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リンパ球バンク株式会社:がん治療は自分で選ぶ時代がん免疫治療セミナー 東京で開催、参加希望者を募集6月6日  三鷹市、6月13日 千代田区

2015年05月25日 AM10:00
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東京

(ビジネスワイヤ) — がん免疫治療で先進的な取り組みをしている京都大学発のベンチャー企業、リンパ球バンク株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:藤井真則)は、今、注目を集めているがん免疫治療について広く知っていただくため、日本全国でがん免疫治療啓蒙セミナーを開催しています。その一環として、6月6日(土) 三鷹市、13日(土)千代田区平河町、でがん免疫治療啓蒙セミナーを開催致しますので、参加希望者を募集します。

このSmart News Release(スマート・ニュース・リリース)にはマルチメディアのコンテンツが含まれています。リリース全文はこちらから: http://www.businesswire.com/news/home/20150524005001/ja/

がん治療は自分で選ぶ時代

2014年4月 リンパ球バンク株式会社 代表取締役の藤井真則が理事として加わり、一般社団法人「がん治療設計の窓口」(理事長 石井 光:医療法人社団光人会 理事長 医師 医学博士)を設立。同年7月8日には、厚生労働省内厚生記者クラブにて、プレスリリースを行いました。

「がん治療設計の窓口」を設立した目的は、「多くのがん患者様から、『標準治療だけでは、延命を望むしかない状況を乗り越えるため、自由診療で行われる先端医療も受診したいが、種類が多く、各々の医療機関を個別に訪問しないと詳しいことが分からない。自分で調べて歩くのは大変』、という要望を多数受けたことから、他の医療機関が実施する先端医療も含め、進行がんに打ち克ち、延命ではなく、命が助かるためには、どのように治療の組み立てを考えていけばいいのか、個々の医療機関を受診する前に、情報と考え方を整理する窓口が必要」という考え方に基づいています。

また、「患者申出療養制度」が2014年6月25日に閣議決定され、現在、国会で審議中です。これは、患者さんの申出に基き、混合診療規制の適用除外を受けられるものです。ようやく患者主体のがん治療に向けた動きが始まりました。

一方、国は、がん治療を巡り、現状の標準治療一辺倒を改めないと、死亡率を下げることも、年々、増加の一途となっている医療費や介護などの社会保障の公費負担を抑えることもできないという危機感をもっています。そこで、免疫細胞療法や、欧米で主流となっている免疫重視の考え方に基づく分子標的薬の国内普及拡大に、ようやく本腰を入れ始めています。免疫細胞療法については、再生医療等安全確保法という新たな制度を立ち上げ、これからいよいよ本格稼働が始まります。

国内で実施される免疫細胞療法は、どれも治療強度が弱く、点滴しても、何の免疫副反応もないものがほとんどで、これでは、がんによる強い免疫抑制に対して全く歯が立ちません。ANK療法※は、他のものと完全に一線を画す本格的なものであることは、ようやく政府の中にも浸透し始めたようです。

※ANK療法
正式名はANK自己リンパ球免疫療法(Amplified Natural Killer Therapy)です。患者さんご自身のリンパ球を取り出し、その中のNK細胞を選択的に活性化・増殖させ、点滴で体内に戻し、がん細胞を攻撃するのが本職のNK細胞の機能をそのまま引き出して使う治療法。

がん免疫治療セミナーの概要

6月6日(土)・東京都三鷹市

日時   :6月6日(土) 13~16時
会場 :三鷹産業プラザ 7階701会議室 (東京都三鷹市下連雀3-38-4)
募集人数 :先着70名
セミナー名称 :「がん免疫細胞療法セミナー」
 

6月13日(土)・東京都千代田区

日時 :6月13日(土) 10~13時
会場

:都市センターホテル 6階601 (東京都千代田区平河町2-4-1)

