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GEヘルスケア、がん撲滅に向けた取り組みを加速

2013年02月06日 PM06:55
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英チャルフォントセントジャイルズ

(ビジネスワイヤ) — がんに関する技術革新の加速とがん患者のケア向上に向けたGEヘルスケアの取り組みにより、先進技術の進歩における新たな節目となる成果を達成しました。

このキャンペーンは、オンコロジー分野で影響力を発揮してがん個別化ケアを大きく前進させる上で特別な地位を占めるGEヘルスケアの総合的なポートフォリオを基礎としています。GEヘルスケアは、がん診断と分子イメージングの前進に向けて、2012年にオンコロジー関連で一連の新たな技術・システムの提供を開始しました。

GEヘルスケアのジョン・ディニーン社長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「GEは、世界で主要な死因となっているがんの撲滅に向けた取り組みに継続的な力を注いでいます。私は、過去1年間に実施した投資と革新を誇りに思っており、お客さまやパートナーの皆さまと協力して新たな技術やオンコロジー関連ソリューションを開発していきたいと思います。私たちは、国際社会のがん撲滅への決意を浮き彫りにする2月4日の世界対がんデーを全面的に支援します。」

スクリーニング・診断・治療の改善を支える新たな技術

  • 肝臓がん用フライトプラン 肝臓がんは、男性で5番目に多いがんであり(年間52万3000例)、女性では7番目(年間22万6000例)となっています。医師が肝臓がんの標準的な緩和ケアである肝塞栓術を実施する際に、正確に血管を特定して腫瘍への血液供給を遮断することができるよう、GEヘルスケアは2012年後半に最先端イメージングツール「フライトプラン・フォー・リバー(FlightPlan for Liver)」の承認を米食品医薬品局(FDA)から取得しました。世界中で提供可能なフライトプラン・フォー・リバーを用いることで、医師は肝塞栓術の計画にあたり、自信を持って腫瘍に血液を送る血管を特定し、識別能力を向上させることができます。
  • 骨痛を緩和するMRガイド下集束超音波療法 2012年10月、米FDAは放射線治療の候補ではない患者や放射線治療を拒否している患者の有痛性骨転移の治療機器として、インサイテックのMRIガイド下集束超音波治療器「エクサブレート(ExAblate)」を承認しました。インサイテックのエクサブレート・システムは、GEヘルスケアのノーマルとワイドのボア・システムとの適合性を持つ唯一の機器です。同システムは、治療用音響超音波と、MRIによる継続的なガイダンスと治療モニタリングを併せ活用するものです。これら技術のユニークな組み合わせは、磁気共鳴画像ガイド下集束超音波療法(MRgFUS)と呼ばれています。医師は、治療計画、治療ガイド、治療結果のモニタリングにMRIを使用します。集束超音波エネルギーは骨転移による痛みを生じさせる神経を破壊するため、痛みを急速に軽減します。GEヘルスケアは、インサイテックの少数株主として、世界中の多くの国でエクサブレートを販売しています。
  • GEヘルスケアはU-Systems, Incを買収 独自の乳房超音波自動イメージング技術を取得したことで、GEヘルスケアは乳房イメージング・ソリューションを大規模に持つ企業となりました。乳房超音波自動検査システム(ABUS)は、高密度乳房組織に隠れてマンモグラフィー検査で見つからないがんを医師が発見できるよう支援する強力なツールです。公表された業界報告書によれば、高密度乳房組織を持つ米国女性の40%以上は、高密度乳房組織を持たない女性より乳がんを発症する可能性が高いとされています。最近の研究では、放射線科医がABUSを加えたことで、マンモグラフィー検査や検診の結果が正常で高密度乳房を持つ女性において、がんを約30%多く発見したことが実証されています。
  • マンモグラフィースクリーニングにおける患者の快適性向上 特にマンモグラフィースクリーニングを受ける女性にとって、医療は個人的なものです。マンモグラフィースクリーニングに伴う不快感から女性の注意をそらすために設計されたGEヘルスケアのセンサリースイート(SensorySuite)は現在市販中で、検査中に見えるもの、におい、音に関してカスタマイズされた環境を提供します。不安や恐怖から女性の約25%がマンモグラフィーを避けます。センサリースイートは、双方向ツール、厳選された装飾的壁用パネル、特別な音や香りを組み合わせて、潜在的にストレスを感じやすい検査から患者の注意をそらします。
  • がん撲滅活動におけるPETとCT GEヘルスケアは、「Qスイート(Q Suite)」の新たな技術の提供を開始しました。患者が呼吸している時の胸部の動きを含めて、臨床医がPET/CTスキャン時の動きの影響を最小限に抑えて、動きに迅速対処できるようにするものです。これらの技術により、臨床医は被ばく線量を最小限に抑えながら自分の診断に自信を持つことができます。

オムニクスによる統合型デジタル病理診断技術の一貫した開発

計1億ドル以上の投資で実現したオムニクスはGEヘルスケアとピッツバーグ大学医療センター(UPMC)による合弁会社で、病理診断をデジタル時代に適合させて、世界規模で病理学部門の研究業績を向上させるというビジョンの下に設立されました。GEヘルスケアの技術革新成果や支援とUPMCの病理学に関する専門知識や知見を併せ活用したオムニクスは、統合型デジタル病理診断ソリューションを開発しています。画像スキャンや症例準備から症例レビューまで、病理学部門を統合するよう設計されたオムニクス製ソリューションは、病理診断をデジタル化し、デジタル病理学研究ソリューションの性能基準を向上させます。オムニクスの統合型デジタル病理診断技術(IDP)は、世界中の13の学術医療センターおよび研究機関に所属する病理学者のソートリーダー30人超の幅広い協力を得て実現しました。

オムニクス製品は、研究目的にのみ使用できます。診断には使用できません。

がん啓発活動とソーシャルメディアを通じた支援

GEヘルスケアは、世界中の人々が自身の経験を共有し、がんを発症した人々に対する支援を表明するとともに、早期診断の重要性を広めることができるソーシャルメディアの世界的キャンペーンを数多く展開し、成功を収めています。当社は、複数のソーシャルメディア・プラットフォーム上でがん予防の啓発活動を行う世界的コンペティションである#GetFit(健康になる)キャンペーンで外部から業界賞を獲得しています。#GetFitやその他のがん啓発活動の詳細については、こちらをご覧ください。

-以上-

GEヘルスケアについて

GEヘルスケアは、医療アクセス改善、品質向上、より求めやすい医療サービスの世界的な需要を満たすために、質的転換をもたらす医療技術とサービスを提供しています。GE(NYSE:GE)では、優秀な人材が優れた技術を通じて困難な課題に挑戦しながら、重要問題に取り組んでいます。医療画像技術、ソフトウエア・IT、患者モニタリング・診断から創薬、生物医薬品製造技術、機能改善ソリューションまで、GEヘルスケアは患者に優れた医療サービスを提供している医療専門家を支援しています。

当社の最新ニュースについては、http://newsroom.gehealthcare.comをご覧ください。

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Will Spiers
Global Public Relations Director
GE Healthcare
+44
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william.spiers@ge.com

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