医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 大塚製薬 新規抗精神病薬「ブレクスピプラゾール」の販売承認をFDAに申請

大塚製薬 新規抗精神病薬「ブレクスピプラゾール」の販売承認をFDAに申請

読了時間:約 48秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年07月22日 PM01:15

統合失調症単剤療法と大うつ病補助療法を適応症として

大塚製薬株式会社は7月14日、デンマークのH.ルンドベックA/Sと共に、米FDAに「(開発コード:OPC-34712)」の販売承認申請を7月11日付けで行ったと発表した。今回申請した適応症は、統合失調症単剤療法と大うつ病補助療法である。


この画像はイメージです

この承認申請は、6,500名以上が登録し、5,300名への投与を行った7つの臨床試験をもとに行われ、データが申請要件を満たすと評価された場合、正式な承認申請受理は今年9月に確認できるとみられている。

新しい作用機序を有する化合物

ブレクスピプラゾールは、大塚製薬が同社研究所で創製し、ルンドベック社と共同開発を進めている新規抗精神病薬。同剤は、ドパミンD2受容体及びセロトニン5HT1A受容体に強く結合してパーシャルアゴニストとして働き、セロトニン5HT2A受容体にはアンタゴニストとして働く「Serotonin-Dopamine Activity Modulator」と呼ばれる新しい作用機序を有する化合物である。

既存の統合失調症単剤療法や大うつ病の補助療法に比べ、優れた有効性と忍容性を提供できる精神疾患の治療薬を目指しているという。(浅見園子)

▼外部リンク
大塚製薬株式会社 ニュースリリース

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • アレセンサ、ALK陽性早期非小細胞肺がん初の術後補助療法でFDA承認-中外
  • 全身型重症筋無力症治療薬ヒフデュラ配合皮下注を発売-アルジェニクス
  • バビースモ、網膜色素線条P3試験で主要評価項目達成-中外
  • 婦人科疾患の診断や不妊治療に有用な免疫検査パネルを発売-シスメックスほか
  • 新型コロナの次世代 mRNA ワクチン「コスタイベ筋注用」、国内第Ⅲ相試験で既存オミクロン株対応2価ワクチンに対する優越性検証を達成-Meiji Seika ファルマ