募集人数 :先着100名
セミナー名称 :「がん免疫細胞療法セミナー」
 

セミナーでわかること

このセミナーでは、「がん免疫細胞療法」についてご説明します。
1)標準治療の限界と免疫細胞療法の特徴(特に再発・転移に関して)
2)さまざまな免疫細胞療法の違いを整理する(NK細胞、T細胞、樹状細胞、がんワクチンなど)
3)ANK免疫細胞療法の治療設計と症例説明(単独治療、分子標的薬との併用、他の標準治療との併用)
4)質疑応答

申込み方法及び問合せ先

セミナー参加希望の方は、下記の電話またはホームページでお申し込み下さい。また、問い合わせについても下記で対応いたします。

電話 :0120-512-251 (平日午前9時半~午後4時半の間、受付)

ホームページ:  

https://www.cell-therapy.jp/seminor-detail-tokyo201506.html

(24時間365日いつでも受け付けます)

申込み人数が、募集人数になりましたら、受付を終了いたします。

なぜ、がん免疫細胞療法が注目されるのか?

人間には自分の体を守るために、体内にナチュラルキラー(NK)細胞を持っています。NK細胞は活性が高ければどんながん細胞でも認識でき、攻撃力も強く、体内の数も多いです。1980年代に入り、NK細胞を活性化・増殖させるインターロイキン2(IL2)という物質が量産されるようになりましたが、NK細胞は無理に増殖させるとがん細胞を傷害する能力が弱くなってしまいます。

米国国立衛生研究所(NIH)では、がんに対する免疫細胞療法の基礎を確立し、坑がん剤を上回る効果を上げましたが、副作用とコストが非常に大きく治療法として実用化しませんでした。

1993年、京都大学でNK細胞の強力な活性化と増殖を両立させる培養技術が開発され「ANK自己リンパ球免疫療法」と名付けられました。京都大学での臨床研究ののち、2001年、がん患者さんらを中心にして培養センターなどを提供する、リンパ球バンク株式会社が設立されました。

がんの標準治療は、腫瘍を取り除いたり増殖するがん細胞の総数を減らすことが一般的です。が、飛び散るタイプのがんが、再発や遠隔転移すると治療が難しくなりますし、また、副作用の問題が伴います。

一方、NK細胞は元々体内にあります。免疫細胞療法は、このNK細胞を取り出して培養し、がん細胞を攻撃する力を増強・活性化してから体内に戻し、正常細胞は傷つけずにがん細胞を一つずつ退治します。

原則、部位に関係なく、分散するがん細胞でも排除が期待できます。がん免疫細胞療法では、体内で自然に分化・成熟した安全な細胞を用います。生命の仕組みをそのまま活かす「がん治療」として注目を集めています。

【 リンパ球バンク株式会社の概要 】
○本社 : 東京都千代田区紀尾井町3-32 紀尾井町WITHビル 3F
○代表者 :代表取締役会長 勅使河原 計介 、代表取締役社長 藤井 真則
○資本金:8550万円
○設立:2001年1月 京都大学発ベンチャーとして設立
○事業内容:ANK自己リンパ球免疫療法総合支援サービス

○企業理念
リンパ球バンク株式会社は、ANK免疫細胞療法を開発した医師と治療を受けた患者を中心に創業され、経営している企業です。
一人でも多くのがん患者にとって治療の選択肢が広がる状況を築いていきます。
科学的根拠に基づいたオーソドックスな考え方で治療システムを開発・提案します。
高度で複雑な生命システムを謙虚にみつめ、細胞加工技術や免疫制御技術を過信せず、細胞本来がもつ能力をありのまま引き出すことを工夫します。
がんの予防や治療における免疫の重要性への認知を広めることで、免疫細胞療法が社会システムに組み込まれ、より多くの患者が治療を受けられる機会を広げます。

businesswire.comでソースバージョンを見る:http://www.businesswire.com/news/home/20150524005001/ja/

CONTACT

【本件に関するお問い合わせ先】
リンパ球バンク株式会社
担当:斎野千栄子
TEL 0120-51-2251
〒102-0094
東京都千代田区紀尾井町3-32
ly-seminar@lymphocyte-bank.co.jp
http://www.lymphocyte-bank.co.jp

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