります。」と発表しました。

日本におけるオプチューン認定講習会のコースディレクターであります松谷雅生先生(日本脳腫瘍学会名誉会員、埼玉医科大学名誉教授、)は、「ノボキュア社と協力し、オプチューンの認定カリキュラムの開発を行い実施できるよう期待しています。」と述べました。

また、同コースディレクターを務める西川亮先生(日本脳腫瘍学会会長、埼玉医科大学国際医療センター脳神経外科教授)は日本におけるオプチューン認定講習について、「脳神経外科医を対象に、腫瘍電場治療とがん細胞分裂の阻害作用機序について講習会を実施することは非常に大切であり、再発GBMに対し、出来る限りの治療を行うことが可能となります。」と述べました。

ノボキュア社認定講習を修了された先生方(順不同):

  • 北星脳神経外科・心血管内科病院 脳神経外科 岡村達憲先生
  • 柏葉脳神経外科病院 金子貞男先生
  • 東北大学病院 脳神経外科 齋藤竜太先生
  • 黒沢病院 脳神経外科 松谷雅生先生
  • 埼玉医科大学 埼玉国際医療センター 脳神経外科 西川亮先生
  • 埼玉医科大学病院 脳神経外科 藤巻高光先生
  • 国立がん研究センター 脳脊髄腫瘍科 成田善孝先生
  • 東京女子医科大学病院 脳神経外科 村垣善浩先生、新田雅之先生
  • 日本赤十字社医療センター 脳神経外科 田部井勇助先生
  • 杏林大学病院 脳神経外科 永根基雄先生、 小林啓一先生
  • 浜松大学病院 脳神経外科 酒井直人先生
  • 名古屋大学病院 脳神経外科 若林俊彦先生、本村和也先生
  • 京都医療センター 脳神経外科 青木友和先生
  • 京都大学病院 脳神経外科 荒川芳輝先生、峰晴陽平先生
  • 関西医科大学病院 脳神経外科 淺井昭雄先生
  • 大阪大学病院 脳神経外科 橋本直哉先生、有田英之先生
  • 大阪医科大学 がんセンター 宮武伸一先生
  • 泉大津市立病院 脳神経外科 露口尚弘先生
  • 岡山大学病院 脳神経外科 市川智継先生
  • 広島大学病院 がんセンター 杉山一彦先生、脳神経外科 山崎文之先生
  • 香川大学病院 脳神経外科 岡田真樹先生
  • 九州大学病院 脳神経外科 吉本幸司先生、空閑太亮先生

膠芽腫について

膠芽腫は最も一般的な原発性脳腫瘍で、米国では年間およそ1万人、日本ではおよそ1,600人の患者が診断されています。また、この疾患は腫瘍の進行、又は最初の治療後に再発する再発性の膠芽腫として知られています。再発時からの全生存期間は、有効な治療が施されなかった場合、3.5カ月と報告されています。

オプチューンについて

オプチューンは継続的に使用できるように設計された持ち運び可能な非侵襲性の医療機器です。 in vitroおよびin vivo研究では、本機器によりがん細胞が分裂し複製するプロセスである有糸分裂を阻害し、腫瘍の成長を遅延させ防御することが明らかになりました。 また、オプチューンは電荷を帯びた細胞成分に物理的な力を及ぼす低強度の交流電場を腫瘍内で発生させ、通常の有糸分裂プロセスを阻害しがん細胞を死滅させます。オプチューンは米国でも既に販売承認を受け、欧州連合、スイス、オーストラリア、イスラエルではCEマーキングを取得した機器として販売承認を受けています。

適応

オプチューン(NovoTTF-100Aシステム)は日本において、手術及び放射線治療の実施後にテント上に膠芽腫が再発した成人患者への使用に承認されています。

米国内のオプチューンの適応として、米食品医薬品局(FDA)は膠芽腫を持つと組織学的に確認された成人患者(年齢22歳以上)で、化学療法実施後に脳のテント上領域で再発が組織学的または放射線学的に確認された後の治療への使用を承認しています。オプチューンは単独療法で使用され、手術または放射線治療の選択肢が尽きた後の膠芽腫に対する標準薬物療法の代替となることを目的としています。患者はオプチューンの使用に当たり、同装置の使用につき適切な講習を受けた医師の監督の下でのみ使用されます。詳しい処方に関するお問い合わせにつきましてはwww.optune.com/safetyをご覧いただくか、1-855-281-9301(無料)までお電話ください。

ノボキュアについて

ノボキュア社は腫瘍治療電場(TTFields)と呼ばれる固形癌に対する新しい治療を開発する癌治療用機器開発の非公開企業です。 ノボキュア社はジャージー島に本拠地を置いており、米国での拠点は、ニューハンプシャー州ポーツマスとニューヨーク州ニューヨークにあります。 さらに、スイスと日本にも拠点を置き、イスラエルのハイファには研究センターを有しております。詳細につきましては、www.novocure.comまたはwww.twitter.com/novocureを参照ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

businesswire.comでソースバージョンを見る:http://www.businesswire.com/news/home/20150527006124/ja/

CONTACT

お問い合わせ先
ノボキュア株式会社
広報窓口
(03) 5224-5088
眞鳥俊悟
smatori@novocure.com
または
株主・投資家担当
アシュレー・コルドバ
+1
212-767-7558(米国)
acordova@novocure.com

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